見てる人は見てるって言うけど見てない人は見てない

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コラム
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人は努力が報われないとき、「見てる人は見てるからきっと大丈夫だよ」と励まします。

これは私もそう思います。

良い面も悪い面も自分が気付かぬところで見ている人はいて、自分が自覚していないようなことも見ている人は見ているのです。

あなたのちょっとした気遣いや、フォロー。

逆にあなたの怠けているところや陰口。

どれもみんな見ている人は見ています。

ですから油断は禁物で、努力が報われなくとも決して無駄にはなりません。

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しかし、見ている人が見ていると言うことは正しいことだとしても、見てない人は見てないのです。

あなたがどんなに頑張ろうと見てない人は見てませんし、あなたがどんなに助けていても見てない人は見てません。

一生そのままとは言いませんが、見てる人は見ている反面、見てない人は全く見ておらず気付くことはありません。

こう聞くとまるで悪いことのように聞こえるかもしれませんが、これは決して悪いことばかりではありません。

例えば人前に出て演説することは恥ずかしいですし緊張しますよね。

会議の進行役から結婚式の祝辞など、人前で喋らなければならないシチュエーションは結構あります。

学生の方なら全校生徒の前でなにか発表したり、音楽の授業などで歌のテストをするなど、人前で何かをしなければならないことが誰にでも1度はあるはずです。

そんなときにこそ思い出してほしい。

見てない人は見てないのだと。

校長先生の話を聞いている人は全校生徒の何%いるのでしょうか?

結婚式の代表あいさつをちゃんと聴いている人はどれほどいるのでしょうか?

人は見られているように思えて実はそんなに大して見られていません。

選挙の演説なんかも「あっやってるな」とは思っても、ちゃんと立ち止まって注意深く聞いている人はそれほど多くないですよね。

テレビも映画もみんなに見られているように思えて見てない人は見ていません。

それと同じなのです。

みんなに見られていると思って油断しないことは大切です。

しかし、みんなに見られていると思って縮こまるのであれば返って恥をかく恐れがあります。

人前でやると言う感覚は大事かもしれませんが、いざその場に立った時には開き直る必要があります。

まるで風呂場で一人熱傷するように人前で歌えばいいのです。

見てる人は見ていても、見てない人は見ていないのですから。

この2つはどちらも逆の考え方をするといいかもしれません。

人前に出て何かする時は「見てない人は見てない」と開き直るのに使い、魔が差したときには「見てる人は見てる」と自分を律する。

そうすることで、大事な時にはリラックス、普段腐りかけたときには気を抜かないようにすることができます。

見てる人は見てる、見てない人は見てない。

そう考えてみてはいかがでしょうか。

それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。

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