独り身の老後の貯蓄は6000万円で安全圏内と言う話

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コラム
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今私の中で話題なのが老後に必要な貯蓄額が6000万円だと言う説が流れていることです。

老後とは一般的に60歳以降のことで、還暦を迎え定年の年頃のことを指しますが、女性の平均寿命は86歳男性が80歳と考えて、老後は約20年間ぐらいあると考えられます。

持ち家の人はまた違ってくるかと思いますが、賃貸で暮らした場合1カ月の家賃は適当に7万円だと設定した場合20年間で1680万円かかります。

光熱費は人数にもよりますが、ここでも適当に一律7000円だとして電気水道ガス3つ合わせて21000円。

これが20年で5百4万円になります。
家賃と光熱費合わせて2104万円になりますね。

食費は総務局が発表している数字では平均約7万円となっています。

世帯平均人数は3.45人となっているので、1人頭約2万円です。
これを20年間として計算すると480万円となります。

合わせると2584万円がおおよその老後の生活費であると計算することができます。

しかしこれはただ暮らしているだけの生活費です。
老後20年間ずっと家に引きこもるわけではないのでこれにプラスして出費があると考えられるので、実際はもっとかかります。

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さらにお葬式の費用なども考えると全国平均で約200万円と言われているので、上記の生活費と合わせて約2800万円必要となります。

住む地域にもよりますが、これにプラスで交際費や冠婚葬祭費用、交通費や車などの維持費を加えると偉いことになるのはざっくりと計算しただけでも理解することができますよね。

6000万はちょっと言い過ぎかもしれませんが、税金やらなんやらを加えるとまんざら嘘ではない額になるかもしれません。

ちょっとこの辺は私にはわかりかねますが、3000万は固いと言って間違いないと思われます。

ちなみにこれはあくまで独り身の話です。 夫婦の場合これの倍はかかると考えていいので、1億ぐらいは貯蓄している必要があると思われます。

では次に年間いくら貯蓄すれば60歳までに3000万円貯めることができるのか考えてみましょう。

例えば新卒で働き始めた場合、22歳から社会人としてスタートしますので、48年間働くと言う計算になります。

また大まかに計算すると3000万÷の48年間なので、1年間で625000円貯蓄する必要があります。

月換算で言うと1カ月52000円です。
毎月52000円貯蓄しなければ3000万には届きません。

しかし先ほども言ったように3000万はあくまで生活費のみで考えた場合の必要貯蓄額です。

これだけでは年金を合わせても本当に切り詰めた生活を余儀なくされる可能性がありますね。

しかも新卒で働いて60歳定年するまでの期間ですから当然それよりも遅くから貯蓄を始めた人はもっと年間の貯蓄額が多くなければ届きません。

もし30歳からはじめれば年間100万円の月83333円貯蓄しなければならず、40歳なら年150万月125000円と、どんどん貯蓄額も大変なことになっていきます。

普通に考えて貯蓄だけで1カ月に10万円以上回せる人って多くはありません。

社会人スタートから始めても月に5万円以上貯蓄に回すとなると、家賃7万食費2万光熱費21000円で計111000円かかりますね。

実際は住宅手当がついたりする人もいますし家賃をもっと低い所に住む場合も多いのであくまでも1つの例えにすぎませんが、生活費だけで11万かかるのですから貯蓄で5万必要だと考えると最低でも月収16万円必要です。

しかしこれは交通費などは一切考慮しない計算です。
そう考えると月収20万以上はなければ厳しいですね。

ここでお気づきの方もいらっしゃると思いますが、結婚や出産などがあるともっと必要になりますよね。

つまり普通に結婚して子供を産んで育ててなど考えるととてもじゃないですが3000万円貯めることなんか無理です。

子どもを成人させるまでに1000万円以上はかかると言われています。

考えるだけで恐ろしいです。
結婚出産に後ろ向きなのもわかりますね。

それどころか自分1人生きていくので精一杯な人は多いと思いますので、少子高齢化がどうのこうのの前にいろいろとヤバいと言うのが現実です。

このままでは恐らく若者はチャレンジ精神を失い、安泰ばかりを求める国になるかもしれません。

今も十分そんな気もしますが、今将来の夢はユーチューバーです!と言っている子どもたちも数年後には将来の夢は公務員です!なんて言っているのかもしれませんね。

そんな冗談が笑えないほど深刻な状況なので舛添さんでしたかね、今叩かれてますがこんな状況であんなことすりゃ批判されてもおかしくありません。

もうちょっとこの辺真剣に考えていただきたいところです。

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まとめ

老後に必要なお金

  • 家賃大体7万
  • 光熱費大体2万
  • 食費大体1人2万
  • 老後約20年間とすると
  • 約2600万円
  • プラス葬式費用200万

合計約3000万

これが最低限老後生きていくための1人あたりのお金であると考えていいのではないでしょうか。

定年までに1人あたり3000万円以上貯蓄することができる人はどれほどいらっしゃるのでしょうか。

できない人は死ねと言っているのかもしれませんね。
私はアラサーなんであと約30年で3000万と考えると正直無理そうです。

死にたくはないんですがどうにかならないもんですかね。

それではまた。

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