人は日々自分の欠点をなくし、より完璧に近づこうと努力する生き物だと思います。
女性なら多くの方がダイエットに少なからず関心があり、体系をより良くするため奮闘し男性なら少なからず自分の肉体をより良くするため適度に運動しています。
体形などの外見だけではなく内面を磨く人も多くいます。
自立するために人に甘えず自分で解決できるように勉強したり、自分の弱い部分を改善するよう努力します。
しかしその反面、より完璧に近づくためにストイックに努力し完璧な自分になったのに、逆に人から好かれるどころか敬遠されることがあります。
欠点がないのに人から好かれないなんて、自分磨きをしてきた人にとって理解しがたいことだと思います。
ではなぜ人は完璧すぎる人を敬遠しがちになるのでしょうか。
今回は完璧すぎる人がモテない理由についてお話したいと思います。
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非の打ちどころのない完璧な人が敬遠される理由とは
それでは早速以下の5つの理由を見ていきましょう。
1.自分が酷く劣っているように感じてしまう
あまりに完璧な人が近くにいると、その人に比べて自分はダメだ。自分はこんなこともできない。自分とは住む世界が違う。
などと相手と比べて自分が劣っていることに目が生きます。
別にそんなに気にするほどのことでもないような些細なことでも気になってしまい、自分がダメなんだと思い込んでしまいます。
完璧すぎる人は眩しすぎて自分の汚さが浮かび上がって見えるのです。
そのため完璧すぎる人は近づきがたいと思われてしまい敬遠されることになってしまうのです。
2.嫉妬
反対に完璧すぎる人が羨ましすぎて妬む人もいます。
自分がダメだと思い込まない代わりに、相手の粗を探したり難癖付けて下げようとします。
その理由も相手と比べて自分がまるでゴミのように思えてしまい、それを認める事ができずに相手を批判することで何とか自分を保っていると言うことが伺えます。
みんなの憧れは、逆に言えばみんなの嫉妬の対象でもあるので敬遠されがちなんだと言えるでしょう。
3.疲れる
単純に完璧な人といるとエネルギッシュでストイックな所が相手から強制されているような気がして疲れてしまうと言うこともあるでしょう。
例えるなら同じ車でも、燃料が多い方はより遠くまで走ることができますが、燃料が少ない方は当然短い距離しか走れません。
燃料が少ない方は普段から燃費をよくするために工夫して走りますが、燃料が多い方は考えなしに走っても特に問題はありませんよね。
さらに燃料のみならず使っているエンジンやタイヤなどパーツも違っていればより大きな差が生まれることでしょう。
それが完璧すぎる人と一緒にいると疲れてしまう原因だと言えるのではないでしょうか。
いくら素晴らしい人でも一緒にいて疲れる人とはあまり一緒にいたいとは思いませんので、完璧すぎると敬遠されることになってしまうのだと思います。
4.住む世界が違いすぎる
例えばジャニーズのファンは、そのタレントのことが本当に好きではあると思いますが、本気で付き合いたいとか結婚したいとは思いませんよね。
チャンスがあればとは思うかもしれませんが、そもそもチャンスを作らければなりません。
タレントなどはまたちょっと違うケースではありますが、完璧すぎる人にも同じようなことが言えます。
どちらも住む世界が違いすぎて、仮にチャンスがあっても実感がわかないと思います。
あなたが好きな芸能人が目の前にいて、好きだと言っても何のドッキリかと疑いますよね。
それと同じで住む世界が違いすぎるとお近づきになりたいとすら思えないと言うことから逆にモテないのではないかと思います。
5.不完全なものに惹かれる心理
人は完璧なものよりも不完全なものを記憶します。
例えば失敗した事はいつまで経っても覚えているのに成功したことは適当にしか覚えていませんよね。
このような現象を「ツァイガルニク効果」と言います。
さらに人は完璧を求めるように見えて、完璧じゃないものに惹かれます。
女性の裸よりも、水着やボディラインがハッキリ出る服装に惹かれたり、整形して完璧な顔にするよりも若干崩れた顔の方を好みます。
美人は三日で飽きてブスは三日でなれると良く言いますよね。
完璧すぎる人がモテない理由は「人は不完全なものに惹かれるから」であると言えるでしょう。
人は完全を求めますが、それはあくまで完全にさせる過程を大事にしているのかもしれませんね。
おわりに
以上が完璧な人がモテない理由でしたがいかがでしたでしょうか。
納得いただけましたか?
今回5つほどお話しましたが、本当は最後の「ツァイガルニク効果」で全て片づけることもできるのですが、これだけ言われても私はあまり納得できなかったので、その他にも4つ付け足しました。
他の4つは、実際完璧な人がいたとしたらと想像して書いたものとなっていますので、あまり参考にはならないかもしれませんね。
それは個人の捉え方もあるので仕方がありませんが、私がこの記事で言いたかったのは、人は完璧になろうと求めますが、なぜ完璧になろうと思うのでしょうか。
人から嫌われたくない、人に好かれたい、人に頼られたいなど誰かに認めて欲しいからではないでしょうか。
それなのに苦しんだ先にある完全は、人に好かれないものだとしたら目的は達成されませんよね。
ですから完璧なんて求めなくていいのです。
人に好かれたい、認められたいと思うならむしろ不完全である方が魅力的です。
綺麗に着飾った人よりも、Tシャツにジーパンの人の方が魅力的だと思いませんか?
これは極端な例ですが、ちょっとぐらい欠点がある方が人間味があっていいのではないでしょうか。
少なくとも私はそう思います。
それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。
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