みなさんはバーに行ったことはありますか?
バーと言ってもいわゆるバーのイメージである落ち着いた店内でしっとりと飲めるバーもあれば、ダーツバーやプールバーのようなワイワイしながら飲めるバーもありますが、どちらもバーであることには変わりありません。
また、バーに限らずカウンターのある居酒屋やスナックなどのようなお店にも同じことが言えるのですが、優れたバーテンダーや店員さんは絶対にお客さんに久しぶりとは言いません。
恐らくどんな接客業においても久しぶりとは言わないと思うのですが、なぜ優れた人はお客に対し久しぶりと言わないのでしょうか。
今回は優れたバーテンダーが久しぶりとは言わない理由についてお話したいと思います。
sponsord link
優秀なバーテンダーが久しぶりと言わない理由
バーに限らず優れた接客技術を持つ店員さんは、どんなに常連さんが久しぶりに訪れても久しぶりとは言いません。
一見すると冷たいような印象を受ける人もいるかもしれませんが、それには理由があります。
その理由とは、久しぶりと言うことで気を使わせてしまう恐れがあるからです。
久しぶりって言うことは、一見フレンドリーで向かい入れているような印象を受けますよね。
しかし、友人に久しぶりと言うのとお店の店員とお客の関係性で久しぶりと言うのでは意味合いが違ってきます。
友人同士ならフレンドリーな印象を受けますが、店員とお客は友人ではありません。
あくまでも店員とお客であり、その関係性はサービスを提供する者とサービスを受ける者です。
店員はサービスを提供してお客はサービスの対価としてお金を支払う関係なのです。
このような間柄での久しぶりと言う言葉は、あまり店に来てなかったことを表します。
つまり久しぶりと言うことで暗に最近店に来てなかったと言っているようなものなのです。
多くの人はこれを気にすることはありません。
ですが、人によってはあまり来なかったことに悪いなと思う場合があります。
人にはそれぞれペースや経済事情によってお店に行く回数が違います。
久しぶりと言うと回数が少ないと言う意味合いを持つことになってしまうのです。
しかし、人間ある程度顔を合わせている人にはどうしても親近感を覚えますよね。
ですからつい友人に声をかけるように久しぶりですねと言ってしまいそうになるのは必然であると言えます。
では優れたバーテンダーはどうしてお客に久しぶりと声をかけないでいられるのでしょうか。
それは必要以上に仲良くなりすぎないようにしているからです。
なにもフレンドリーな店員が悪いと言うわけではありませんが、例えば通っている店の店員さんと仲良くなるのはいいかもしれません。しかし、初めて行くお店が常連さんばっかりのお店だとしたらどうでしょう。
ぶっちゃけあまり居心地がいいとは言えませんよね。
フレンドリーな店と言うのは、常連さんは来るかもしれませんが、その分新規客は居づらい場所となってしまいます。
バーではそれが顕著で、ただでさえ入りづらい店構えで値段も高めな店が常連客ばかりで輪が出来上がっているところにわざわざ入りたいと思う人は少ないのではないでしょうか。
優れた接客は誰に対しても公平であることだとされています。
それは、新規も常連も等しくお客として向かい入れ等しく対応すると言うことです。
お客と必要以上に仲良くする店員と言うのは、それができていません。
なぜなら常連客と新規客では親密度が違うからです。
これは公平であるとは言えません。
ですから優れた接客を行う人は、必要以上にお客と仲良くしませんし、例え久しぶりにお店に来たとしても久しぶりとは絶対に言いません。
これができない人は細かい気配りができない人である可能性が高いと言えます。
どんなに美味しいお店でも接客がダメだとしたらすべてが台無しになってしまいますので、お客としてお店に行ったときはここに注意して見ると本当に良い店かどうかを判断する基準となるのではないかと思います。
あくまで個人的な意見なので確実とは言えませんが、少なくとも優れた接客をする人はこのようなことはしません。
もし良ければいいバーを探す基準として参考にしていただければと思います。
それではまた。
sponsord link
コメント