人脈と言う言葉

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コラム
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人脈はとても大きな力となります。

例えばどんなに優れた人も人脈がなければなかなか日の目を見ることはできませんが、そこそこ優れているぐらいのレベルでも人脈があれば日の目を見るのもそれだけ早くなります。

どんなに優れていて天下を取ったとしても、その人に人脈がなければすぐに天下から下されることになります。

織田信長に人脈がなかったとは言いませんが、豊臣秀吉や徳川家康の人脈にはかなわなかったのかもしれません。

その辺の話はあまり詳しくないので置いとくとして、人脈は確かに強力ではあるのですが、やたら人脈を誇示する人っていますよね。

私は人脈を誇示するのはあまり好きではありません。

なぜかと言うと、人脈と言う言葉には単なるつながりではない裏があるからです。

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ビジネスの場合の人脈は、利益になる人。

趣味や友達などに対する人脈は、楽しく遊べる人。

どちらも自分にとって利益になる人のことを指します。

そして人脈と言うのは自分にとって利益にもなり、相手にとっても利益になる利害が一致した関係でもあります。

ですから単純に仲良しこよしと言えるものではないのかなと言う印象を受けます。

私が人脈を誇示するのが嫌いな理由は、人脈を誇示すると言うことがいかに自分は人を利用している。または利用できるかを自慢しているようなものだと思うからです。

別にそれ自体はすごいことだと思うのですが、それを自ら誇示するのはその人が仲良くする理由が利益になるからという考えが透けて見えてしまうのですね。

ですから人脈と言う言葉を使う人はあまり好きではありません。

特に意識高い系の若者が人脈と言う言葉を使いたがる傾向にあるように思うのですが、若者なんて大した役にも立たないのですから余計人脈と言う言葉が一方的なものとなってしまいます。

若者だけではありませんが、力のない者の言う人脈は利用できる人と言う意味合いが強くなると思うんですよね。

こういった方は勘違いしているように思うのですが、最初の方に例えた徳川家康や豊臣秀吉は確かに人脈はありますが、それと同時に彼らは歴史に名を遺すほどのすごい人望を持った人物であることも伝えられています。

戦国時代の人物なので現代に正しく伝わっているかはわかりませんが、人脈だけでなく人望があったからこそ天下を長らく治めることができたのかもしれません。

人脈は確かに大事なものだと思いますが、人脈はいずれ何かアクシデントがあったときなどにもろくも崩れ去ってしまうのかもしれません。

私は本当に大事なのは人脈ではなく、人望なんじゃないかなと思います。

信長は人脈はあったかもしれませんが、あんまり人望はなかったような印象があります。

でも人望だけでも三国志の蜀、劉備は人望に厚い方だったようですが結局なんだかんだで魏が三国統一していますし、人望だけでもどうにもならないのかもしれませんが。

私は人脈は全然ありませんが、人望だけはありたいと思うので、人脈作りに必死になることよりも人望を得るために自分を高めたり人を助けたりしていたいなと思います。

人脈を否定するわけではありませんが、少なくとも人脈人脈言っている人には人望がなさそうだなと思います。

それではまた。

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