2015年流行語大賞ノミネート「終われハラスメント(オワハラ)」とは

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コラム
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以前からちょくちょくハラスメント系の一覧と共に1つ1つをピックアップして掘り下げた記事を投稿してまいりましたが、「セクハラ」をはじめ、「パワハラ」や「モラハラ」など、一般に浸透しているハラスメント問題から、「レリジャスハラスメント」「レイシャルハラスメント」など日本ではあまり一般的ではない問題、「ドクターハラスメント」「ゼクシャルハラスメント」などの密かに話題となっている問題まで取り上げてきました。

そんな中「終われハラスメント」と言う言葉も耳にし、一覧には載せていましたが、あまり身近に感じなかったので今まで放置していました。しかし、ここにきてまさかの流行語大賞にノミネートされるほど今年のトレンドだとは私恥ずかしながら知りませんでした。

と言う事で、トレンドに乗っかっちゃおうと言うよこしまな考えが透けて見えますが、今回は「終われハラスメント」(通称オワハラ)についてのお話です。

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そもそも就活の流れが企業のわがまま

「終われハラスメント」通称オワハラは、就活中の学生に対する企業からの嫌がらせの事で、通常就活はいくつかの企業に面接してもらい、その中に第一希望の企業、第二希望の企業など少し言い方は悪いですが、滑り止めとして何社か入社試験を受けておくのがセオリーです。

大学や高校進学のための受験も同じく、第一希望の学校だけでは万が一落ちてしまった場合に浪人する事となってしまうのを回避するため滑り止めでより確実性の高い学校に受験するのが一般的です。よほど行きたいところがあるなら一校しか受けない受験生もいますが、浪人するよりは少しランクは落としてでも現役で合格した方が有利です。

なぜ進学する時に現役で合格した方が有利かと言うと、みなさんもご存知かと思いますが、就職する時に新卒と言い一度も浪人せず、一度も別の企業で働いた経験のない者を企業は優先して採用したいと言う思惑があります。

これはなぜかと言うと、自社の経営理念、会社の方針を教育しやすいからで、一度でも別の企業に勤めたことのある者やストレートに勉学に励み、卒業まで躓く事なく進んできた学生と言うのは基本的に遊びやアルバイトなど学業とは関係のない物に流される事なく過ごしてきたと言う事でもあります。

つまり、新卒と呼ばれる就活生は白いキャンパスのようなもので、会社の色に染めやすく使いやすいと言うのが企業側の本音です。浪人や別の企業に勤めたことのある者は、どうしても色がついたキャンパスになりがちです。そのため会社の色の染めづらく、企業としては使いづらい可能性があると言うわけです。

オワハラって結局何?

上記のような流れで就活は行われており、いかに自社の色に染めやすいか、その中でいかに優秀な人材を確保できるかが企業側には重要です。そのため、受験時のように滑り止め感覚で就活されると、企業側としてはせっかくいい人材を確保したと思ったのに自分の所は滑り止めで、本命は別にあったとしたら困るのです。

恋愛に例えてみるとわかりやすいでしょう。
あなたの事が好きですと告白してきた人が何人か居たとします。
でもその内1人に決めなければなりませんよね。

あなたはその中でどうしようか悩む人と、全くタイプじゃない人に分けられるかと思います。
そうするとこの人ならいいかなと思う人は言ったん仮採用として友達から始めましょうと言います。一方全然好みじゃない人にはごめんなさいと言い断ります。

採用した人の内特に気に入っていて本採用にしたい人がいて、確かめるためにも仮採用にしていたのに、やっぱ私あの人の方が好きと言い残し、あなたの元からいなくなってしまったとしたらショックですよね。

それを回避するために企業が行ったのが「オワハラ」なんです。
君採用するから今後は別の企業に面接など行かないようにと釘を刺しておき、より確実に自社で採用したいと言う気持ちがオワハラを生むのです。

先ほどの恋愛で例えるなら、告白してきた相手に対し、君の事は前向きに考えたい。そのかわり自分以外の人を見る事は許さない。と言うようなもので、入社まで1年近くもありその間にいろいろ変わる事もあるでしょう。それを拘束してしまうのがオワハラです。

君とは1年後にしか付き合えないけど前向きに検討したいから、その代わり他の人とは一切つるまないように。と言われたら正直どんなに好きでも若干冷めますよね。この人付き合ったとしてもすごい束縛するんじゃないかなと思いませんか?

オワハラの恐ろしさ

企業側はこれと同じような事をしており、就活生に対し他の企業の面接や入社試験を受けに行く事を許さないのです。ただでさえ企業側から求めるものは少なくありません。上記でも行ったように、ほとんどの企業は新卒採用の枠が多数を占め、中途採用の枠はとっても少ないです。日本の企業は一度入ってしまうともう抜け出す事は難しいのです。

正確に言うと、抜ける事は簡単ですが、新たなスタートを切る事は簡単ではありません。同じような待遇で新たなスタートを切るにはそれなりの実績やスキル、コネなども必要で、何も考えずに辞めてしまうとろくに仕事に就けないような恐ろしい世の中なのです。

未来にそんなことが待ち受けている事は多くの就活生が知っています。
そんな中企業側はうちが採用するから他は受けるなと言うのです。

これがどんなにひどい事かお分かりいただけるでしょうか。
つまり就活で失敗してしまうと未来まで失敗する事が決定してしまうような世の中で、入るまでに良く考え吟味して選ばなければいけない就職先すらもゆっくり選ばしてはくれないんです。

私は企業は人材を求めているのではなく、奴隷を求めているのではないかとすら感じてしまいます。
就活時から焦らし正常な判断ができないようにして、さらに簡単に辞めれない状況、そんな中働いていくと人は考える事をやめるでしょう。

それはつまり奴隷と同じです。
ただ目的もなく働き、その辺にチャンスは転がっているのにそれを拾うと言う考えも無くすほど色を染めるのが企業に勤める事ではないかとたまに思う事があります。

私はだからこそ企業に勤めてないのですが、そんな就活の土壌が良くなれば企業に勤める事のメリットも増え、素直にいいなと思うのですが。

これがオワハラの恐ろしさです。
流行語大賞を取れるかどうかはわかりませんが、知ってて損はしないワードだと思いますので頭の片隅にでも置いといてはいかがでしょうか。

ちなみに他の流行語大賞にノミネートされている言葉は。

「五郎丸ポーズ」「ルーティン」「安心してください穿いてますよ」「ラッスンゴレライ」「あったかいんだからぁ」「ラブライバー」「上級国民」「エンブレム」「爆買い」「アゴクイ」「福山ロス(ましゃロス)」「まいにち、修造!」「戦争法案」「アベ政権を許さない」「ドローン」「スーパームーン」

など今年の思い出がよみがえるようなワードがたくさんです。

個人的には「セカンドパートナー」の記事が意外に1番人気の記事となっていてビックリしてます。
その「セカンドパートナー」は個人的には流行語大賞なんですけど、候補にすら上がっていませんでした。

みなさんは今年流行ったなと感じる言葉はなんでしたか?
とりあえず私が1つだけ言えるのは「ラブライバー」は一度も言葉として使ったことがないと言う事です。

なおその他のハラスメントについては一体いくつあるの?かなり増えた「ハラスメント」のまとめこちらに一覧としてまとめてあるのでご覧ください。

それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。

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