みなさんの周りに自分の見たもの聞いたもの、自分で感じたものしか信じない、という人はいませんか?
「百聞は一見に如かず」ということわざがあるように、百回聞いたことよりも一回見るのに及ばないことを意味する言葉です。
確かに何度人に注意されても、実際に自分が見てみない限り理解できません。
いくら人がUFOを見たと言っても、自分が見たことがなければUFOを見たなんて信じられませんよね。
その気持ちはよくわかります。
しかし、人間の五感は思う程優れてはいません。
自分で見たり聞いたりしたものしか信じないと言う人は、実は非常に少ない情報しか信じないと言っているようなものなのです。
今回はそんな「人間の五感」についてお話したいと思います。
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- 人間の五感は結構しょぼい
- ほとんどの人が人間を基準に五感を考えますが、人間には見えていない物の方が多いのです。
- つまり人間が聞こえている音も全てではないということです。
- それ以上あるのかはわかりませんが、犬やブタなどが100だとすれば、人間はたったの0.0001ぐらいしか匂いを感じることができないと言えます。
人間の五感は結構しょぼい
実はこの話、冷静になってみれば誰でも知ってることです。
最後まで読んだとき、あなたの価値観も変わると思いますので少々読みづらいかもしれませんが、要点だけでも読んでいただければと思います。
まず、人の五感には「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」の5つがあります。
目で見て感じる能力を「視覚」 耳で聞いて感じる能力を「聴覚」 鼻で匂いを感じる能力を「嗅覚」 体で触れたとき感じる感覚を「触覚」 舌で味を感じる能力を「味覚」
当然みなさんご存知のこの能力。
多くの人が知ってるこの能力は、人間が一番優れていないことは誰でも知っていますよね?
例えば視覚。
視覚は人間よりも優れた動物はたくさんいます。
単純に視覚と言っても、水の中での視覚が優れた動物、視野が半端なく広い動物、ものすごい距離を正確に見ることができる視覚など分野が様々。
さらに動物の中には人間が見えない光。
赤外線や紫外線などを見ることができる種もいます。
ほとんどの人が人間を基準に五感を考えますが、人間には見えていない物の方が多いのです。
つまり、具体的な数字はわかりませんが、赤外線や紫外線を見ることができる動物が100だとすれば、人間なんて0.01とかそんなもんです。
何も視覚だけではありません。
例えば聴覚も人間が聞こえないほど高周波の音を、動物は聴き分けることができるとされています。
中でも優れているのが、コウモリやイルカです。
コウモリは超音波を駆使して暗闇でも自由に飛び回ることができます。
また、イルカも超音波を使って仲間とコミュニケーションを取るとされています。
これらの音は人間には聞こえません。
つまり人間が聞こえている音も全てではないということです。
嗅覚もご存知のように犬なんかは半端じゃないほど嗅ぎ分けます。
また犬以外にも、ブタやクマなども優れた嗅覚を持つとされます。
これらの動物が嗅ぎ分ける匂いは、人間の100万倍とも言われています。
それ以上あるのかはわかりませんが、犬やブタなどが100だとすれば、人間はたったの0.0001ぐらいしか匂いを感じることができないと言えます。
触覚や味覚に関しては、人間ですら正しく数値化できていませんので飛ばしますが、「視覚」「聴覚」「嗅覚」だけでも相当人間が感じられているものは少ないことがわかります。
自分の五感で感じたものしか信じないのは1万倍以上損している
自分が見たものしか信じない、聞いたものしか信じない、など自分の五感で感じたものしか信じないという人はたくさんいますよね。
最初に話したUFOもそうですし、占いや超常現象、超能力や幽霊などのオカルト全般。
オカルトのみならず、犬や猫などの動物が敏感に感じていることを、飼い主に知らせようとしても、気付かない人は多くいるのではないでしょうか。
何もオカルト系のものや訳の分からない宗教などを信じろと言っているのではありません。
かたくなに自分で感じたものしか信じない人は、ただ単に世界の0.000001%。 数字で表せないほどものすごく少ししか知らないくせに、たったそれだけのことを大事に大事に信じているのです。
あなたが信じたいものを信じるのは大いに結構です。
しかし、それが正しいかどうかは別の話。
むしろあなたが信じていない物の方に真実はあるのではないでしょうか。
人間が見たり聞いたりできているのは、動物に比べてもかなり少ないんですよ?
知らないものがまだまだ気が遠くなるほどたくさんあるんですよ?
それなのに、わずかしか知らない自分の考えや感覚が正しいと言い張るのはかなり無理があるのではないでしょうか。
つまり、なにが言いたかったかと言うと、自分の五感で感じたものしか信じないと言う人は、例えるならものすごい広い土地で小さな箱庭を作ってこれが真実だと言い張っているのと同じです。
周りを見渡せば、そのちっぽけな箱庭の何1000000000000倍も広い土地で、畳2~3畳分の庭で知った気になってるようなものなのです。
具体的な数字はわかりません。
これは私が無知なのもありますが、それ以前に人類がまだ何も知らないからでもあります。
そうです。
人類はまだ世界の1%も知らないと言えます。
宇宙のことはもちろん。
動物や虫、私たち人間のことすらよくわかっていません。
さらに地球のことですらわかっていないのですから、自分が感じたものが正しいとは限りませんし、自分が感じていないものが正しいとは限りません。
そもそも何が正しいのかすらわかっていないのです。
つまり、正しいとか正しくないとか言っているのは、非常に不毛でしょうもないこだわりだと言えます。
人間は正しいか正しくないかよりも、ただ信じたいか信じたくないか。
言い換えれば、どう解釈するかでしかないと言うことです。
あなたが自分の感覚にこだわり、自分の感覚だけを頼りにするのは止めません。
ただし、その感覚は世界の1%も知らないことを知りましょう。
それすらも知らずにただ自分の感覚だけを頼りにするのは危険です。
なぜなら、あなたの感覚が仮に間違っていると思う方法に進むものだとしたら、もう変えようがないからです。
自分しか信じないというのは、言い換えれば方向転換できないということです。
それを知っててやるのと知らないままやるのとでは大きく違いますので、しっかり把握してするようにおすすめします。
それでもあなたは自分の感覚にこだわり続けますか?
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