たまに求人情報で経験者優遇と書いてあることがあります。
特殊な仕事だと経験者の方がいちいち教えることも少なくて済み、呑み込みが早いので経験者を取った方が即戦力になりますよね。
求職者からすれば経験があると有利で、雇用者からしても経験があると助かりますのでＷｉｎＷｉｎの関係であると言えます。
しかし、経験者優遇するのは良いとして、経験者優遇と言う名の経験者のみ採用では意味がありません。
もしそんな企業ばかりになれば経験者しか雇わないので結果的にその分野の人材は減る一方になってしまいます。
ですが企業ってアホなんで経験者を優遇し、経験者を採ることばかりに集中します。
特に技術職などの特殊な仕事は顕著で、経験者しか採らないレベルで採用しません。
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素人が言ってもいや～経験がないと、などと言うこともあるのです。
つまり企業側は「どっかで優秀に育った人材を家に格安で来ないかな」と言っているわけです。
このように自分たちの都合ばかりしか考えずその分野そのものを考えていないので、どんどん働く人が減っていき自然に淘汰されてなくなっていくのです。
これと似たような話で新卒採用があります。
日本は新卒至上主義で、新卒と中途では大きな差があり、新卒採用で就職先を逃してしまえばどこもかしくも経験が云々言って来て雇ってくれなくなってしまいます。
ドラクエで言うと、新卒はちゃんと最初から始められるのに対し、中途は自分のレベルはそのままでいきなり中盤から終盤のモンスターと戦わなければならないようなもの。
レベル１の勇者がどうやってレベル４０のギガンテスと戦えばいいのでしょうか。
ニートがどうのこうのと言いますが、ぶっちゃけ働きたくないのではなく働くチャンスすら与えてくれないと言った方が正しいのかもしれません。
もちろん働こうと思えばバイトなりブラック企業なりありはします。
それならバイトなどの非正規雇用の待遇の悪さを見直すことやブラック企業を厳しく取り締まらなければ今後もレベル１の勇者は増え続けていくでしょうね。
そもそも新卒で就職できない無能だから悪いですし、計画性のない無能だから悪いんですけどね。
ただみんながみんな最初から有能だったらこの国はもっと栄えてるんじゃないですかね。
大卒ニートが増えてるとかなんとか話題になってますが、そういう風にしてるのは大学生の方ではなく企業や国の方ではないのかと思います。
まあ私は高卒なんでそれ以前の話ですが。
それではまた。
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