みなさんは実力主義や成果主義と年功序列や職務主義どちらが良いと思いますか?
欧米などでは能力の高さや結果によって評価されることが多いと言われていますが、日本では年功序列や職務主義の方が多いです。
どちらにもメリットやデメリットがあります。
実力主義・結果主義と年功序列・職務主義
能力や成果を重視すると出来る人はどんどん上り詰めていくのに対して、あまり出来ない人はどんどん窮地に追い詰められていってしまい減給や最悪の場合解雇されてしまうことも。
一方で年功序列や職務主義は能力が高くなくても勤続年数が長ければ偉くなっていくこと、同じ職務・同じポストである限り評価は変わらないことなど実力以外の部分が評価につながり給料などにも影響してくることとなります。
結果が出せる人や能力のある人なら前者の方が良いですし、逆にあまり能力に自信がない人や結果以外のところが優秀な人の場合は後者の方が良いのかなと思います。
どちらも度合いが強すぎるとメリットデメリットが強く出るので人によっては不当な扱いを受けていると感じる人もいるかもしれません。
仕事が出来る人よりゴマすり上手の方が評価される?
日本の場合は年功序列や職務主義の場合が多くて、結果や能力の高さが評価につながりにくいと感じる場合があります。
この場合の評価とは給料のことです。
例えばまだ20代なのにめちゃくちゃ結果を出すエース的存在がいたとして、すごい結果を出すんだけど若いという理由によってあまり給料が増えないというようなこと。
もちろん結果を出した方が出世はしやすいと思いますし、出さないよりは出した方がその分評価はされると思います。
ただ結果を出せば出すほど評価が上がって給料も増えていくわけではないとうこと。
それによって頑張ってスキルを磨いて結果を出してもなかなか評価されていないと感じてしまいやる気が下がってしまう人もいるのではないかと思います。
一方であまり能力も高くなく結果もそれほど出ていないのに評価されやすい人がいます。
それがゴマすり上手な人。
コミュニケーション能力が高い人はそれほど高い結果が出せてなくても、それほど高いスキルがなくても評価されやすい傾向があるのではないかと思います。
縁の下の力持ちタイプは損
縁の下の力持ちタイプの方は基本的に損しやすいです。
なぜなら結果として反映されにくかったり努力が伝わりにくく目に留まりにくいから。
結果主義でも職務主義でもこの手のタイプは損な役回りになりがちで、わかる人にはわかるけどわからない人はわからないため人に恵まれないと評価されないどころか無能とレッテルを貼られる場合もあります。
それに加えていくら陰ながら周りのサポートをして助けていても、世渡り上手な人の方がサポートしている印象の方が強く残りやすく正当に評価をされにくいのです。
あなたがひそかに手伝ったことよりも、私手伝いますよアピールが大きい人の方が目立ちます。
人の記憶は案外雑なのでインパクトの強いことは記憶に残りやすく、インパクトの薄いことは忘れやすくなっています。
なので陰から支える縁の下の力持ちタイプは何もしてないように思われてしまうことも少なくありません。
では縁の下の力持ちタイプはどうすればいいのか
日本の社会が悪いとか、上司が無能だとかそういったことを変えることはとてもじゃないけど自分ひとりでどうにかできるような問題ではありません。
しかし、自分だけでもどうにか出来ることもあります。
例えば陰から支えることをやめてもっとサポートしていることをアピールすること。
単純に認識されてないから評価されていない可能性があるので、認識されるようアピールすることも正当な評価を受けるポイントのひとつとなります。
それからもっと周りのサポートが重要な仕事や、口先だけじゃやっていけない技術職のような仕事に転職するのもいいかもしれません。
縁の下の力持ちタイプが評価されにくく、口が上手い人が評価されやすい仕事から実務が重要な仕事に転職して環境を変えることも正当な評価を受けるポイントとなるのではないかと思います。
日本は年功序列や職務主義が多いとはいえスキルや結果を重視する仕事や会社もあります。
評価されない原因はコミュニケーション不足にあると思うので、コミュニケーションが重要な仕事や職場から結果や実力、こなした作業が重要な仕事や職場に変えるか、もっとコミュニケーションを取るように変えるかすることで評価されるようになるのではないかと思います。
周りを変えるよりも自分を変える方が簡単
他人と自分のどちらを変える方が簡単かと言うと圧倒的に自分を変えることの方が簡単です。
しかし、性格が簡単に変えられるわけではありません。
縁の下の力持ちタイプの人は大半がコミュニケーションが得意じゃない方だと思います。
元々の性格がそうなのかもしれませんし、なにか理由があってそうなったのかもしれません。
頑張ってコミュニケーションを取ろうとしてもうまくいかなかったりするのかもしれません。
もしコミュニケーションが苦手なら、自分なりのやり方で頑張ろうとせずコミュニケーションが上手な人から学びましょう。
本とか動画とかセミナーとか講師の方から学ぶと良いと思います。
ですが、どうしても苦手で難しいというのであれば無理に苦手に立ち向かうのではなくコミュニケーションが苦手でもやれそうなことを探すと良いのではないかと思います。
与えられた仕事をコツコツこなしていくような、ほとんど人と接することがない作業をこなすタイプの仕事にしてみるといいかもしれません。
人にはそれぞれ向き不向きがあります。
苦手を克服して立ち向かうことも素敵なことだと思いますが、苦手なことは苦であることが多いので無理せず自分が得意なこと、苦なく出来ることをやっていくのが良いのではないかと思います。
なかなか評価されないということはもしかしたら自分に合っていないのかもしれませんので、少し立ち止まって今一度見直してみることで見えてくることがあるかもしれません。
同じようなやり方でも過ごす場所によって評価が変わることもありますので変えれそうなところから変えてみると良いのではないかと思います。
逃げてばかりじゃいけないのかもしれませんが、不利な状況なのに逃げずにずっと留まることもよくないことなので時には撤退する勇気も必要なのではないかと思います。
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