アドバイスをするような立場の人間がこのようなことを言うのもおかしな話なのですが、アドバイスをしたがる人は危険です。
アドバイスと言えば、普通はためになることを思い浮かべますよね?
自分では考えつかないことを第三者の目線から考え教えてくれることや、灯台下暗しのように近すぎるからこそ気付かないことに気付かせてくれるなど、アドバイスによって解決した悩みがみなさんにもあるのではないでしょうか。
しかしアドバイスは本来相手のためにあるものではありません。
以前クソバイスから学んだアドバイスは自己満足だという理由と言う記事にてお話したことがありますが、アドバイスとは自己満足であると私は考えます。
というのもアドバイスが本来持つ特性は「意見する」と言うことです。
意見すると言うことは自分の考えを言うと言うこと。
悩みを持つ人は相手の意見を求めている場合もありますが、悩んでいる時点で多くの場合自分の中に答えを持っています。
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その答えを求めているのではなく、その答えを決めかねているのが悩んでいると言う状態。
軽い物で言えば、赤い服と青い服、今日はどちらを着ようかと言う悩みは赤い服か青い服のどちらにするかを悩んでいます。
重いもので言えば、友人と恋人、どちらかしか助けられないとすればどちらを選ぶか。
どちらも悩んでいると言うことは、どちらも捨てがたく選びきれないからですよね?
つまり、私があなたに赤い服が良いよと言ったところであなたが青い服も良いなと思っているなら悩みの解決には至りません。
なぜなら、どちらも良いと思っているのですから。
と言うことは、悩みに対してこうしろああしろと言うアドバイスは、単なる自分の意見でしかなく相手の助けになっているわけではありません。
そんなアドバイスをしたがる人は、相手に恩を売りたい人や自分の考えを言ってスッキリしたいような人であると考えられます。
このような人は自分が気持ちよくなりたいからアドバイスしているわけですから、他人にやたらとアドバイスをしたがる人は危険であると言えるのです。
みなさんの周りにも1人はアドバイスしたがる人がいるはずです。
その人を想像してみてください。
なんか単純に力になりたいのとは違う気がしませんか?
もちろん本当に力になりたいと考えている人もいるとは思います。
ですが、その多くは力になることが目的なのではなく、根底にあるのは自分のことだと感じるのではないでしょうか。
もしあなたの周りにそのような人がいるなら要注意です。
下手にそんな人に悩みを打ち明けてしまえば自らの欲望を満たすためにあなたに無責任なアドバイスをしてくるかもしれませんから。
ただし、本人には自覚がなく良かれと思ってしている場合がほとんどなので、冷たくあしらっていると逆にあの人冷たいわねと言われるかもしれませんのでご注意ください。
それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。
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