テレビでも雑誌でもネットでも沖縄特集、沖縄推しはよく目にすると思います。
世間の沖縄ブームが始まったのはいつごろだったか。
少なくとも10年以上前からブームとなり、未だに「沖縄=楽園・リゾート」的なイメージが根強く、良い面ばかりが先行しているように感じます。
私は沖縄県民ではありますが、沖縄県が好きな部分はあるのですが嫌いでもあります。
沖縄のクソさ
地元や故郷を嫌いな人はあまりいないと思いますが、好きな理由なんてよくわからないですよね。
私もどこが好きなのかと聞かれても、特に何かがあるわけではありません。
- 故郷だからなのか
- 家族や親戚、友人や知人がいるからなのか
好きな理由は探せばいろいろあると思います。
しかし一般的な沖縄のイメージである「ゆったりとしていて温かい」などのイメージは正直そんなに感じていない部分だったりします。
考えても沖縄が好きな理由はパッと出てきませんが、嫌いな理由ならいくつか出てきます。
沖縄最高とか沖縄いいねなど、世間の沖縄推しに飽き飽きとし沖縄の良い所はもう聞き飽きた。
沖縄のクソな面とかなんかないのと思っている方や、沖縄が嫌いな人もいるでしょう。
今回は1人の県民として沖縄のクソな部分についてお話したいと思います。
1.海とゴルフレンジばかり
沖縄と言えば海。
こう考える人はとても多いと思います。
確かに海はかなり長い期間遊泳でき、いつでもマリンスポーツを楽しむことができます。
そして次に有名なのがゴルフ。
沖縄ではゴルフが盛んで、プロの試合もありますしゴルフをしに県外から来る人も多くいます。
しかし、逆に言えばこれしかないと言っても過言ではありません。
ゴルフや海が好きではない人にとっては娯楽が少ないと言えます。
観光施設などは1度は行っても何度も行くものでもないですし、来てみたらそんなに遊ぶところないなって思うかもしれません。
知り合いなど誰にも見られず会うことがなく開放感があると思います。
羽を伸ばせることは良いことなのですが、ずっとぼーっとするのももったいないですよね?
でも遊ぶのがゴルフレンジと海ぐらいしかないんですよね。
それ以外あまり大したレジャーはなくて、遊ぶところが少ないので長期滞在するなら何か沖縄ならではの習い事をしたりお酒が好きで酒場を回るぐらいしかすることがなくなってしまいます。
2.結構腹黒い
沖縄の人は優しいとか暖かいなどのイメージがあると思います。
それは間違いではありませんが、もしかしたら単に外面がいいだけかもしれません。
と言うのも沖縄って物理的に狭いのもそうなんですが、言ってもローカルで田舎です。
田舎ってやたら横のつながりがありますよね。
初めましての相手でもどこかでつながっていることが多いです。
例えば、話してみると友人の知り合いだったとか、兄弟の職場の先輩だったなど。
知り合いの知り合い率が結構高いゆえ、その辺の知らない人だからと言って適当な対応していると、あとから痛い目見ることにつながる可能性があります。
そのため外面は良くても実は腹黒い人もしばしば。
腹黒い人が悪いと言うわけではありませんし、そんなのどこにでもいるよと言うとは思いますが、沖縄だからみんな優しくて親切で温かい人と言うイメージは間違いだと言うことです。
沖縄にもクソな奴はいますし、気が小さいだけで良い人なわけではないこともあります。
ですので沖縄=良い人、優しい人というイメージでいると腹黒さや冷たさにギャップを感じてしまうこともあると思います。
3.同調圧力がウザい
沖縄と言えば成人式を思い浮かべる方も多いと思いますが、成人式で暴れたりヤンキーみたいな格好をしている人のほとんどが実は不良なわけではなく普通の人だったりします。
いわゆるマイルドヤンキーってやつで、沖縄はおそらく47都道府県の中でもマイルドヤンキー率が高い県なのではないかと思います。
マイルドヤンキーについては不良が減った変わりに増えつつある「マイルドヤンキー」とはこちらにてお話しているので細かい説明は割愛しますが、彼らの特徴である「絆」とか「仲間」みたいなマンガとかアニメ、具体的に言うと「ワンピース」のようなものを好みます。
絆とかつながりのようなものを人一倍求める傾向は「同調圧力」が強くなりがちです。
マイルドヤンキーに限らず、大人から子どもまで同調圧力が強く出ているように思います。
田舎特有のものかもしれないですが、それは暖かくて優しい人ばかりなイメージの沖縄にも当てはまるのです。
それが常識かどうかは別として仲間内での独自のルールとか常識があって、それから外れることを良しとしないところがあるので当たり障りのない付き合いができないと面倒に感じることもあると思います。
4.悪い意味でもゆるい
せかせかしてなくてリラックスできることがメリットな反面、引き締めなければならないことも緩い所があります。
例えば金銭面。
沖縄は全国的に見てもパチンコ屋が多い県です。
街をちょっと歩くとすぐパチンコ屋があります。
沖縄の人は多くの人がパチンコなどギャンブル好きな人が多いんですよね。
ただ好きなだけで自分のできる範囲内でやればいいのですが、お金を借りてまでやる人も少なくありません。
それからギャンブルだけではなく、お酒関係で散財する人も少なくありません。
そう言った金銭的な緩さもさることながら、異性関係が緩い人も。
南国や暖かい地域ほど開放的になると言われますが、金銭的な部分や性的にも開放的になるのでしょうか。
5.監視社会
沖縄に限らず田舎あるあるだと思いますが、「近所の仲が良くて人柄も暖かくて田舎って素敵よね」みたいに思う人もいるようです。
都会で言うところのタワマンの主婦みたいにあっちの〇〇さんの息子がどうとか、そっちの〇〇さんの娘がどうとか、お互いがお互いを監視し合っている監視社会だったりします。
下手に浪人や就活に失敗してバイト生活をしたり、ニートなんてなってしまえばあっちでもこっちでも噂になってしまいます。
沖縄も那覇市に来てみて案外都会じゃんと思う人もいるみたいですが、良くも悪くも田舎にありがちな横のつながりが強い社会なので窮屈に感じる人もいるのではないかと思います。
6.案外閉鎖的
沖縄の人って温かいし優しくていいよねと思われがちですが、何度も言うように表向きがいいだけで案外閉鎖的な社会です。
最初は「いちゃりばちょーでー」とか言って「一期一会」的なノリで接するんですが、そこから先本当に親密になるには簡単ではありません。
表面上はすぐ仲良くなりますが、本当に親密になるのは普通に時間が必要で最初のノリとは裏腹に信頼されるのはそれほど早くないのでギャップを感じてしまうこともあると思います。
すでに出来上がったコミュニティに入る場合は特に疎外感を味わうかもしれません。
最初の印象だけを持ち続けていると後で傷つく可能性があるので過度な期待をしすぎないようご注意ください。
7.経済的な問題
沖縄が抱える問題の中で最も大きなもののひとつが経済問題です。
基地問題の方が大きく取り上げられることが多いのであまり印象がないかもしれないですが、沖縄の貧困率は全国的に高く、特に子供の貧困率が県内ニュースなどでも取り上げられることがちょくちょくあります。
平成28年1月、沖縄県が全国に先駆けて実施した「子どもの貧困実態調査」により沖
縄の子どもの貧困率が29.9%と、全国の約2倍、3人に1人が貧困状態にあるという深
刻な結果が明らかとなりました。
こちらは沖縄県が出してる対策計画のPDFです。
貧困というワードは発展途上国などの食べ物がなく困っている人などを思い浮かべる方が多いと思いますが、実は貧困といっても2つに分けられて発展途上国のような貧困は「絶対的貧困」と言います。
絶対的貧困は本当に明日生きるのも大変なレベルの貧困のこと。
日本の場合は世界的にみても豊かな方なので「絶対的貧困」に当てはまる人は少ないですが、日本のような先進国でいう貧困は「相対的貧困」のことがほとんどです。
「絶対的貧困」というのはたとえば、食べ物がない、家がないなど人間としての最低限の生存条件を欠くような貧困のことを意味します。
一方で、「相対的貧困」は、簡単にいえば世帯の所得が、その国の全世帯の所得の中間値の半分に満たない状態のことを意味します。たとえば、日本では高校の進学率は90%を優に超えていますが、そのような状況のなかで、経済的な理由により高校へ進学できない状態は貧困であるといえるかと思います。
ではなぜこのようなことになっているのでしょうか。
問題はひとつではないと思いますし、鶏が先か卵が先かみたいなところはありますが、
- 学力全国ワースト
- 全国ワースト低収入
- 生活コストが高い
- ひとり親世帯が多い
このようなことから貧困率へとつながっているのではないかと思います。
また、この記事によると生活保護受給率が貧困率に比べて低すぎるとあります。

どれかひとつというわけではなくて、いくつもの問題が重なって貧困率など経済的問題を抱える人が多いのではないかと思います。
上記のような理由もあり沖縄では大学進学率が40%前後で、全国平均の55%前後と平均を下回っていることもあり、より格差が広がっている状況なのかもしれません。
おわりに
いざ書いてみると思ったよりもクソな部分が出てこなくて、沖縄だからクソなのかと言われるとそうでもないような微妙なところもありました。
ですが世間で言われる沖縄とは結構イメージが違う部分もあるのではないかと思います。
この記事で私が言いたいのは、沖縄だから良いとか〇〇だから悪いとか県民性や国民性などだけで決めつけられるようなものではないということです。
沖縄の人は確かに優しい人もいますし、そう感じる場面も多いことかと思います。
しかし沖縄の人だからといってみんながみんな優しいわけではありませんし、むしろ沖縄の人って結構短気で好戦的な人も多いですからね。
YouTubeで観たとある釣りの動画では安く吹っ掛けて釣った魚を買い取った疑惑などもあったりしました。
これはあくまで疑惑でしかありませんが、動画のコメント欄ではかなり荒れている状況でした。
この記事は数年前に書いた記事なのですが、コメントも何件かついていてみなさんのご意見を拝見させていただいてみて、私と同じく沖縄県民の方で沖縄が好きではないと言う方もいました。
県外から沖縄の方に仕事でやってきてひどい扱いを受けた方も見受けられ、差別的なことで嫌な気持ちになった人も少なからずいるということがわかりました。
こういったマイナス面が全てであると言うわけではありませんが、世の中良い人もいれば悪い人もいてそれは沖縄でも例外ではないということが伺えます。
こちらの記事では内容が内容だけにネガティブな意見が多いのですが、中には差別的なコメントやあまり言葉が良くないと感じられるコメントもこれまでいくつかありました。
私自身も言葉は悪くなってしまっていたので人のことをとやかく言える立場ではないのですが、差別的な発言などに関しましては申し訳ございませんがコメントとして載せられないと判断し削除させていただきました。
いろんなご意見あると思いますので、もしよければ差別的な発言などは控えてコメントをしていただけますと嬉しいです。
たくさんのコメントありがとうございます。