ネットのデマと嘘

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コラム
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ネットは誰でも簡単に利用でき便利なものである反面、全くのでたらめや嘘の情報も少なくありません。

例えばこの前の熊本で震災が起きたとき、動物園の檻が壊れライオンが逃げてしまったと言うデマ。

ご丁寧に写真まで添付してデマを流し、被災者の不安を煽る卑劣なデマを流した者がいたり、最近なにかと話題の水素水が健康に良いと言うデマもネットのアフィリエイトブログなどでステマをした人がいて流行りました。

そう言ったことからネットの情報は嘘ばっかりで信用ならないとバッサリ切る人もいますが、それは非常に短絡的でむしろ危険な思考かもしれません。

なぜなら嘘やデマの情報はなにもネットだけのものではないからです。

例えばテレビでブロッコリーが健康に良いですと言われたとき、スーパーなどからブロッコリーの姿が消えますよね。

テレビに出ている専門家や芸能人が紹介したことで、専門家が言うなら安心とか好きな芸能人が言うんだから信憑性があると深く考えずに鵜呑みにしてしまう人が多いことがこのことから伺えます。

しかし、専門家が言っていることが真実とは限りません。

そもそもどんなに最先端の科学で研究した専門家であろうと、人間の体を完全に理解している人はこの世にいません。

医者だから、栄養学の研究科だから、ヨガのインストラクターだからと言う理由で、人間の体を完璧に把握している人はいないのです。

もし本当に完全に人間の体を理解している人がいるなら、その人はノーベル賞を受賞することでしょう。

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よく科学とオカルトを対立させて、科学では証明されていないからとか科学で証明できないから信じないと言う人がいますが、科学を誤解しているのではないでしょうか?

科学って至ってシンプルなものです。
トライ&エラーと言われるように、科学とは何度も検証を重ねた結果を言っているにすぎません。

科学的に健康に良いと言うのは、何度もそれを試して出た結果を科学的と言っているだけなのです。

科学は時に常識として考えられていたものが180度覆ることがあります。

つまり何が言いたいのかと言うと、ネットは嘘が多いからとかソースが不明とか信憑性がないと言って端から信用しないのは、思考停止であると言えるのです。

厳密に言えばネットだけではなくテレビも雑誌もラジオも新聞も科学も、全て嘘やデマは存在するのです。

それなのにネットは信用されず、新聞やテレビなどが信用される理由は「信じたいか信じたくないか」でしかありません。

真実かどうかが重要なのではありません。
ただそれを信じたいか信じたくないか、それだけなのです。

騙されたくないあまり何もかもを拒絶する人がいますが、そう言う人ほど騙されやすいものはありません。

なぜなら思考が停止しているからです。

ネットには確かにたくさんのデマや嘘が多く、信用に値しない情報が多いです。

誤解しないでいただきたいのは何も信用しろと言っているのではありません。

何でもかんでも信用することも思考停止には変わりないのですから。

ただどちらにも偏りすぎてしまっては騙されてしまう可能性が高くなります。

ですから信用できるものでも100%信用するのではなく疑いを持って接し、信用できないものでも100%疑うのではなくそれが正しいのかもしれないと言う考えを持つことが大事なのです。

疑うことを人は悪いことかと思いがちですが、疑うと言うことは疑問を抱くと言うことです。

疑問を抱くからこそ人は深く知ろうとします。

だからと言って疑問を持ちすぎても疲れちゃいますし、なにより人からおもしろく思われません。

どちらもやりすぎるのではなく、疑いと信用を両立させてバランスよく考えることが大事なのです。

これを中道とか中庸とかと言います。

ネットだから嘘と決めつけるのではなく、科学者だから真実と決めつけることもなく、どちらにも偏りすぎない思考が大事であると私は思います。

真実か真実じゃないかにこだわっても仕方がありません。
誰にも真実なんかわかりはしないことだってあるのですから。

自分が信じたいか信じたくないかなら自分の感覚ですからハッキリとわかりますよね。

どうせこだわるなら信じたいか信じたくないかにこだわった方が良いのではないかと思います。

それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。

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