人はなぜ嘘をつくのか~自己防衛編~

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コラム
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前回はこちら人はなぜ嘘をつくのか~理由編~

こんにちは、前回から引き続きお読みいただいている方も、初めての方もいらっしゃるとは思いますが、さらっと前回のおさらいをしてから本題に入ろうと思います。

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前回のおさらい

  1. 嘘には「優しい嘘」「悪意のある嘘」がある
  2. そのどちらも根本にあるのは「自分のためにつく」と言う理由がある
  3. 「自分を守るため」「自分を良く見せるため」「会話を円滑にするため」に嘘をつく
  4. 嘘とは、つるつるの盾のようなものである

と言うのが前回のおさらいです。
詳しくは上記に貼ってあるリンクから前回の記事が読めますので、そちらへお願いします。

それでは今回のテーマである「人はなぜ嘘をつくのか~自己防衛編~」をお話していきたいと思います。

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人が嘘をつくのは自分を守るため?

前回の記事でも話したように、人が嘘をつく理由には自分を守るためであると言いました。

例えば相手を傷つけないための嘘だとしても、その根っこにあるのは「相手を傷つけることで自分が傷つく」と言うことです。

サイコパスなどの頭のねじが外れた人でない限り、大体の人がどんな他人だろうと知ってる人を傷つけるのには抵抗があるはずです。

自分ではどんなに強がって見せても人を傷つけた時に罪悪感が残るもの。
つまり、人は人を傷つけると自分にも傷がつくものなのです。

誰かを批判したり暴言を吐いたりするのをやめろとは言いませんが、その言葉は諸刃の剣で鋭い刃を持つ反面、持ち手に棘がついていて自分にまで傷がついてしまいます。

これが相手を傷つけないようにすると同時に、自分を傷つけないようにしていると言うことなのです。

私はつくづく思うのですが、言葉と言うものは非常に鋭い刃にもなり傷を癒す薬にもなるもので、それを自分の意思でコントロールすることができればいいのですが、自分の意図しないものとなることが多々あります。

なぜなら言葉と言うものが「語り手」から「聞き手」に移るまでに性質が変わってしまうことがあるからです。

いくら私が傷を癒す薬として言葉を使っても、受け取る相手にとって傷口をえぐるような鋭い刃となってしまう恐れがあります。

例えば頑張っても頑張っても報われなくてとても悩んでいる人に、癒すつもりで「頑張って」とか「負けるな」などと一般的に言いがちですよね。

これが受け取る側からすると「これだけやっても努力が足りない」と言う風に捉えてしまい、「頑張れ」と言う一言が相手を傷つけてしまうことだってあるのです。

ですから私は基本的に「頑張れ」とか「努力」みたいな言葉は使いません。

実際私も自分なりに努力してきたと思っていたのに報われなかったことから、いかに「頑張れ」「負けるな」「努力しろ」と言う言葉が無責任で「もっと苦しめ」「もっと苦労しろ」と言うようなものだということに気がつき、この言葉が非常に危険であることがわかりました。

このように言葉はときとして武器にもなり盾にもなります。

そんな言葉を上手に扱うために「嘘」と言うものが存在し、武器として使わないように、また自分を傷つけるとげとならないように工夫した結果が、「嘘」と言うものなのではないでしょうか。

こういうとまるで嘘を正当化して擁護しているように聞こえるかもしれませんが、相手を傷つける嘘ならそれは私の言う嘘とは反対のものです。

どんなに素晴らしいものでも使い方によっては凶器となります。
嘘もまた、使い方1つで強力な兵器となり強力な癒しにもなるでしょう、

最後に、人が嘘をつくのは言葉と言う不安定な要素を上手く扱うためなのかもしれません。

それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。

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