やっちゃだめと言われるとやりたくなる現象カリギュラ効果とは

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コラム
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押すなよ!?押すなよ!?と言うのはフリ。
やるな見るな絶対ダメと言われると余計に気になる現象ってありますよね。

ダチョウ倶楽部のお家芸であるこの現象。
実はちゃんと名前もついた心理効果で、名前を「カリギュラ効果」と言います。

名前の由来はカリギュラと言う映画が元となっていて、あまりに過激な内容だったため上映禁止になったのですが、これが返って興味を引き話題となったことからカリギュラ効果と言われるようになったそうです。

日常生活にもこのようなことは潜んでいて、例えば私が学生のころ映画バトルロワイヤルが15禁で、ちょうど中学生だった私の年齢では観ることが禁止されていました。

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とはいっても、親や兄弟など15歳以上の人にレンタルショップで借りてきてもらい、観ることは可能で事実15禁と言うことだけで逆に興味を引いた同作は当時同学年の間ではちょっとしたブームとなっていました。

中学生ぐらいの年頃は反抗期ですから、ダメとか禁止などと言われると余計にやりたくなる年頃です。

もれなく私の通っていた学校でも禁止されている物を観たと言うえもしれぬ優越感のようなものを感じ、自慢げに語っていた人も多くいたものです。

他にもレンタルビデオで18禁の物がありますよね。
いわゆる大人のビデオ、AVなんかも同じように禁止されているものなので、余計に興味を引き観たと言うだけでなんだかすごいことをしたような気分になったものです。

人間はこのようにやっちゃダメ、見ちゃダメ、聞いちゃダメなどしてはいけないと言われるとかえってやりたくなってしまいます。

これは何も反抗期だからではありません。 大人でも同じようにダメだと言われると余計に気になってしまうのです。

例えば不倫や浮気をしてはいけない。
これは誰でも知っていることですよね。
しかし、周りを見渡してみて浮気や不倫をしたことがない人はダメだと言われているにも関わらず、割と多くいるのです。

こういった不貞行為などはもちろん。
その他にも禁煙、禁酒、ダイエットなど制限されたものを守れる人はどれほどいるでしょうか。

冷静になってみて考えると、ダメだと言われたものって結構破られがちで、破らなかったとしてもかなり気になってしまうことがわかるはず。

でもちょっとお待ちください。
ダメだと言うと逆にやってしまうのなら止めようがないのではないでしょうか。

そう疑問を覚えますよね。
ご安心ください。
ちゃんと止める方法はあります。
ただし1度でピッタリ止まるわけではありません。

それでも良ければお話しますのでもう少しお付き合いください。

止めさせたいことをちゃんと辞めさせることができる方法とは。

逆に強制的にやらせれば良いのです。

止めさせたいことって何がありますか?
お子さんをお持ちの方ならゲームとかマンガ、テレビなどばかりで勉強をしないことをお悩みの方は少なくないと思います。

仮にゲームを止めさせたいとします。
普通はゲームを止めさせたいと考えた親は、ゲームを1日1時間とか宿題が終わってからじゃないとさせないなど制限を設けるか、最初からゲーム自体買ってあげないなどの対処法を考えるかと思います。

しかしそれでゲームを止めたためしがあるでしょうか?

仮に止めたとしても、他の何かに熱中しまたそれを禁止する無限ループに陥り、勉強には興味を示さないことでしょう。

この場合、ゲームを禁止しているために余計ゲームが気になってしまいます。
また勉強を強制することで、勉強に対して余計に嫌気がさし、ただやるだけでしっかり頭に入らず意味がないことになりかねません。

ではどうすればゲームを止め、なおかつ勉強をしてくれるのでしょうか。

それは、ゲームを必ずやることと強制すればいいのです。

どんな日でも1日3時間なにが合ってもやることを強制します。
それはゲーム中にご飯ができても3時間経つまで決して食べてはいけないと決めます。

最初の内は喜んでやることでしょう。
しかし、強制されてゲームをしている内に段々飽きてきますよね。
それでも1日3時間やらなければなりません。

すると次第にやりたくないと言う気持ちになっていきます。
やりたくないのにやらせされている。
そんな風に思い始め、自らやめさせてくれと頼むのです。

逆に勉強はしてはいけないと強制します。

絶対に家では宿題でも自習でも勉強をしてはいけないと言うルールを作ります。

最初はやったーと喜び、宿題をしなくて先生に叱られても、だってお母さんがするなって言うからなどと言い訳することでしょう。

しかし、家でするなと言っているのであって宿題自体をするなと言っているわけではありませんよね。

あくまで家ですることを禁じているだけなのでそこに抜け道があります。

そして家で勉強をしてはいけないと言うルールは、何も学校の勉強だけにとどまりません。
例えばネットで調べ物をすることも、本を読むことも、勉強となり得るものは全て禁じます。
すると、知りたいことを調べられないことに嫌気が指し、例えば図書館などで調べ物をするようになるでしょう。

勉強してはいけないと言うことは、学んではいけないと言うことです。

何か疑問があって質問されても、それを答えてしまえば答えを学んだことになります。
それすらも家では禁止なので、外で聞くしかありませんね。
そうするうちに、先生などに質問して学ぶことや知ることの楽しさを覚えます。

しかも家では禁止なので、余計に気になって学校で勉強するようになると言う寸法です。

今回はあくまで例として話しているので実際やる際にはもうちょっと詰めてからやることをおすすめします。

とまあこのように、人は強制されることを嫌います。
それは「絶対やってはいけない」や、「絶対しろ」なども含めます。

このカリギュラ効果を上手く活用すれば、止めさせたいことを止めさせることができ、やらせたいことをやらすことができるのです。

もちろん相手は人間ですからイレギュラーなことが起こることもあり得ます。
それでもただ頭ごなしにやっちゃダメとかこうしろああしろと言うよりも効果的であると言えるでしょう。

彼氏の浮気をどうしてもやめさせたいなら、逆に1カ月に2人とか人数も強制してさせるとする気がなくなるかと思います。

絶対するなじゃなく、絶対やれと言われたら、あなたはしたいと思いますか?

恐らく、絶対やれと言われたらかえっていつでもできるからいいやとなって、しないのではないでしょうか。

ただ実際やる場合は自己責任でお願いしますね。
それではまた。

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