みなさんはペルソナってご存知ですか?
ペルソナとは、自分の持つ役割の事で、誰でも持つ仮面の事を言います。
仮面と聞くと、ほとんどの方が悪く捉えてしまうのではないかと思いますが、逆に言うと少ない人は人間関係に支障が出る恐れがあります。
そんなペルソナと、八方美人の事についてのお話です。
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ペルソナとは
先ほど少しお話しましたが、ペルソナとは、自分が持つ様々な役割の事を言います。
例えば、あなたは女性ですか男性ですか?
仮に女性だとして、あなたはお子さんはいらっしゃいますか?
もしいるなら、あなたは「母親」と言うペルソナを持っています。
そして同時に、あなたも親がいると思います。
「娘」と言うペルソナもあると言う事でもありますね。
そして、お子さんがいる人のほとんどが結婚していると思います。
結婚しているなら、「妻」と言うペルソナもありますね。
このように、人それぞれいろんな役を持っていて、その役に応じてあなたもしゃべり方や、態度、体の動きなど全部同じことはしないのではないでしょうか。
「母親」として子供に接している時に、「妻」としての言葉遣いや行動はしません。
反対に、「妻」としてのあなたの時に、「母親」のように振る舞いませんよね。
もし、その時の役割事に自分を変えれていない人は、周りにストレスを与えてしまってます。
「妻」としてのあなたの時に、「母親」として旦那さんに接してしまったらどうなると思いますか?
あなたは旦那さんに、「しつけ」をするように注意するようになってしまうでしょう。
その結果、旦那さんにストレスを与える事となってしまい、旦那さんの機嫌が悪くなったり、あなたの事を避けるようになったり、後に自分に返ってくることになってしまいます。
つまり、ペルソナと言う仮面を上手く使い分けをして、その時に合った振る舞いをする事が人間関係を円滑にしているという事です。
この仮面がない、もしくは付け替えるのが下手だと人とうまく付き合う事ができず、ストレスの原因となってしまうのです。
八方美人は悪い事ではない?
八方美人と言われる人がいます。
人によって態度や言動がコロコロと変わり、みんなにいい顔をしようとするので、信用できない人と言う印象があります。
しかし、八方美人は上手にペルソナを使い分けているとも言えます。
なぜ八方美人が嫌われるのかと言うと、例えばAさんと言う普通の人と、Bさんと言う八方美人の人がいたとします。
Aさんが嫌いな人Cさんの悪口を言っているのを、Bさんが聞いたとしたら、AさんはBさんがCさんにチクるんじゃないかと思います。
これが八方美人が嫌われる理由です。
こう考えると、八方美人はただ単に自分の秘密を告げ口されるリスクがあるので嫌がられるだけです。
単に、Aさんの心が弱いから八方美人が悪いとされているだけですよね。
この解釈だと、別に八方美人であるBさんは悪くはなく、むしろAさんの心が弱い事が原因です。
世間で言われるほど八方美人は悪くはないと言う事です。
しかし、八方美人にも悪い所があります。
みんなに良い格好をしようとしすぎて、自分の意見や考えを持たない事です。
自分の考えがないから、AさんがCさんの悪口を言った時に共感し、CさんにはAさんがこのような事を言っていたなど告げ口したり、Cさんの考えにも共感したりするのです。
これがなければBさんのように八方美人でも、周りから好かれる人気者へとなるのです。
上手にペルソナを使い分ける方法
ある意味八方美人の人は、ペルソナを上手く使い分けできているという事でもあります。
そのペルソナにあなたの心の中にある思いを出して、役を演じるだけでなく、あなたなりのその役の解釈を付け加える事が、最高の演技につながるのではないでしょうか。
単に、たくさんの仮面を持ち、たくさんの役を演じているだけでは、見る人の心を揺さぶる事はできません。
表面だけ取り繕ってもダメだと言う事です。
上手にペルソナを使い分けると言う事は、あなたの魂を込めなければ、そのには熱が入りません。
八方美人をするなら、その分あなたの魂をその仮面ごとに吹き込む事が、上手なペルソナの使い分け方と言えます。
それが難しいなら、仮面を減らせばいいのです。
だから、あまり八方美人をする人は多くないのです。
まとめると、自分が弱い事も認め、自分の持っている仮面に魂を込める事が、上手なペルソナの使い方だと言えるでしょう。
おわりに
仮面を持っている事は悪い事ではありません。
それを使い分ける事は、現代では「TPO」と言い。
Time 時間 Place 場所 Occasion 場合
時と場合と場所に応じた言葉遣い、服装、態度などを使い分ける事が必要だと言われています。
このように、必要に応じて仮面を持っていないと、ありのままの自分でいたいからと言って、立場や場所をわきまえて行動しないと、周りから反感を買い、より生きずらい環境に自分がしていく事となるでしょう。
これについてはアナと雪の女王から誤解が広がってしまっている「ありのままの自分」こちらの記事に詳しくあるので良ければ見ていってください。
それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。
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