占いもスピリチュアルもそればかりに頼りきっては意味がない

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コラム
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私は占いやスピリチュアルなどのものは、それに頼り切ってはならないと考えます。

この類のものは、好きな人は本当に好きで1日の行動をすべて頼り切ってしまう人も少なくありません。

本人がそれで良いというなら何も問題はないのですが、本来占いやスピリチュアルは自分の心を整理するための指標だと私は思っています。

人生はいつ何が起こるかわかりません。

今日元気に生きていても、明日事故や急病で死んでしまうこともあるかもしれません。

そんなバカなと思うかもしれませんが、明日のことを確実に知ることなんか占いでもスピリチュアルでも不可能です。

どんなに人工知能が発達しても、明日のことを100%正確に予測する事はできません。

しかし私たちは現に明日の予定を知っています。

その理由はなぜだかおわかりでしょうか?

それは、近い将来のことを今の現状や約束などを合わせて予測しているだけなのです。

人間の脳は複雑ですから、明日は晴れになりそうだからこうしようとか、明日は朝早いからああしようなど、事前に知っている情報を合わせて先のことを予測するわけです。

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もし仮に、先のことが一切わからない状態になったとします。

すると人はどうしていいのかわからず不安になったり、常に何が起きるかわからない状態にストレスを感じてしまいます。

明日も生きれると思えるのは、収入などの生活の基盤があって明日の行動がある程度予測できるからです。

何時も通っている道を通り、何時も通っている会社に出社し、いつものように仕事をこなしていつものように帰る。

この流れをすでに何度もやっているのですから明日も生きていることは容易に予測できますね。

これが明日はいつもとは違うルートで行かなければならなくなったとしたら不安になります。

どのように行けばいいのか、どのぐらいの時間で行けるのか、見たことない街並みで迷わないだろうか。

そんな不安が押し寄せ、その不安を消すようにルートの確認をしたり電車やバスの時刻表を確認するなどして予測を立てようとするはずです。

ダラダラと説明してきましたが、占いやスピリチュアルもこれと同じです。

スピリチュアルに関してはわかりませんが、多くの占いは統計学です。

歴史ある占いの中で統計を取って来た結果、この生年月日ならこう、この名前ならこうと言うことができるのです。

タロットはこれとは別で、抽象的な意味を持つカードを示すことで自分に当てはまる部分はないかと探しますよね。

人間相当な事がない限り当てはまるものなんですよ。

こういうのを心理学ではバーナム効果と言いますが、誰にでも当てはまるようなことを言うことで、勝手に自分の中であああのことかと結び付けて考えるんですね。

これが上手い人ほど的中率の高い占い師であると個人的には思っています。

こういうとペテン師にしか聞こえませんが、決してそう言うことではなくそれをきっかけに相談者の心を開き、本心に気付かせてあげることで悩みや問題の解決に至ると言うのが占い師の仕事だと思います。

つまり、カウンセラーとやってることはほぼ同じ。

仮に占い師がインチキならカウンセラーもインチキです。

どちらも本質は同じですから。

話がそれましたが、占いってそういうことだと思うんですね。

未来を予言することではなく、本人の中にある顕在意識や潜在意識から自分で気付けるようにさせることだと思うのです。

占いやスピリチュアルに頼ることは良いことだと思います。

しかし、それに頼りっきりになって依存するようであればそれらを通してしか自分の内面を見ることができなくなってしまいます。

本来は自分でできなくなったときの手助けであるはずが、これがないとわからなくなってしまうのですから正常であるとは言えません。

答えはいつだって自分の中にあるものです。

確かに占いや誰かから言われた一言によって気付かされることもあるでしょう。

ただ本当はそれも、自分の中にあったから気付けただけです。

自分の中にその概念がなければ気にもせず通り抜けてしまいます。

例えばハゲてない人がハゲって言われても傷つきませんが、ハゲている人や頭皮が気になっている人がハゲと言われると傷つきますよね。

それと同じです。

自分の中にハゲを気にしているという考えがあるからこそハゲと言われてドキッとするわけです。

占いで、この恋は成就しますかと言う質問はとても多くあります。

でも本当は本人の中に答えはあるのです。

多分無理だろうなと思っている人、相手の好意に気付いている人、利用されそうだと感じている人など、本当は自分で気付いていることを占いを通して気付かせてほしい、または踏ん切りつかせてほしいと思っているから占いなり人に相談するなりしているのです。

まあそんな素直な人ばかりではありませんけどね。

本音と建て前は別ですから。

遅刻するとわかっていても取りあえず急いでいる体を出すために急いで走るのと同じで、本心では気付いていても頭では諦めてはならないと思っている状態もありますからね。

何が言いたいのかわからなくなってしまいましたが、まとめると。

  • 人は先のことが見えないと不安になる
  • 先が見えるとは予測できるということ
  • 占いとはその先の指標を提示することで不安を取り除くこと
  • そして本来答えは自分の中にあること
  • 自分の答えに気付くために占いがあること

こんな感じですね。

あまりに依存してしまうと、次第に本心が占いの結果に従うようになってしまい、いわゆる洗脳状態のようになってしまいます。

そうなってしまうと抜け出すのは難しいので、みなさんはそうならないように気を付けてください。

それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。

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