不安という化け物

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コラム
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人はいろんな不安を持ちます。

自分はこのままで良いのだろうかと言う不安やこのままで収入的に大丈夫なのかなど将来の生活面での不安だったり、あの人は自分のことをどう思っているんだろうか恋人は自分のことが好きなのかなど人の気持ちに対する不安。

病気や試験先の事には不安が一杯潜んでいます。

不安にもいろんな不安がありますが、大きくまとめると不安は先がわからないことを言います。

先のことが100わ%かる人なんて一部の超能力者ぐらいしかわからないので実質いないと言っても過言ではありません。

というかもし仮に先のことが100%わかる人がいたとしても、先って一言で言っちゃってますが先にもいくつか分岐があってその先があればその先の先があって、あの先があればあの先の先があってと無限につながっているため100%先が分かる人がいたとしても全てを網羅できる人は恐らくいないのではないでしょうか。

つまり何が言いたいのかというと、先がわからない不安は誰もが持つもので不安は結局自分が自分で生み出しているものだということです。

例えば明日の試験はちゃんとできるかなという不安。

考えてどうにかなる問題ですか?

明日の試験が不安ならすることはいくつかに絞られます、1つは考えても仕方がないので寝ること、もう1つは不安だから安心できるようにもっと勉強すること。

できることって大きく分けてこの2つぐらいです。

なぜなら不安をどうにかしようとしても、そもそも不安というものが先が分からないことに対するものなので不安を根本的に解消するには時間が経ってその先が過去に変わったときにしか解消されません。

試験などの先が明確になっているものなら良いかもしれませんが、健康とか人の気持ちに対する不安はどうでしょう。

健康は生き続ける限り一生死ぬまで不安です。

なぜなら死ぬまでどうなるかわからないのですから。

健康に対する不安は死に対する不安の延長線上にあるものなので死んだあとは健康に対する不安はなくなります。

しかし、逆に言えば生きている限りこの不安は一生なくなることはありません。

では人の気持ちはどうでしょうか。

人の気持ちはその時その時で変化しています。

例えばどんなに好きな人でも常にマックスで好きな気持ちがあるわけではなく、仕事をしている時や趣味に没頭しているときなど何かに集中しているときは好きな人のことなんか頭の片隅にはあったとしても普段ほど中心にありませんよね?

仮にこんな人がいたら仕事はできないし友達と遊んでいても心ここにあらずで相当生きづらいことでしょう。

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私は占いをするのですが、占いの相談内容で一番多いのは恋愛の相談がダントツで多いです。

恋愛の相談の中でも特に多いのが、相手の気持ちについて相手が自分のことをどう思っているのか、本心はどうなのかについての占いです。

不安な気持ちはわかりますが、私はこういった占いをしたほとんどで最後に結局は自分の気持ちがどうなのかが重要だと伝えます。

なぜなら相手の気持ちはその時その時で変わることもありますし、将来的にどうなっていくのか保証はありません。

他に好きな人ができる可能性もあるかもしれませんし、仕事が忙しくなってしまい恋愛をメインで考えられなくなってしまうかもしれません。

恋愛がメインで考えられなくなれば必然的に好きの度合いも薄くなってしまうこともあり、嫌いになったとか別れたいとかそういうこと以外でも気持ちが薄くなることはあります。

人間の気持ちは一定ではありませんし、100ある枠の中で恋愛なり仕事なり交友関係なりの割合を決めていかなければならないのですから。

理由はどうあれ気持ちが失われることも薄れてしまうこともあるかもしれません。

でもひとつだけ変わらない、変わってもわかることがあります。

それは自分の気持ちです。

相手が仮に自分のことを嫌いになっても、相手の好意が薄くなったとしても、自分の気持ちは変わりませんよね。

相手が好きだから好きだというなら相手の好きが薄まればそれは自分の気持ちも薄まるのかもしれません。

しかし、相手が自分のことを嫌いになったからといって簡単に相手のことを嫌いになれるほど人間の感情は単純ではないと思います。

結局大事になってくるのは相手が云々ではなく、「自分がどう思うか」「どうしたいのか」「どうすれば後悔しないのか」に尽きます。

自分が好きなら好きでいれば良いですし、相手に好きになってもらいたいのなら精一杯やれることやって好きになってもらうようにすれば良い。

自分があとで後悔しないようにすれば良いのです。

不安になるのは人間なので仕方がないことですが、その不安をただただ眺めて怖がっていても状況は変わりませんし、もし変わったとしてもそれで悪い方に変わって嬉しいですか?

もうちょっとこうしてああしてそうすることができたなとか後悔しませんか?

後悔しないならそれで良いですが、後悔するんだったら後悔しないように何かした方が良いのではないでしょうか。

不安は心の中に潜むモンスターです。

姿かたちは見えませんし見れば見るほど大きくなっていきます。

しかし、不安に立ち向かって行動したとき思っていたより不安は小さく弱弱しいもので大したことないものだったりします。

どのように対処するかは人それぞれですが、最終的には自分が後悔しなないようにしていくことができれば良いのではないでしょうか。

どうすれば後悔しないのかについてはまた別の問題ではあるのですが、後悔しないために必要なのは責任を持つことだと思います。

自分の行動に責任を持ち、自分が最善だと思う行動をして、自分がやりきったと思えるぐらい全力を尽くす。

これだけやってダメならもうダメだと思えるぐらいやるしか後悔しない手はないと思います。

それでも失敗することはありますし、失敗すれば悔しい気持ちはあると思いますが何もしないで後悔するよりもできるだけやって後悔した方が確実に自分の身になる後悔だと思います。

生きていれば必ず不安はあります。

ですが、不安をどうしていくかは自分達次第です。

あなたは不安に飲まれてすごしますか?それとも不安に立ち向かっていきますか?

どちらもでも良いとは思いますが、最終的に自分が後悔しない方を選んでいくことが大事なのではないかと思います。

それではまた。

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