長いものに巻かれろと言うことわざがあります。
その意味は、「力のある者には従った方がいいよ」と言う中国から伝わったとされるありがた~いお言葉。
一説によると中国の伝説で、ある猟師がゾウの鼻に巻かれて運ばれている所に獅子が表れました。
猟師はその獅子を持っていた弓矢で射抜いたところゾウがゾウの墓場に猟師を連れて行きました。
するとそこには象牙がたくさんあり猟師は大儲けしたと言う古くから伝わる伝説が元となっているとかいないとか。
長いものと言うのはゾウの鼻、つまり力のある者を表していることから権力者などには逆らわず従っていた方がいいよと言う例えになったと言われています。
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それはそうと、世間では長いものに巻かれることを良しとしない人もいます。
理由はそれぞれあると思いますが、一般的に日本の場合権力者が悪と言う考えが根付いているからなのかなと思います。
しかし、権力者がすべて悪なわけではありません。
当然悪もいるとは思いますが、庶民だって悪もいれば善もいるはず。
こうだからこうと決めつけるのはちょっと強引かなと思うのです。
とはいえこの考えはかなり根強いようで、長いものに巻かれるスネ夫的なタイプの人は大体嫌われます。
むしろジャイアンのような力のある者よりもスネ夫の方が嫌われることが多いような気がするほど。
確かにスネ夫タイプはまさに虎の威を借る狐で、自分の力でもないくせにまるで自分まで強くなったかのように気が大きくなり調子に乗りがちですからウザいなと思うのもわからなくもありません。
ですがそれが嫌いだからと言って長いものに巻かれず自分だけでどうにかしようとするのは間違いかもしれません。
それで成功する人もいるかもしれませんが、成功する可能性が高いのはやっぱり長いものに巻かれた方。
例えば高卒でも頑張れば収入が良くなることはあっても、大卒の方が収入が良くなる可能性が上がります。
同じ大卒でも東大と地方のどこにでもあるような大学とを比べれば、そりゃあ東大の方が収入が高くなる可能性がありますよね。
大学のランクも長いものの1つです。
他にも会社も大企業と小さい会社とではローンの組みやすさが違ってくるなど待遇の違いが顕著に表れると思います。
このように長いものには巻かれていた方が良いことはたくさんあります。
権力に逆らって生きるのはカッコいいと思うかもしれませんが、自分が生きづらくなってしまうだけなのでできるなら長いものには巻かれた方が良いのではないかと思います。
まあ自分の人生ですから自分の好きなように生きることが1番なので必ずそうした方が良いとは言えませんが。
それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。
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