バーテンダーと言う職業についてのお話

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コラム
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バーテンダーはスーパーマン!?

普段は心理的なお話を主にしている当ブログですが、今回は何も思いつかなかったもとい、あまり一般的ではない職業、バーテンダーと言う仕事についてお話したいと思います。

私は3年間ほどバーテンダーとして働き、いわゆる水商売と言われる部類の人間でした。
ちょうどそのころリーマンショックの影響が残っていて、飲食業界全体が下火になっていた時代でした。

そうは言っても、ミーハーなお客さんが減っただけで、バー好きなお客さん自体は回数は減っても、全く来なくなると言うことはありません。

そんなバーですが、基本的に2件目以降のお店なので客入りは遅めで、飲むペースも比較的穏やか、なおかつ回転もゆっくり。それに加え、あまり忙しそうにせかせか動くとお客さんに余計な気を使わせてしまうこともあるため、常に余裕のある立ち居振る舞いを意識していなければなりません。

居酒屋などでは忙しそうにしていた方が活気があり、盛り上がっている感が出るためあえてせかせか動くこともあるかもしれませんが、バーでは活気などよりも。落ち着いた雰囲気でゆっくりする場所として利用する方がほとんどです。

なので、洗い物や下げて来たグラスやお皿、またお客さんに提供するときなどもガチャガチャ音をならさないように注意し、かつ素早く行動すると言う、言葉だけ聞くと矛盾しているような動き方をします。

お店によっては、料理なども提供していて、カクテルやお酒だけでなく料理を作る技術や知識も必要で、カクテルなどにフルーツを使うこともあり、フルーツの知識やフルーツカットのナイフさばきなど以外にも多彩な技能を必要とする職業でもあります。

個人経営のお店のマスターなんかは、料理・カクテルなどお酒・接客・経営全てを1人でこなすスーパーマンだったりします。

日本では水商売だと言われ、下に見られがちですが、海外ではバーテンダー専門の学校があり、社会的な地位もそれなりに高く、人気で憧れの職業でもあります。

ただ海外のバーテンダーと日本のバーテンダーは少し違います。
日本のバーテンダーは、みなさんもご存知の通り、寡黙でクールなイメージがあると思います。
もしくはお客さんと一緒に飲んだくれているイメージですかね。

ですが、海外のバーテンダーは結構ド派手です。
トムクルーズ主演の有名な映画「カクテル」を見たことがある人はご存知かと思いますが、海外では派手なパフォーマンスをしたり体を大きく使って、1つのエンターテイメントのような見せ方をします。

この辺はYoutubeなどの動画サイトで検索すればたくさん出てくると思いますので、興味がある方は1度ご覧になってみてください。

まあざっくり言えば、日本は「静」海外は「動」と言ったような違いがあると言うことです。

そんな「静」な感じのバーが多い日本ですが、技術面もさることながら、1番注目して欲しいのが、接客面なんです。

ホテルのバーでなくても、その辺の町場のバーでもたくさんの人と接するからか、かなり接客、コミュニケーション能力に長ける人が多くいると言う点を私は押します。

バーにはいろんなお客さんが来ます。 男女で2人の空間を楽しみに来る人。 友人や仕事仲間と話をするために来る人。 純粋にお酒を楽しみに来ている人。 バーテンダーとお話をしに来る人。

これらのお客さんはそのお客さん毎に目的があって来ています。
そのため通り一遍の接客ではベストとは言えません。

男女で2人の空間を楽しみに来ているお客さんに、積極的に話しかけるのはウザいですよね。

バーテンダーとお話しに来ているのに、忙しそうに作業をしているなど全然構ってくれなければつまらないですよね。

それを日常的にやっているので、多くの場合バーテンダーは空気が読め、話題が法豊富、人との距離感を上手く取り、気持ちよく話をさせることができる。と言う人が多くいるのが特徴です。

中にはおしゃべりな人や空気の読めない人もいますが、どちらもたくさんの人と接してきたと言う点では変わりありません。

このように、バーテンダーと一口に言ってもいろんな役割があります。
人によっては、料理がおいしいから好き、お酒がおいしいから好き、接客が素晴らしいから好き、など捉え方も人により様々です。

もしあなたが料理人になりたいからレストランで働きたいとお考えなら、レストランほど多くの料理を出しませんが、バーで料理の勉強をするのも1つの案として考えて見てもいいかもしれません。

また、接客が好きだからホテルマンになりたい、アパレルで働きたいとお考えなら、バーで多くの人と接して接客の技術を学んでみるのも1つの案としていかがでしょうか。

夜の仕事はなー。 酔っ払いがウザそう。

などの理由で敬遠する人も少なくありませんが、逆に言えば、酔っ払いのあしらい方はここでしか学べないと言っても過言ではないのではないでしょうか。

それでも嫌と言うなら無理には勧めませんが、先入観で決めつけてしまうのは、学びと言う点ではもったいないと言えます。

何も何年も務めろと言っているのではありません。
1年でも数カ月でも1度やってみるのをおすすめします。

それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。

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