成功しても褒められても自分がすごいとは思えない理由

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コラム
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私は普段から自己評価が低いのか、人から褒められたり何かで成功したりしてもそれが自分の力とは思えず、たまたま運が良かっただけとか周りが良かっただけと考えるタイプなんですね。

上には上がいるしむしろ自分なんかまだまだ何もかもが足りていない、むしろ自分は出来る風を装った嘘つきだと言う風に考え素直に人からの賞賛を受け取ることができないんです。

これは謙遜しているとかそういうことじゃなくて、本当に自分がすごいとは思えないんですよね。

こういう感覚ってみなさんにもありますか?

最近たまたま知ったんですが、実はこれ特に女性の成功者の方によく見られる心理なのだそう。

この心理状態のことを「インポスター症候群(Impostor syndrome)」と言います。

別名「ペテン師症候群」または「詐欺師症候群」などとも言われるそうで、自分の達成を内面的に肯定できず自分は詐欺師であるなどと感じる特徴があるのだそうです。(参照ウィキペディア)

インポスター症候群の特徴としては前途した通り、自分の成功や達成を素直に実力であると受け取ることができず運に過ぎない、自分には過ぎたるものであると考えてしまう特徴があります。

失敗を極端に恐れたり、自分の無能さがいつ周囲にバレてしまうのかとびくびくしていたり、自己評価が低く評価されることに喜びを感じるどころか不安を感じてしまうなどの症状があります。

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インポスター症候群の人は「自分なんて」というような口癖を持つことがあると言います。

なぜこのような状態になってしまうのかについては育ってきた環境や何か大きなトラウマがあるなど理由は様々のようですが、自分が成長したり成功することによって周りから叩かれたり妬まれたり自己犠牲を強いられたりしてきたことが原因となっていることがあるのだそうです。

社会的な風潮の1つとして「出る杭は打たれる」という風潮があります。

恐らく成功者の方にインポスター症候群が多いとされているのは成功者の方は妬まれやすく、目立つことによって叩かれてきたことから自分はすごくなんかないと自分で自分のことを抑えつけてしまっているのかと思います。

また女性に多い理由としては、女性が社会進出してきているのは割と最近の話です。

昔女性の社長の方とお話させていただく機会があったのですが、その女性の方は女が社会でのし上がるには相当な苦労があると言う風に仰っていました。

例えば女性というだけでお酌をしたり気を配るのは当たり前で、時にはセクハラされることもあり嫌でも我慢しなければ出世どころか仕事を回してもらえないというようなこともあると言います。

今はもう違うかもしれませんが、当時はまだセクハラという言葉はあってもパワハラという言葉はあまり聞きませんでしたし、セクハラも一般的にお尻を触るとかスケベな言葉を言うようなことと言う認識が強かった印象です。

セクハラは今よりもより具体的で直接的なものだったように思います。

それから女性は一歩引いて男性を立てるのが良い女という昔ながらの考えがあって、最近でこそあまりなくなってきているものの私の世代でもまだまだそのようなイメージは残っていました。

少し前までは女性は自分を抑えておしとやかでなければならないという固定概念が女性のインポスター症候群が多い理由の1つなのではないかと思います。

もしこのような特徴に覚えのある人がいるのなら、もしかしたらあなたもインポスター症候群の可能性があります。

ですがあまり恐れないでいてください。

もし仮にインポスター症候群だとしても、今から急に何かが変わるわけではありません。

むしろそうかもしれないと感じたことは大きな一歩となるはずです。

今まではただのネガティブ思考で性格にすぎないと思っていた特徴は、実はこのような症状だとわかっただけでも意味があります。

まずこれを改善するには自覚することが大事です。

なぜなら自分の状態を把握することができれば、そこからどうすれば良いのかを考えることができるからです。

知ることができたら自己肯定感を上げられるようにしていくと良いのではないかと思います。

恐らく1人では難しいので周囲の協力が大事になってくると思います。

友人や家族では難しいかもしれませんが、心療内科などでカウンセリングを受けてみるのも良いですね。

もしどうしても自分の力でどうにかしたいと思う方は、自分を褒めるようにすること、成功した要因・褒められた要因を運や周りの力で片づけるのではなく自分の力でやってきたことを紙に書くなどして目に見える形で残すようにしてみると良いと思います。

そして最後に私を含め同じようなお気持ちでおられる方に伝えたいのは、運とは言いますが運も実力の内です。

ボクシングにはラッキーパンチというものがありますが、ボクシングの世界ではそれは確かにたまたま良いところに当たっただけなのかもしれないけどそれがたまたま当たったのは日々のたゆまぬ努力であり、これまで降ってきた拳の練習の成果であると考えられているんだそうです。

つまり運というのは常日頃からやってきたことだからこそ適切なフォームで、適切な力で、意識せずとも出せるぐらいにまでやってきたからこそのものであると言うことです。

だからこそ運だと言ってもそれは実力の内なんですね。

私もあまり自分の成功を素直に受け止めることができないタイプの人間ですが、ちょっとずつ自分を信じていきたいと思います。

みなさんもあまり自分を信じることができず、中には不安を抱えている方もいらっしゃるとは思いますが何もない人には誰も褒めたり感謝したりすることはありません。

成功は何かやったからこそのものですので自分も周りも、ちょっとずつで良いと思うので信じてみてくださいね。

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