現代人はジャイアンを少し見習うべき

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コラム
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みなさんはジャイアンと聞くとどんな印象を持つでしょうか。

おこりんぼうですぐ手が出るいじめっ子。 とても頼りになるガキ大将。 自分勝手で強引。

などちょっとめんどくさい印象があるジャイアンですが、ジャイアンの有名なセリフと言えばなにを思い浮かべますか?

やっぱりジャイアンと言えばあれですよね。
「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」ですよね。

この有名なセリフ、一見ただの強引で自分勝手なやつのように思えますし、実際多くの場合のび太に対する嫌がらせとして使われることの多いセリフですが、元々はそんな悪者的なセリフではなくとっても優しい真のガキ大将なセリフであることをご存知でしょうか。

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知ってる人も多いと思いますが実はこのセリフ、小学校の入学式のとき、ひょんなことからのび太がランドセルがトラックの荷台に落ちてしまい、あわててトラックを追いかけ探したものの見つからずに途方に暮れていました。

すると颯爽と現れたジャイアンがたまたまトラックに乗っかったのび太のランドセルを取って上げ、のび太に渡します。

このとき言ったのがこの言葉。
「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」だったのです。
いつも横暴なジャイアンですが、実はとても優しい心の持ち主なのです。

それと映画のときもジャイアンはいいやつになります。
この現象を「ジャイアンの法則」と言います。

これは冷たい世の中である現代の日本に足りていない心意気なのではないでしょうか。

例えば私が見てきたことで、日本人は外国人が道を尋ねて来たとき英語が話せないからと避ける所があります。

逆の立場で考えてみてください。
異国の地で右も左もわからないとき、誰かに道を尋ねたいと思って道行く人に尋ねようとしたら避けられたらどんな気持ちになるでしょうか。

道を尋ねる方も言葉が通じないことはわかっていて話しかけています。
それでも何か手掛かりがあるかもしれないと期待を込めて訪ねているのです。

そんなとききっとジャイアンならこうするでしょう。

身振り手振りで片言の英語を交えて教える、または潔くわからないと言うでしょう。

わからなければわからないでいいのです。
1番寂しく思うのが無視して避けることです。
それだけはたとえ言葉が通じなくても伝わります。

これは外国人に対してだけではありません。

同じ日本人に対しても見て見ぬふりをしてしまうこともあります。

いきなり知らない人が困っているのを助けろとは言いません。
むしろいきなり知らない人に親切にされれば警戒する人もいるでしょう。
しかし友人や知人など身近な人が困っているとき知らんふりをするのはいかがなものでしょうか。

ジャイアンはのび太にだけこうするのではありません。
仮にスネ夫が困っていても助けるでしょう。
しずかちゃんが困っていても助けるでしょう。

なぜなら「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」だからです。

この言葉が意味するのは、なにも「物」だけではありません。
この言葉の真の意味は、お前のもの。
つまりお前が悩んでいるものや困っているものは俺のものでもあると言うことなのです。

確かにジャイアンは横暴な所もあります。
しかし、そんなジャイアンのような気概を持つ人は多くはありません。

少しくらい横暴でも人の悩みや困っていることを親身になって考えられる気概を持つジャイアンを見習うべきなのではないでしょうか。

本当はみんな心の中には秘めているはずです。
その秘めた思いを少し外に出してみてはいかがでしょうか。
それではまた。

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