放送事故!?「高嶋ちさ子 VS 木下レオン」占いはインチキなのか

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エンタメ
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フジテレビで毎週水曜22時から放送されている「突然ですが占ってもいいですか?」にて、先日番組中にとんでもない修羅場をみせられました。

高嶋ちさ子 占い師から家族問題を指摘されるも「誰でも知っている」 - ライブドアニュース
20日放送の「突然ですが占ってもいいですか?」に、高嶋ちさ子が出演した。占い師に「辛い思いをされている」と言われ、「ネット情報ですか?」と質問。さらに、家族問題を指摘されるも「誰でも知ってること」などと反論していた

多くのメディアでネットニュースになるほど反響のあった回でしたが、視聴者の反応も賛否両論ありつつも結構話題になっている様子。

どちらかと言うと否定的な意見が多いように思いました。

目立った意見としては

  • ネットで調べただけだろ
  • 占いとかうさんくさい
  • 全然当たってない

といった感じの意見が多いように思いました。

一方で高嶋ちさ子さんの態度や言動に対しての意見や、端から占いを信じない姿勢に対する否定的な意見なども。

個人的にはこの回はちょっとおかしかったなと思う点と、逆に批判されてる部分に対してそれは違うかなって思ったところもあって”荒れた回”だったように思います。

結論から言うと、「言い方を間違えたこと」「占い師と高嶋ちさ子の相性が悪かったこと」。

でもちゃんとみたら、占いが外れていたわけではないように思いました。

なんで外れていなかったと思ったのか、その理由についてもう少し詳しくお話していきます。

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ネット情報で下調べ?

芸能人を占うと必ず出てくる問題が「それってネット情報?」という疑問。

一般人ならまだしも、芸能人は少し調べたらすぐに過去の情報や家族関係のことなどを調べることができるので、当たっていたとしても調べただけでしょ?と思われがちです。

番組でも早速「高嶋さんは占いを信じず、自分の力だけでやれるタイプだと思います。ただここ数年ご自身はすごく辛い思いをされている」と占い師の方から言われると、すぐさま「それネット情報ですか?」と問われました。

これがネットで調べたことだったのかはさておき、最初はジャブとして当たり障りのないことから話すのは占いのテクニックとしてあります。

ですが、文章上のやりとりならまだしも普通いきなり本題から言われても困惑させることが多いので、こういったところから徐々に段階を踏んでいくのは占いに限らず会話テクニックとしてやっているのかなとも思います。

占いへの懐疑心と言い間違えによる壁

そもそも占いは信じませんと高嶋ちさ子ご本人から最初に言われていました。

例えば幽霊を信じない人に心霊体験の話をしても信じないですよね?

幽霊は目に見えないものなのでまだしも、科学的な根拠のあることでも信じない人は信じませんし、統計的に結果が出ていることでも信じない人は信じません。

人それぞれ信じないなりの根拠は自分の中にあるのです。

まあ科学的な根拠があるものや統計でデータがはっきりしているものを信じないのはどうかと思いますが、占いは根拠としては乏しいものであることは否定できないので”信じない”というスタンスがダメなわけではないと思います。

疑って見ている人は減点思考

人は自分の考えが正しいと思いたいものです。

もちろん自分が間違っていると思わせて欲しいと考える人もいるんですが、それもある意味「自分が間違っている」と信じていて「自分が間違っているという考えが正しい」と思うからこそのもの。

今回の件では「占いは信じてません」と言っている人でした。

信じらない理由が自分の中にあって、その考えに基づいて占いを見るため”間違っていること”に目が向きやすい状態となっているのではないかと思います。

ちょっとした言い間違えが大きなズレになる

最初は占いへの不信感だけだったものが、実際に自分が占わる中でちょっとした言い間違いや、自分が感じている事実と異なること。

占いを信じる人よりも、信じない人の方が感じ方の差が大きくなってしまうのです。

言い換えると”敏感”になりやすいとも言えます。

「お金のバランスが良い」

今回の放送では木下レオンさんが「高嶋さんはお金のバランス感覚が良い」と言ったことが大きかったと思います。

あとで言いなおしてはいたものの、高嶋さんが言うように浪費家なのに「お金のバランス感覚が良い」という表現はマッチしていませんよね?

これは木下さんのミスだと思いました。

だけど、一応私も占いをするので肯定できる部分もあるなと思っています。

タロット的に考えた太陽の虎

木下レオンさんは独自の占術を使うとのことですが、四柱推命や占星術に神通力を加えたオリジナルの占術と紹介されています。

その占術によると高嶋ちさ子さんは「太陽の虎」とおっしゃっていました。

私はタロットのことぐらいしかわりませんが、タロットの太陽と言えば「幸福・成功・活力」を暗示するカードです。

虎は相手が来るのをじっと待つハンター

虎は獲物をじっと待って飛びつくハンターです。

しかし、太陽は活力を暗示しとてもエネルギッシュな意味を持つため、じっと待ってなんかいないでガンガン自分から攻めていく”動く虎”と言っていたのは腑に落ちます。

一方問題の「お金のバランス」は、太陽は幸福や成功を暗示するため金運は良いと言えそうですが、それは番組でも語られたように”お金を稼ぐ”という意味での金運の良さなのかなと思います。

火は燃料がなければならない

太陽ってものすごい燃えてる星です。

火は何かを生み出したり作るときに大変役立つものなのですが、使い方を間違えるとすべてを灰にしてしまう危険性も持っています。

その特徴が浪費ということなのかなと思います。

多くの物を生み出すけど消費も激しい

太陽の恵みは多くの物を生み出し、生命にとってなくてはならないものです。

しかし、太陽はその分多くのものを奪っていきます。

お金をたくさん稼ぐけど、たくさん稼ぐためのエネルギーとして同じぐらいの消費をしていると読むことができるのかなと思います。

これから家族の問題に注意?

番組中にピリッとした空気になったのがここでした。

木下さんの占いによると「これから本格的に家族の問題が出てきてキツくなる」のだとか。

そこで「家族って誰の事?子ども?実家?、私の実家にはやっかいな人はいない」と問いかけたところ、「子どもと実家両方」だと木下さんは答えました。

「もっと具体的にどういうこと?」と言ったところでヒートアップしはじめ、

「お姉ちゃんがダウン症であることはテレビでもよく話していることだ」

「最初から先生が言っていることはお姉ちゃんのことだってわかってる」

「でも私はお姉ちゃんのことを負担だとは全く思ってないし、生まれたときから自分はお姉ちゃんを支えるために生まれてきたのだと思っている」

とまくしたて、「お姉ちゃんのことではない」と答えるも「じゃあなんですか?」と追及します。

高嶋さんの熱に当てられたのか、木下さんの方も「未来の話なので、わかんないじゃないですか今話しても」と熱の入った言葉になっていました。

ここをはぐらかしたと捉えるか、そのあとの発言につなげるよう一旦制するためだったのか、どう捉えるかは難しいところでした。

しかしその後すぐに、「だから今僕が言っているのはこれから(高嶋が)手を抜く時期が来る」「その時に止まるので」「メンタルが強そうでいて弱いので気を付けた方がいい」と。

この占いで何が言いたかったのか

つまり、「これから家族の問題によりメンタル面が弱る時期が来る。その時が来ても決して止まってはいけない。」そう言っているのかなと思いました。

確かに「お金のバランス感覚が良い」などとちょっと違うなと思うところもあったと思います。

ですが、”家族のことで苦労することが多い”ことや”止まったらダメな人だ”ということは割と序盤の方から話していたことで、ネットや事前情報で語っているのだとしても反発するほどのことではないはず。

思い当たるところがあって、自分でもわかっていて気を付けているのなら今後も気を抜かずに続ければいいだけの話なのです。

番組中に高嶋さんご自身から「そろそろ楽したい」と言っていたのもありますから、おそらく止まりたくなってしまう自覚はあるのではないかと思います。

何が原因で止まってしまうのかはわかりませんが、何かあったとしても止まらずに動き続けることをより強く意識づけるきっかけになって、それにより弱ってしまうことを回避することができるのならいいのではないでしょうか。

やや不自然な形で別の占いへと移ったため、いろいろと勘ぐってしまうところもありますけど、個人的には確かに間違ったところはあったかもしれないけど外れているとは思いませんでした。

とはいえ未来がどうなっていくかはこれからわかることなので外れていないとは言えませんが、言葉ひとつで印象は変わるし、自分の捉え方と他人の捉え方は違うこともあるので、占いを信じるも信じないもより良い方向に進む小さなきっかけになれば良いのかなと思います。

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