日本企業はいい加減社員に対する考え方を改めるべき

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コラム
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日本は治安が良く、街も綺麗で豊かな国です。

食べ物は弁当が1つ200円程度で売っていたり、500円もあればお腹いっぱい食べることができ、最悪ホームレスになっても廃棄弁当などをもらって食べることができます。

日本という国では食料が溢れていて健康などを考えなければ食うのには困らない国であると言えると思います。

それに海外などと違って凶悪な犯罪も多くはなくて、比較的マナーや治安が良い国なのでとても安心できる国だと思います。

しかし、そんな楽園のような国にも闇はあります。

その1つが労働。

日本は先進国の中でもGDP成長率が低いとされていて、数十年後には先進国ではなくなるんじゃないかと言われるほど。

しかし、日本人は世界でも割と働き者な部類で、長時間労働や有休などの休日消化率の少なさが目立ちます。

それなのになぜGDPは伸びないのでしょうか?

その理由に無駄な時間が多いことがよく指摘されます。

例えば日本は無駄な書類が多いと言われることがあります。

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企画会議では通るかわからない企画を4つも5つも考え、そのすべてを書類にまとめあげます。

それに加えときにはパワーポイントなどのスライドショーまで作成するのですが、実際通る企画は1つあるかないか。

当然通らないこともあって、通らなかった分の企画書やスライドショーは全部無駄になるわけです。

備えあれば患いなしとは言いますが、備えすぎて無駄な時間が生まれてしまっては意味がありません。

仮に無駄になった企画も別の機会にチャンスがあるのならマシなのにほとんどの場合一回きりでお蔵入りになってしまうのだとか。

これはものすごく勿体ないですよね。

こんな捨て企画のために貴重な時間を浪費しているのですからそりゃあGDP成長率も低くなるってもんです。

まあ実際これがどの程度信憑性があるのかはわからないのでアレなんですが、これが本当だとしたら恐ろしい話です。

今の世の中、サービス残業とかみなし残業などばかりが問題に挙げられていますが、企画を挙げても通らないことが多いと言う状況もまた問題だなと思います。

だって企画が通らないと言うことは、肯定されるよりも否定されることの方が多いと言うことですよ。

大人だろうが子どもだろうが、否定されて楽しいって人はあまりいませんよね。

否定ばかりされ続ける社会で楽しく仕事ができるのでしょうか?

それを表すかのように現代の日本ではうつ病などの精神疾患を患ってしまう人が少なくありません。

うつ病は自己否定の病です。

自分はダメだ、自分なんて価値がないと自己否定の究極系みたいなもので、何度も否定され続けた結果罹患する可能性がある病です。

つまりどういうことかと言うと、今の日本企業の無駄な時間の使い方は、ブラック企業がどうのこうのと言う以前にうつ病にさせるリスクのあるやり方だと言うこと。

実際どの程度無駄があるのかは専門家じゃないのでわかりませんが、否定的なやり方をする日本企業、と言うか日本人はGDPの成長率を下げる要因になっているどころかうつ病などで人の精神を蝕む悪魔と化しているのです。

それに、うつ病って風邪などと違って治ったかどうかの判断はすごく曖昧なものです。

風邪はのどの腫れやせき、鼻水などの症状がなくなれば治ったと言えますが、うつは治ったと思っても一時的なものでまたぶり返すこともありますし、一度でもなってしまえば一生付き合っていかなければならないものです。

社員がうつ病になった、しゃーないから退職金だして辞めてもらってはい終わりじゃないんですよ。

その社員にとってその会社で働いていた人生よりも、その後の人生の方が長く重要なんです。

もういい加減こういう使い捨ての駒みたいなロボット扱い辞めるべきだと私は思います。

余談ですが、ロボットの語源の元となったロボッタはチェコ語で強制労働を表す言葉です。

そして日本でも使われているドイツ語のアルバイトと言う言葉の由来はこのロボッタと同源であると言われています。

つまり、アルバイトとは強制労働。

アルバイトを多用していることからもすでに表れているんですね。

日本には端々にこういった労働者に対する考え方が表れているように思います。

このような考え方を正していかない限り日本が先進国じゃなくなる未来も本当にやってくるのかもしれませんね。

私にお金とか能力があれば雇用者として見せつけたい気持ちはあるんですが、いかんせんその能力がないので歯がゆい気持ちでいっぱいです。

ですが指をくわえてただ待っているだけでは恐らく改善されることはないでしょう。

私がとは言いませんが、誰かがいずれ立ち上がらなければならないときがくるのかもしれませんね。

その時は神の御加護を願いたいと思います。

それではまた。

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