虐待の中でも特に多い心理的虐待について

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子ども
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先日ニュースで非常に心の痛む事件が報道されました。
中学2年の連れ子である長男に対し、再婚相手の父親が虐待を行っていたと言う事件があり、「24時間以内に自殺しろ」と言われたことがきっかけとなり自殺してしまうと言う痛ましい事件です。

多くの方がこのニュースを耳にし、こんな恐ろしい事が実際にあるのかと驚愕した人も多かったと思います。
しかし、実際には児童虐待の多くはこのような「心理的虐待」が主だと言います。
今回はその「心理的虐待」とはどのような事なのかをお話したいと思います。

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心理的虐待とは

虐待と一口に言っても、実は主に4つあります。
その種類が次の4つです。

  1. 身体的虐待

  2. 心理的虐待

  3. 性的虐待

  4. ネグレクト

身体的虐待とは読んで字のごとく身体的な暴力による虐待です。
上記の事件では身体的虐待もあったと言われています。

次に飛ばして性的虐待は、性的な行いを強要する事や、性的なものをみりゃり見せるなどの行為で、性に関する虐待の事を言います。
ここまでは聞いたことや字で想像つくと思いますが、次のネグレクトとは、ご飯を満足に与えない事などや病院に連れていかない、長時間放置する事などがあります。

そして心理的虐待とは、言葉や態度での虐待の事で、暴言や本人を目の前にしたその本人についての言い争いやケンカなど心理的に与える苦痛などがあります。今回の事件ではこれがきっかけとなり自殺する事につながったとされています。

この事件の場合極端にひどい扱いをしているので誰から見ても黒だと言う事がわかりますが、虐待って結局はここからここまでは虐待ですと言うような明確なラインはありません。

そのため、周りの人や本人たちがしっかり意識し、本当にそれは正しいのか、それは間違いなのかを考えて行動する事です。
このような「責任」を持てない人が多く、責任感がないからこそ生まれる問題だと私は考えます。
次に、心理的虐待の例を紹介します。

心理的虐待の具体例

・暴言

「生まれなければ(産まなければ)良かった」
「過度な注意をする(ダメ出しや小言を毎日言うなど)」
「嫌い、死ね、ウザい、キモイ、など暴言を吐く」

・態度

「何人か子供がいる場合、特定の子だけ不当な扱いをする」
「無視する」
「物を壊したり威嚇する」

と言うような例があります。

これらが起こる原因は、心の弱さによるもので、自分に余裕がなく責任を取れない、また自分で手一杯で子供などに構う余裕がない、など心が弱く、心に余裕がないのが原因で、心に余裕がない事の原因は経済的な問題や、何事にも満足する事ができない心など人により様々な原因があります。

そのため、一概にこれが原因とは言えず、第三者が関われるのは虐待を受けている子供を守る事ぐらいしかありません。

つまり事が起こってからでなければ何も手出しできないのが現状です。
当事者である親や子供が虐待に対する認識を持つ事により未然に防ぐことができるかもしれません。

ですが、それはあくまで表面上の解決であり根本の解決には至ってません。
本当の原因である、虐待をしている者が自分の心に原因があり、その原因が何なのかを探し、それを解消しなければ別の形で現れるなどする事になります。

ここで私から話しておきたいのは、私も含め人間は心が弱いと言う事を知っていてほしいのです。

今は虐待とかありえないと思っている人も、何かのきっかけにより豹変してしまう事もあります。
虐待はあり得ないと思っていても、モンスターペアレントのような人もいます。

愚痴ばかり言う人や、批判ばかりする人、人を見下している人なども心の弱さが原因で起きている問題です。

それが社会的にダメだと言われる事なのか、そうでもないのかの違いでしかなく、誰でも一歩間違えれば社会的に犯罪と言われる事や、悪だとされる事をする可能性を秘めていると言えるでしょう。

それらを解決するには、自分の心が弱い事を認め、強くなるためにどうするのかを考える事が大切なのです。
そうしなければ社会から虐待をはじめとした様々な問題は無くならないのです。

おわりに

あなたはお子さんはいらっしゃいますか?
いると言う方は、お子さんの前や近くにいる時に夫婦喧嘩や言い争いなどしてはいませんか?

それらは直接子供には関係ない事だと思ったら大間違いです。

少なからず子供に苦痛を与えています。
つまり、そう言った配慮の無さは、心理的苦痛を与えている事となり、「心理的虐待」をしているとも捉える事ができます。

ちょっとした言い争いや、頻繁ではないかもしれません。 しかし、「ちょっと」と言う感覚や「頻度」は自分の感覚です。 子どもや周りからすればそれは「ちょっと」で済まない事かもしれません。

もし、この記事を読んでいる方で、お子さんのいらっしゃる人がいれば、自分がそうなっていないか十分に意識してください。

近年児童虐待は非常に増えていますが、それは単に虐待する家庭が多くなっているのを現しているわけではありません。

確かに多少虐待自体も増えている可能性はありますが、それよりも多くなった要因としては、世間の虐待に対する認知度や関心が高まった事で発覚するケースが増えているためだと思われます。

よく人前で叱る親御さんもいますよね。
これも家庭の方針では済まされない事もあります。
度が過ぎているようであれば心理的虐待だと言われる事になります。

そのような事のない様にみなさんも十分注意するようにしましょう。
今回は子供に対する虐待「児童虐待」に焦点を当て話していましたが、虐待は何も子供に対する事だけではありません。

高齢者や障がい者などに対する虐待も今深刻な社会問題となっています。

その他の虐待についてはまた別の機会にお話させていただきますので、今回は今回はこれで以上となります。
それではまた。

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