自分では認めたくない自分「シャドウ」について

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人生
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みなさんには自分では認めたくない自分が存在している事を認識してますか?
こう言われてもなんのこっちゃと思うかもしれませんが、自分がなりたくないなと思う自分と言えば伝わりやすいかと思います。

なりたくない自分、認めたくない自分の事をユング心理学では「シャドウ」と言います。
先日は、ユング心理学の「ペルソナ」についてお話したので、今回は同じくユング心理学から「シャドウ」についてのお話をしたいと思います。

ちなみに前回の記事はこちら八方美人は上手なペルソナの使い方とも言える

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シャドウとは

上記でも説明したように、自分では認めたくない自分の事を「シャドウ」と呼びますが、そもそもシャドウとは何なのかについて説明していきます。

シャドウとは誰もが持つ「影」の事で、人はそれぞれ自分では認めたくない自分を持ちます。
認めたくない気持ちが強いほど影は濃くなりその影響力は強くなります。

シャドウの影響力が強くなると、あなたの人付き合いにも悪い影響が出てしまい、自分の心が原因で強いストレスを受けてしまい、自分で自分を壊してしまう事もあります。

そうならないためには、まず自分のシャドウを知る事が重要です。
人には必ず「光と影」の両面を持ちます。

「光」がペルソナだとすれば、「影」がシャドウです。
両面を知る事で、自分を知り、自分を知る事で人付き合いや自分との付き合い方を知る事ができます。

人生の大部分は人との関わりであり、人と関わるためには自分を知らなければなりません。
それでは次に、自分のシャドウを知る方法についてお話していきます。

自分の影「シャドウ」を知る方法

私たちが自分のシャドウを知ろうと思っても、認めたくない自分なのですから、あまり表だって出てくるような物でもありません。

それではどうすれば知る事ができるのでしょうか。
その方法とは、他人と言う鏡を通して知る事ができます。

どうも気に入らない人っていますよね。
例えば、チャラチャラしてて、軽い男が嫌いだったとします。

その人は、本当は自分もチャラチャラしたいと思っている自分がいて、でもそれではいけないと思い抑えています。
それを他人と言う鏡を通してみる事で、嫌悪感を覚えます。

つまり、シャドウを知るには、人を見ればいいのです。

他人に対してなぜかわからないような、嫌な気持ちを持つのは自分の中にある抑えている影の自分を見て嫌な気持ちになっているのです。
これを「投影」と言います。

このように、他人を通して自分のシャドウを知る事ができる事がおわかりいただけたかと思います。
次に、シャドウとの付き合い方についてお話します。

シャドウとの付き合い方

自分の影となる部分を人に投影してみる事で、嫌な気持ちを味わっているとお話しました。
逆に言えば、自分のシャドウを認める事で、投影していた相手に嫌な気持ちを抱かないと言う事でもあります。

嫌な自分や、嫌いな自分を認めるだけで人に対してイライラしたり、嫌な気持ちにならないので、ストレスの軽減にもつながり、人付き合いの幅を広げる事にもなります。

ですが、そんな簡単には認められないからこそ心の奥に抑え込んでいたのです。
口で言うのは簡単でも、認めたくない自分を認めるのはかなり難しくすぐには解決できない問題です。

シャドウを認めるためには様々な方法がありますが、その1つにコンプレックスの克服があります。

シャドウとコンプレックスには近い関係性があり、コンプレックスがあるため影となっている事もあります。

コンプレックスの克服が自分の影を認める事につながるケースもありますので、「コンプレックス」を克服するために必要な事こちらを参考にしてみてください。

それから、シャドウは自分の考えが固まっている事によって抑え込まれている自分でもあります。

例えば、健康を謳っている人が、ファストフードを食べてはいけないなどと考える人がいますが、確かに毎日食べるのは良くないかもしれませんが、たまに食べるぐらいいいのではないでしょうか。

これをダメだと決めつけているのは他でもない自分です。
このような、常識などは自分の凝り固まった考えに他ならないのです。

つまり、自分の影と向き合うためには、固まった頭をほぐす事も効果的です。
それには柔軟な発想を得るために頭を柔らかくする方法こちらをぜひ参考にしてみてください。

まとめ

シャドウとは、自分が作り出したイメージや世間体などで抑え込んでいる本当の自分です。
自分で作り出した偏見で、人を嫌いになったり、自分で自分の首を絞めている事につながっていて、実に愚かな行為と言えます。

正義も悪も自分が作り出した、信じたい事と信じたくない事で、本当はどちらが良いとか悪いと言う事はありません。

その本質を理解しなければ、人は苦しみや悲しみなどの負の感情から逃れる事はできないのではないでしょうか。

もし、あなたがその呪縛から解き放たれたいと願うなら、自分の心と向き合い、本当の自分を認めましょう。
そのために、常識に捕らわれない考え、コンプレックスを克服する事など、自分との対話が必要です。

人の事を、あいつはああだとかこいつはこうだと、批難している場合ではありません。
そんな暇があれば、自分と対話し、自分と向き合う方がよっぽど建設的で、前に進むことができると思います。

とは言え、私たちは人間ですから、間違いを犯す事もあります。
たまに人の悪口を言ったり、環境のせいにしたりと何かの責任にしたがります。

たまにそう言った事はあっても、またやり直したり新しく始めればいいのではないかと思います。

最も愚かで、最も生産性のない者は、私が思うには、自分には無理だとかもう遅いとか言って、自分の事を棚に上げて批判ばかりしている人ではないかと思います。

批判ばかりしていると言う事は、自分のシャドウを認められていないと言う事であり、そして自分の中にあるシャドウを認められていないということすらも認めないと言っているからです。

つまり、何の生産性もない人間だと言えます。
消費ばかりするという事は、その人達が言う、ニートやホームレスなどと違いはありません。

もしこれを見て変わろうと思ったなら、今からでも遅くはありませんし、そう感じた時点ですでに変わり始めているという事です。

わたしのブログでも、本やよそのブログでもいろんなところにヒントは転がっています。
あなたが意識さえしていれば、チャンスもヒントもそこら中に転がっているのです。

私から言えるのは、意識する事を止めない事が大切だと言う事です。
それでは今回は以上です。
また次回お楽しみに。

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