世の中では逃げることを悪とする風潮がありますが、実は逃げることと乗り越えることの本質は同じことであることを多くの方は知りません。
逃げることは一見すると問題に対して背を背けることで、乗り越えるために力を使うのではなく、それを避けるために力を使います。
一方乗り越えることはそれを乗り越えるために努力し力を注ぎます。
どちらもどちらに力を注いでいるのかの違いはあるものの、力を注いでいること自体は同じですよね。
両者の共通点はそこだけではありません。
逃げることと乗り越えることはどちらも物事から離れることなのです。
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図で表すとこう。
問題と言うものに対し、乗り越えても逃げてもどちらも問題から離れていっていますよね。
要するにどちらもその問題から離れたいと思っていると言うことです。
離れるために取る方法が違うだけで結果的には同じ離れることを目指しているのです。
ですから逃げようが乗り越えようが本質は同じ事だと言えますね。
それなのに世間では逃げることは悪で、乗り越えることは善とします。
その理由は逃げるのは問題から目を背けることであり、問題の解決には至っていないのに対し、乗り越えることは問題に立ち向かうことで問題を克服することだから評価が違うのですね。
しかし、逃げることが一方的に悪とされるのは私は違うと思います。
なぜなら逃げるのも工夫して逃げていますし、逃げる過程にはいろんな障害があるものです。
逃げるのは簡単なことだと思われがちですが、実は逃げることもそれなりに難しくその道のりは決して平たんではないのです。
世間が言う程逃げることは容易なことではありません。
確かに逃げてばかりではいけないのかもしれません。
しかし、立ち向かってばかりがいいわけでもないのです。
みなさんもご存知だと思います。
究極的に逃げないことは、神風特攻隊と同じようなことなのです。
それでは身を滅ぼしてしまいますよね。
大事なのは逃げることも乗り越えることもその問題から離れることを目指していると言うこと。
本質的に同じことを目指しているのですからどちらか一方が良くて、一方が悪いというものではありません。
もし逃げ出したくなったとしてもそれは悪いことではありません。
どちらを選ぶかは自分次第ですが、どちらを選んだとしてもその答えは間違いではなく正解だと私は思います。
それではまた。
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