アルバイトや仕事を探すとき求人情報を探して応募することが多いと思うのですが、求人情報に応募資格を設定している場合があります。
例えば普通運転免許が必要だったり、整備士や保育士の免許が必要だったり、何か特殊な職業の場合は免許を取得していることを条件にしていることがあります。
でもたまに特殊な免許は必要ではないですが、経験者や即戦力を条件に求めていることがあります。
気持ちはわかるんですが、あれって自分たちの業界を自分たちで首を絞めているような状態だと思うんです。
確かに経験者や即戦力の方が良いに越したことはありません。
その方が教える手間が省けますし、教える手間さえ裂けないぐらいギリギリでやっているならむしろ即戦力じゃなければやっていけません。
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なので気持ちはわかるのですが、経験者で絞るとそれだけ幅が狭まります。
それに経験者なのに今その業種をやっていない、もしくは転職を考えている人に限られるということは、何らかの理由でその業種を辞めたかやめようと思ったことがある人なのだと思います。
そのため、ちょっとやそっと待遇が良いぐらいでは応募してこないのではないかと思うんです。
なので即戦力や経験者を条件に上げるのはあまり求人募集としては良くない集め方なのではないでしょうか。
それよりももっと重要だと思うのが、最初は誰もが初心者です。
経験者や即戦力を求めるような求人だと他の業種からこの業種に転職を考えている人や、新しく仕事を始めたいと考えてこの業種を選んだ人をふるいに落としているのです。
これがなんで重要なのかというと、初心者や新しい人を取らなければその業種は一生今いる人数から増えないということになります。
他所の会社やお店にいる人、今自分たちのところにいる人。
みんな合わせて従業員の取り合いにしかならず、その中にはもうこの業種から手を引く人もいれば年齢的に引退する人などもいて、ただただ減るのを待つだけになってしまいます。
ですから多少大変でも未経験者を確保していかないとその業界は終わります。
実際に終わりかけている業界として職人系の業界は後継ぎ不足が深刻なところもあるようです。
特殊な職業でも整備士や美容師などはちゃんと学校もあるので未経験でも学校で経験していれば良いかもしれませんが、そうじゃない場合は本当に減っていくばかりです。
私には関係のないことかもしれませんが、こうして衰退していくのはとてももったいないですし防げることだと思うんですよね。
その防ぐ方法の1つが未経験者を歓迎することだと思うのです。
人間最初は誰もが初心者ですし、やってみなければ向いてるかどうかもわかりません。
1度でも経験することは大事なことだと思うので、経験者優遇や即戦力を求めるようなやり方はあんまり良いやり方ではないのではないかと思いました。
そんなに甘くないのかもしれませんが、なくなるよりは大分マシだと思います。
特に職人系の業界は未経験者を集めて体験会みたいなのを積極的に行っていった方が良いのかもしれませんね。
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