社交的な人が明るい人ばかりじゃない理由

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コラム
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多くの人は、「外向型」「内向型」と聞くと社交的な人は外向型、社交的でない人が内向型だと考えるのではないかと思います。この「外向型・内向型」を提唱した人物はスイスのフロイト系心理学者であるカール・グスタフ・ユングと言う人物です。

このユングは個人的に大きく影響を受けた心理学者なのですが、ユングが提唱した「外向型・内向型」にはさらにそれぞれ4つの種類に分ける事ができます。

そもそも多くの人が誤解している事が、外交型が社交的、内向型が社交的ではないと言う考えは少し違います。あくまで外交型の社交型、と言うタイプが存在し、内向型にも社交型は存在するのです。つまり、外向型だから社交的なのではなく、「外向型の中の社交的なタイプ」だと言う事なのです。

実は外向型でも社交的でない人も存在し、内向型でも社交的な人が存在します。今回はそんな外向型・内向型について見ていき、あなたがどのタイプなのか知って自分や他人の事をさらに理解するための指標となるよう説明したいと思います。

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外向型と内向型の違い

上記で外向的だからと言って必ずしも外向的なわけではない事をお話しましたが、ユングの分析心理学では「外向型」は自分の意識が外に向かうタイプの人を言い、「内向型」とは意識が自分の内側に向くタイプの事を言います。

簡単に言えば、何かをする時あの人だったらどうするかなとか、何かをする時まず行動してから考えるようなタイプを外向型と言います。
反対に、何かをする時に自分だったらどうするか、一度考えて自分の中で形を作り上げてから行動するのが内向型と言います。

意識が外に向いているか内に向いているかの違いであり、社交的かどうかは「外向的・内向的」では図る事はできません。
ではどのようにして性格が分けられているのかを見ていきましょう。

思考・直観・感情・感覚4つのタイプに分けられる

意識が自分の内か外かで外向・内向が決まる事まではご理解いただけたかと思います。
そこからさらに4つの緩いに分類されます。

1:思考型

思考型とは、絵や写真を見てこれがなぜこうなるのか、車など乗り物を見てなぜ動くのか、など何かに対してなぜそうなるのか思考する事、考える事で物事を理解しようとするタイプが思考型です。

外向型の思考型なら、その物を見たり触れたりして考え理解しようとします。
内向型の思考型なら、その物がどのような構造なのかなどを想像して仮説を立ててから理解しようとします。
両者の違いは自分の外から得たもので理解するか、自分の内で考えてから理解するかの違いです。

2:直感型

直感型とは、何かを見てインスピレーションを得るタイプで、例えば鳥を見て飛行機の構造を思いつく事や、走っている馬から自転車の仕組みを思いつく事、空を見て自分の小ささを知る事など、そのものとは異なる何かをそれから得るタイプを直感型と言います。

外向型の直感型は、牛を見てサルの特性を知るなど、何かから別の何かについての事を思いつくタイプです。
内向型の直感型は、何かを見て自分の内面に気が付くなど、何かから自分の何かを思いつく事などがあります。

3:感情型

こちらは説明不要なぐらい多くの人に認知されているでしょう。
物事を「快・不快」「好き・嫌い」「良い・悪い」などの感情で判断するタイプの事です。

外向的感情型は、外から刺激を受け外に流すタイプです。
内向的感情型は、自分に対し刺激され自分の中で留めるタイプです。

これだけだと誤解があるかもしれないので付け加えると、外向的感情型は一般的な女性のようなイメージです。
イライラした事をどう思う?など他人に話したがるタイプで、内向的感情型はよそはよそ、うちはうちのような考えの持ち主で、人に対しどうこう言わない反面自分の事も人に話さないようなタイプです。

4:感覚型

感覚型とは、五感などの感覚を重視したタイプです。
外向的ならこの音は他の人はどう思うか、この味はどう思うかと考えます。
内向的ならこの音は柔らかい、この味はキレがあるなど自分がどう思うかに重点を置きます。

明るいけど社交的でないあなたは「外向的直感型」かも

思考・感情・感覚・直観4種類説明しましたが、その中でもさらにタイプがあり、「思考・感情」を合理的、「感覚・直観」を非合理的とされ、合理的タイプはそのものを自分の中でかみ砕き、理解する傾向があり、非合理的タイプはそのものをそのまま捉える事ができ、好き嫌いなどを考える前にそれをそのまま受け取る事ができます。

明るいけど社交的ではないタイプは、「外向的直感型」ではないかと思います。
意識が外を向いているため基本的には明るい人だと捉えられているでしょう。
しかし、直感型の人は物事を好き・嫌いのように考えず、直感的に捉えて判断します。

そのため明るいからと言って必ずしも人に対し社交的なわけではなく、むしろその逆で人付き合いに対し何も感じないのであれば全くしません。社交的な人はそこに何メリットがありそうしていますが、直感型の人はそこに好き嫌い以前に感じるものがなければ動きません。

言い換えれば興味がないのです。
人付き合いに対し興味がないので、明るくても社交的ではないと言えるでしょう。

おわりに

いかがでしたか?
私もまだまだ未熟者なので、納得のいく答えではなかったかもしれませんが、ユングのタイプ論で言えば明るいのに非社交的な人はこのようなタイプではないかと思います。

別に意味があって非社交的なわけではなく、ただ単に興味がないだけ。
あなたはどうですか?

これで自分タイプを知り、今後の人間関係に生かしていただければ幸いです。
それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。

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