現代人はスマホに依存しています。
スマホは本来の携帯電話としての機能に加え、SNSなどのネットワークサービスやゲームなどの娯楽、今や本もマンガも音楽も映画も何でもかんでもスマホ1台で済んでしまうため人はスマホに依存します。
そんな現状からスマホ依存を改善したいと考える人も少なくないようで、最近はスマホ依存を改善するための無人島ツアーが一部で話題となっています。
以前究極の休みを過ごす方法と言う記事でも話したように、私も現代人はスマホに縛られていると思うので、無人島のような強制的に圏外に行くことでスマホを使えない状況にすればスマホに依存することも少なくなっていくのではないかと思います。
しかし、今回お話したいのはこの無人島ツアーの参加者に見られる矛盾についてです。
今回たまたま以下のような記事を拝見させていただきました。
ネット依存の子ども達が無人島「スマホ断ち」ツアー 大人が依存気味なのに時代錯誤では?
この記事によると、スマホ断ちツアーの参加者には子どものスマホ依存を改善するために子どもを参加させる親がいるとのこと。
まあそれだけ見れば何も問題ありませんが、親は参加せずに子供だけ参加させている人もいると言います。
そもそもスマホ依存は子どもだけの問題ではないはずなのに、大人たちは自分たちのスマホ依存のことは棚に上げ、子どもたちにだけやめさせようとしているのです。
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こんなバカな話があることに私は驚きを隠せません。
普通とか常識的になんて言葉を使うと安っぽく聞こえますが、人に何か辞めさせたいと思うことは人に何かを求めると言うことですよね。
人に何かを求めるとき、人は何かを与えなければなりません。
例えばスーパーでお買い物をするなら商品を求める代わりにお金を与えます。
人何にか手伝ってほしいときには手伝ってもらった代わりにお駄賃やお礼を与えます。
こうして人間の社会はお互いに与え合うことで成り立っていて、こうしたお互いに利害が一致する関係のことをWinWinの関係などと言います。
しかし、このスマホ断ちツアーに参加させる大人たちは、自分たちはスマホを好き勝手いじくるクセに子どもたちにはやめろと言います。
他のことで例えるなら、お前はデブだからダイエットしろとデブの奴に言われることと同じことなのです。
いかにこれがおかしいか伝わりましたでしょうか?
こういうのを人は「棚に上げる」と言います。
大人だから、子どもだからそんなことは関係ありません。
普段勉強もなにもしない大人に、勉強はしないとダメだぞと言われることほど説得力のない言葉があるのでしょうか。
このような人は、相手を見下していているのです。
自分と相手が対等ではないと考えているからこそこのような行いができるのです。
大人だろうが子どもだろうが、自分がやって見せなければ説得力がありません。
スマホ依存を改善させたいのであれば、まず自分がやらなければ子どもスマホ依存が治るわけがありません。
そんなこともわからない大人にやめろと言われたところでやめるわけないじゃないですか。
お金を払って専門家や矯正機関に任せれば大丈夫なんて考えが愚の骨頂なのですよ。
本当にやめさせたいのなら己自信が変わらなければなりません。
話はそれからです。
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