よくテレビや本で心理テクニックを使って女を落とす方法とか、男を落とす方法みたいなやつありますよね。
有名なのはミラーリングと言うテクニックで、相手と同じタイミングで同じことをするまるで鏡写しのようにすることで、親近感が得られ親密になれるとか言うやつ。
人は確かに共通点が多い人に親近感を覚えます。
例えば同じ地元、同じ学校、同じ会社などで仲間意識が芽生えたり、同窓会などで恋に発展するのも同様の効果があるからでもあります。
また、同じ趣味、同じ好き嫌い、同じ思考なども親近感が湧きますよね。
これらと同じく行動が似ている人や、見た目が似ていることでも人は親近感を覚えます。
それを利用したのがミラーリングと言う心理テクニックなんですが、これはなにも良いことばかりではありません。
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みなさん誰しも1度は経験したことがあると思いますが、人に真似されて嫌だと思ったことありますよね?
持ち物や服装など、人に真似されて嫌悪感を感じるのはもちろん人は真似されるどころかかぶっただけでもいい気はしません。
もしあなたが友人と待ち合わせているとき、友人や同じ待ち合わせ場所で待ち合わせている他人と服装がかぶったとしたら恐らくその服はもう2度と着ることはないのではないでしょうか。
このように、人は真似されていることを意識すると途端に嫌な気持ちになってしまいます。
ミラーリングも相手に真似されていることがバレてしまうと、親近感が得られるどころか相手から嫌われてしまうのです。
これは他の心理テクニックについても同じで、相手をコントロールしようとして心理テクニックを使おうとするのは、相手にコントロールしようとしている事がバレてしまうリスクがあり、素人が下手に心理テクニックを使ってコントロールしようとすると逆に相手から避けられてしまうことになる可能性があります。
便宜上素人と表現していますが、心理学者やカウンセラーなどの人の心理を熟知しているような人でもそれは同じです。
人が人をコントロールしようとすること自体が自分のエゴを相手に押し付けているのと同じことなのです。
ですから心理テクニックを使おうとしていては相手に好かれるどころか嫌われてしまいかねません。
これらのテクニックのほとんどは自然にやらなければ逆効果となってしまうのです。
中には器用にできる人もいますが、誰でも簡単にできることではありません。
私は下手に心理テクニックを使うことはおすすめしません。
ではどうやったら相手に好かれるのかと言いますと。
相手に好かれるには、自分が相手を好きでいることです。
感情は感情でしか動かせません。
そこに余計なものを加えると、変な方に動いてしまい後でとんでもないことになってしまう恐れがあります。
もし相手に好かれたいのであれば、あなたは相手のことを好きでいなければなりません。
下手にコントロールしようとするのではなく、素直に感情を出すことこそミラーリングのように相手も鏡となって返してくるのではないでしょうか。
心理テクニックは、うまく活用すればコミュニケーションを上手に取ることができ、人生を豊かにするものですが、どんなテクニックも練習しなければただの付け焼刃です。
テクニックだけ覚えて料理をしようとしても、あまりうまくはいかないように。
心理テクニックも本で読んだからと言って練習しなければむしろ逆効果となってしまうのです。
心理テクニックを使うなというわけではありませんが、本当に活用していきたいのならちゃんと練習して行わなければなりません。
みなさんもこう言った心理テクニックで失敗しないように練習するかどうか十分注意して行うようにご注意ください。
せっかくのチャンスも潰してしまうかもしれませんから。
それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。
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