プラスチックは環境に悪いという風潮

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コラム
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世界の流れ的にプラスチックごみを減らそうという流れが強まってきてて、レジ袋の有料化だったりストローを紙製のものにするなど変化し始めているところだと思いますが、プラスチックって何がそんなに悪いんだろうってふと思いました。

よくテレビなどで言われるのは海洋汚染だと思います。

一昔前は山や森に不法投棄されたごみの問題でプラスチックが問題視されたこともあるような覚えもありますが、今はフィリピンかどこかの海を例に挙げて海洋汚染のことを取り上げられることが多いような印章です。

実際に映像を見る限り相当ごみが浮いてて最悪ですよね。

沖縄でも海を守るためにビーチクリーンって言ってボランティアで浜辺の清掃を行っている活動があったり、ダイバーさんが海中のゴミを回収して海をきれいに保つよう努力されていて、知らないところで多くの人が協力して美しい海を保つことが出来ています。

管理されたビーチではそれほど気にならないかもしれませんが、自然に出来た浜辺などには空き缶や空き瓶、割りばしやペットボトルなどのゴミが落ちていることも見かけることがあります。

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プラスチックごみだけが問題ではない?

しかし、世の中の流れとは反してプラスチックばかりが目立つわけではないです。

もちろんペットボトルなどのプラスチック製品もあるんですが、それはプラスチックがそれほど多くの物に利用されているからでもあって一概にプラスチックが汚染しているとは言えません。

ビーチにおいてはプラスチックごみよりもビンなどのガラス製品の方が危険で、沖縄などの海はきれいだからと水着に裸足など無防備な恰好をしているとケガをすることもあるので注意が必要です。

空き缶も同様に金属なのでケガにつながる恐れがあります。

一方でプラスチックはとても丈夫でありながら金属やガラスと比べるとそこまで危険性は少ないと言えるのではないかと思います。

人間に対してはビンや缶の方が危ないですね。

プラスチックが環境に悪いことは?

でもプラスチックごみでよく言われるのは海洋生物への被害です。

例えばウミガメがビニール袋を餌だと勘違いして誤飲し窒息してしまうとか、海中で岩や他のプラスチックとぶつかり合って小さく細かくなったマイクロプラスチックを貝や魚、海鳥などが口にして体内に蓄積されてしまう被害が問題視されていると思います。

プラスチックは「消化できずに体内に蓄積されて胃に溜まり空腹感がなくなり餓死してしまう」とか、「マイクロプラスチックを溜めこんだ貝を魚に蓄積し、プラスチックが蓄積された魚を大型の魚が捕食し蓄積される」というようなことが問題視されているようです。

そうしてどんどん海洋生物の健康が損なわれて死んでしまうことが問題とされています。

あとはプラスチックが蓄積された魚介類を食べることで人間もプラスチックに汚染されていくというのがプラスチック問題の概要だと思います。

プラスチックだけが悪いの?

確かにプラスチックは良くないです。

と言いたいところなんですが、だからと言ってプラスチックを減らせばいいのかと言うと少し違うんじゃないかなって思うんです。

プラスチックを減らすと海洋汚染は減る。

そう単純な話なのでしょうか?

おそらくプラスチックが減ればこれまでペットボトルなどプラスチックを使っていたものは別のなにかに置き換わることになるのではないかと思います。

例えばストローはプラスチックを減らす流れから金属や紙製品のものを代用するといった流れがあるようですが、紙ならまだしも金属はプラスチックと同様海を汚しているごみのひとつです。

ビンなどガラス製品も金属と同じぐらい多いとのこと。

プラスチックが減ると他の問題が出てくる恐れも

プラスチックは安価で丈夫なため現状最も海を汚すごみとなってしまっていますが、プラスチックが減れば結局金属とガラス製品を使うことが増えて海を汚すことになるのではないでしょうか。

この問題の根本にあるのはプラスチックがどうこうと言うより、プラスチックを焼却せず不法投棄したり海に直接捨てることが根本的な問題だと思うんですよね。

それにプラスチックは安いからこれだけ多くの物に使われているわけで、プラスチックの代わりに別のものを代用するとコストが上がることになります。

そうすると私たち庶民はさらに出費が増えることにもなりますし、企業もコストが増えるから経費がかさむことになってしまい海のゴミは減らないけど私たちのお給料は減ってしまう恐れがあるのです。

もちろんそんなことは偉い人もわかっているはずですし何かしら対策はしてくれるのだと思いますが、もしかしたら何もしてくれないかもしれません。

なのでもしもプラスチックを減らした方が良い理由が海洋汚染など環境を考慮してのことなのであれば、プラスチックを減らす前にやることがあるのではないかと思います。

とはいえ環境問題は軽視できないこと

一応誤解のないように言っておきたいと思いますが、私はプラスチックを擁護するつもりも推進させろと言うつもりもありません。

増やすのも減らすのも現状維持するのもどちらが良いのかはわかりません。

ただ減らしたあとのことを考えると、減らしただけで終わるぐらいなら減らさない方が環境的にも私たちの生活的にもマシかもしれないなと思います。

それとよくあるウミガメの鼻にストローが突き刺さっている写真とかについては、そもそも真実なのかどうかという疑問もあるので鵜呑みにするのはちょっと怖いなって思います。

週刊誌とかもそうですけど、必ずしも真実を写真に収めるわけじゃなくて捏造することもあればほんの一瞬を切り取ってあたかもそうであるかのように見せることもあると思いますから、あのウミガメの写真などが本当に自然にそうなっていたのかは100%信用するのは難しいです。

もちろん真っ赤な嘘って言ってるのではなくて、あくまで50%ぐらいまでしか信用できないなってことです。

環境とか健康とか、生死に関わるものなのでめちゃくちゃインパクトありますし、正直あんな写真みたらほとんどの人がショックですよね。

私も非常に衝撃を受けました。

できれば嘘であって欲しいものです。

ともあれ、プラスチックにしろ金属にしろ人間が生み出したものが海や自然を汚してしまっていることは確かですので何かしら対策は必要ですね。

私たちにできることはビーチクリーンなどのように清掃作業を行うことや、ポイ捨てなどゴミの分別や処理をきちんと行うことだと思います。

そんな大それたことではなくて当たり前のことを当たり前にしていればいいのだと思います。

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