一昔前まではうつ病をはじめとした精神病ってそんなに多くなかったのに、最近やたらと増えたなと感じることってありませんか?
いくら現代がストレス社会だからとはいえ、ここ十数年で明らかに増えている気がします。
事実今から約10年前の1996年と2014年ではその差は歴然で、96年時のうつ病の患者数は400万人程度であったのに対し、2014年ではおよそ3倍に値する1100万人に跳ね上がっています。
一体この10年足らずで何が合ったのでしょうか。
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正確な理由は定かではありませんが、理由の1つに人口の増加があると思います。
人口増加と言っても96年から14年の間に爆発的に増えたなんてことはありません。
単に増えたと言うよりも東京など都心部に増えたと言った方が正しいですね。
地方から東京に就職や進学する人は多く、どんどん東京に人が集まり続けていますよね。
みなさんご存知かと思いますが、東京の朝と夜のラッシュはかなりひどい。
電車もパンパン、車もパンパン。
歩いても自転車でも何していても人、人、人です。
人が多いことには段々慣れるかもしれませんが、人が多いと言うことはその分人と人との物理的な距離が近いと言うことでもあります。
人にはそれぞれパーソナルスペースと言うものがあり、入られたくない領域を持っています。
その領域に入られると人はストレスを感じるのです。
他にも渋滞や待ち時間の多さなど、人口が多いと言うだけで相当なストレスがかかりますのでこれが1つの原因となっているのではないかと思います。
そして次にうつ病が増えた原因はとても単純なことです。
ただ単にうつ病の認知度が上がり、病院に行くようになったからではないかと思われます。
一昔前の日本は学校で体罰が当たり前で年功序列が浸透していました。
しかも根性論が深く根付いていて、仮にうつ病だったとしても根性が足りないなどと言われて終わりだったのではないでしょうか。
つまり、昔は今よりうつ病が少なかったのではなく、根性がないなどともみ消されていただけと言うこと。
現代に増えたのではなく、現代になってからうつ病が認知されただけなのではないでしょうか。
仮に現代になって急に増えるような社会だとすれば、今の社会がクソだと言ってるようなものです。
今も昔もそんなに大して変わりもしないのに今だけクソになったとは考えにくいですよね。
そう考えると今がクソなのではなく、単に見えていなかった部分が見えるようになっただけだと考えた方がしっくりきます。
これは他の精神病や障害なども同じ事です。
現代に精神病や障害を持つ人が増えたのではなく認知されるようになっただけであるのではないでしょうか。
これはあくまで私個人の推測にすぎませんが、まあほぼ間違いないと思います。
そう考えると昔に比べれば今は多少マシになったのかもしれませんね。
それではまた。
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