嫌よ嫌よも好きのうちを心理的に解説してみた

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心理
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嫌よ嫌よも好きのうちとは、「ダメ、嫌、やめて」など口では否定していてもそれは建前だと言う事を表す言葉のこと。

みなさんはこのような経験はありますか?

例えば合コンに誘われたとき、本当は恋人が欲しくてチャンスだと思っていても、あまりにノリノリだと恥ずかしいので「えーどうしようかな」などと口では言いながら断る気はない時や、本当はめっちゃ欲しいんだけどがめついって思われたら嫌なので「まあもらってあげてもいいけど?」などと言うこと。

これだとただのツンデレですね(゜-゜)ウーン

一般的には嫌だと言いつつ欲していること。

ダチョウ倶楽部の「押すなよ?押すなよ?」みたいな感じですね(笑)

あまりにがっつくと「うわっこいつめっちゃガツガツしてる」と思われてしまいますが、一旦断ったり拒否しているていにしておいたり、照れ隠しで本音とは反対のことを口にしてしまうようなことを「嫌よ嫌よも好きのうち」などと表現したりします。

ほとんどの場合嫌よ嫌よも好きのうちなんてことはないんですが、一応恋愛だけではなく様々なシチュエーションで表れる心理ではあるのかなと思います。

しかし、みなさんもご存知かと思いますがこれが当てはまる場合と当てはまらない場合がありますね。

1つは上記にも挙げているように建前として口では否定するパターン。

もう1つは本当に嫌だと思っているパターンです。

いくら人の心理に嫌よ嫌よも好きのうちの心理があるからとは言え、全てがそうであるわけではありません。

本当に嫌がっている人に対し、「どうせ口では嫌だと言っても本当はしてほしいんだろ」と思い込み、無理やり押し付けるのは場合によってはセクハラやモラハラにあたるかもしれませんし、そもそも嫌だと言っている人に強要するのは最悪です。

でもこの線引きって自分のセンスやモラルに依存していて、人付き合いが苦手な方や、人見知りで他人の目が気になり自分は大丈夫なのかと不安に思う人もいるかもしれません。

そこで今回は嫌よ嫌よも好きのうちを心理的に解説し、見分け方や適切な対応方法などの参考にしていただければと思います。

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建前で嫌だと言っているのか本気で言ってるのかの違い

まず本気かウソかの違いについて説明していきます。

これの見分け方はとっても簡単。

相手が嫌だと言うときに目を見て言うか、目をそらして言うかの違いでわかります。

相手がこちらを見て嫌だと言うのは本気で嫌がっているときです。

目を見て話す事が信頼しているサインとよく言われる事もありますが、それ以外にも相手を威嚇するときにも人は目を見るのです。

相手の目を見つめている時の心理

『敵対』を示す時は、スポーツや何か勝負をする時に「視線を外したほうが負け」という心理状態から相手の目を睨み付けています。相手と恋人関係や友好な関係ではないのに10秒以上見つめられていたら敵意である可能性が強いでしょう。

引用:視線でわかる相手の気持ち ローリエプレス

ガッツリ目を見て拒否するときは本気で拒絶している。強い敵意があると言う事を覚えておきましょう。

次に目をそらして言うときですが、この場合の嫌と言う言葉には2つの意味が込められています。

本当はそれ自体は好きだけど、「あなたに知られるのが嫌」「ここでは嫌」などその状況を踏まえて嫌だと言っているのです。

つまり嫌よ嫌よも好きのうちとは後者のような場合にに当てはまる断り方だと言えます。

ただしここで注意点があります。

好きなのに嫌だと言っているのだとしても嫌なことには違いないのでご注意ください。

嫌よ嫌よも好きのうちの心理

どちらも否定しているのに変わりないと話しましたが、なぜこのような行動をしてしまうのでしょうか。

人は自己顕示欲と言う自分を知ってもらいたいと言う欲望があります。

その自己顕示欲がこのときの心理を表していると思います。

例えばとっても食べる事が好きな女性が、人前では遠慮したり恥ずかしがって食べない事はよくありがちなことですが、この時の心理としては周りにはがっついていると思われたくない心理があるではないかと思います。

それ自体は好き、でもシチュエーションによっては嫌。

逆に言えばシチュエーションや場所、人が違えば好きだと言う事であり好きだけど嫌いなんです。嫌よ嫌よも好きのうちは、どちらも正しいのです。

「本当は好きなんだろ?」と言う考えは間違いではありません。

ですが、嫌だという言葉も本物なのですね。

本気で嫌だと言うのも本当は好きだけど嫌だと言うのも、嫌な気持ちが強く表れているため強く断るのではないでしょうか。

好きより嫌いが上回っているから「嫌」という言葉として表れるのだと思います。

というのも、人間が10の気持ちのうち10嫌いだと言う事はほぼあり得ないことだからです。

人は極端に偏った意見はほぼ持たない

例えば「喫煙」その人が勝手に誰にも迷惑をかけずに吸う分には問題ありません。しかし、ファミレスなどの分煙しているようなお店で喫煙していたらどうでしょう。

別に気にならないと言うのが一般的ですが、中には過敏に反応する人もいます。なら分煙じゃなくて完全に禁煙席しかないお店ならどうでしょう。

いくら店が禁煙席しかなくても近くに喫煙所があるはず。

そこで喫煙者はタバコを吸うのですが、いくら完全に禁煙席しかなくてもタバコを吸ったばかりだと匂いが残ります。

それすらも嫌だと言う人はいますよね?

しかし、余命1カ月のガン患者が最後ぐらいタバコを好きに吸わせてくれと頼み、吸っていたとしたらどうでしょうか。

それを知った上でも嫌だと強く拒否する人はそれほど多くはいないのではないでしょうか。

結局どちらもシチュエーションやその人の人間性、功績、職業など様々なことを踏まえて判断します。

ちょっと大げさな例えになってしまいましたが、好き嫌いも根本は同じです。

食べ物は好き、でもたくさん人がいる所での食事は嫌い。

どちらがより勝っているかでその人の行動は違います。

食べ物への好意が強ければ強いほどお構いなしに食べるでしょうが、人前で食べるのは嫌だと言う気持ちが強いとあまり食事ものどを通らないことでしょう。

好きだけど嫌いはある意味で両立することで、時と場合によってその気持ちが逆転し入れ替わることもあるんですね。

結局嫌よ嫌よも好きのうちってなんなんでしょうか。

嫌よ嫌よも好きのうちは結局なんなんのか

結局どちらも「好き」と言う気持ちは10ある内の1、または100ある内の1ぐらいは必ずどんな人にでも存在すると思います。

その割合によって人の好き嫌いは分かれていて、時と場合と場所によりそのバランスが変わりときには好きなのに嫌いとなってしまうのです。

そして、好きがあるからこそ嫌いがあり、嫌いだと言う事はもはや好きなのです。

本当に好きじゃないものは嫌いにはなりませんし本当に好きじゃないものはどうでもいいのです。

つまり無関心で何も感じないのです。

これを踏まえると嫌よ嫌よも好きのうちとは、「好きと嫌いは表裏一体であると言うことを現した言葉である」と言う事が伺えます。

本当は好き、だからこそこのシチュエーション、この人、この場所では嫌。
嫌よ嫌よも好きのうちと言う言葉は人を言いくるめるための言葉ではありません。

「嫌だと言ってるけど本当は好きなんだろ?」確かにそうです。

しかしそれは、

「ここじゃない、今じゃない、あなたとではない」

と言う事が含まれています。

これを読んでいるあなたが男性なら、女性が嫌だと口で言ってることが嫌ならしないなどと言う単純な事ではないのです。

その嫌だと言う言葉は、今じゃないのかもしれませんし、そこでではないのかもしれません。

その相手があなたの恋人ではないのならあなたではないということなのかもしれません。

いろんな気持ちや状況を踏まえて嫌だと言っているのです。

逆に女性のあなたはそれをわかりやすくする必要があります。

人間は血のつながった家族ですらすべてを理解する事ができません。

それなのに、家族以外の人、ましてや性別の違う相手に対し察して欲しい、1言って10感じて欲しい、などは到底かなわない話です。

相手に知って欲しい、理解して欲しいと思うのならちゃんとわかりやすく伝える必要があります。

なんで嫌か、なんで好きか、わかって欲しいなら面倒くさがらずに、変な気遣いをせずにちゃんと伝えるべきです。

今はこうだからダメ、今はこうだから良いなどと直接でなくとも、ちゃんと伝えましょう。

伝えるときも何を1番伝えたいのか考えて伝える事です。

話が長くなってしまいましたが、嫌よ嫌よも好きのうちとは根本にある気持ちは好き。

TPOや人などに応じて好きよりも嫌いが上回るとそれは嫌に変わります。

「好きの反対は無関心」

では嫌いの反対はなんでしょう。

それは「とっても関心がある」と言うことです。

とっても関心があるからこそ事細かにこだわりがあり、嫌な所が目立つのです。

その目立つ嫌な所が許せなくなったとき人は嫌いになるのではないでしょうか。

あなたはどう思いますか?

もし納得いったなら嬉しいです。

納得いかなかったとしたら残念ですが、私の未熟さや解釈の違いなのかもしれません。

人によって考え方や感じ方など価値観は違いますもんね(´・ω・`)

もし良ければご意見ご感想などお待ちしてますので、何か思うことあればお問合せか、コメント、ツイッターなどからよろしくお願いします。

それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。

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