世の中にはいろんなマナーがありますが、たまにこれって必要?って思うものがあります。
例えばお酒の席でのマナーと言いますか常識で、ビールなどのお酌をする際にラベルを上向きにしてから注ぐというものがあります。
何が発祥なのかはわかりませんが、ソムリエなどがワインを注ぐときのやり方としてラベルを上向きにして注ぎます。
あれの真似なのかもしれませんがそもそもなんでラベルを上向きにしなければならないのでしょうか。
一応ワインの場合は、ラベルにいろんな情報が載せられています。
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例えば産地、ブドウの品種、生産者などの情報が載っていて、これらは味や香りがその土地、品種、生産者によって特徴が出るのでレストランなどでワインを飲んだときに気に入ったらそれらを覚えておいて今度同じ産地や品種、生産者のワインを飲めば似た感じのものを同じ商品ではなくても見つけることができます。
実際にこれが理由なのかはわかりませんが、こういった理由からラベルを汚すことがないようにワインを注ぐときはラベルを上向きにして注ぐのが常識となっているようです。
ワインは世界中で作られていて種類も多く、しかもその年の気候などによって同じ商品のものでも味わいが変わることがあるので商品で覚えるよりも産地や品種、生産者で覚えておいた方がより自分の好みに近いワインを選ぶことができるのかなと思います。
しかし、ワインと違ってビールは別に大して変わりません。
配合を変えたとか、作り方を変えたとか、そういうことがない限り割と常に安定した味のものを作ることができます。
ボジョレーは毎年10年に1度の出来とか、最高の出来などと大々的に販売されていますが、某銀色の奴とか金色の奴などは毎年変わらない味で今年は最高だなんてことはないですよね?
前置きが長くなってしまいましたが、ぶっちゃけワインを注ぐときにラベルを上向きにするのはまあ理解できるのですが、ビールや焼酎などをお酌するときにラベルを上向きにしなければならないというほど気になるのかと言う話です。
確かに良い料亭とかでお酌をする時などには重要な情報なのかもしれませんが、適当な居酒屋でいつも飲んでるビールのラベルをいちいち上向きにする必要があるのかは疑問です。
これが片手で入れるのはマナーが悪いとかそういうのだったらわかるのですが、ラベル云々はそういうレベルのお店なり商品を飲むときに気を付けるものなのではないでしょうか。
私はバーで働いていたことがあるので、一応そういったことは気を付けてやっておりましたが普通の飲み会などで気を付けるようなものではないように思います。
正直ラベルのマナーよりも、お酒を飲んで酔っ払って迷惑をかけるマナーの悪さの方を気を付けていただきたいなって思ってしまいます。
それと、そもそも何で悪いのかって説明できる人あんまりいないですよね?
ラベルが汚れるから悪いって言っても、なんでラベルが汚れるのが悪いのかをわかっている人はどれほど多いのでしょうか。
別にわかっているからなんだという話ではあるのですが、結局なんで悪いのかをちゃんと答えられない人は感情論なのではないかと思います。
つまり、俺が気分良く飲みたいからそうしろって言っているんじゃないかなって思うんですよね。
もともとソムリエも一時期ソムリエが不要になりかけたことがあって、ヤバいと思ったからワインの知識がどうとかマナーがどうなどと職を失わないためにやり始めたことらしいという覚えがあります。
なので本来マナーというか、当時のソムリエの人達が自分の職を失わないためにあれこれ考え抜いてソムリエと言う職業に付加価値を付けて高めた結果生まれたものなのかもしれません。
この辺の詳しい事情は私はソムリエじゃないのでわからないのですが、昔に軽くかじったことがあったのでそんな話があったように思います。
めちゃくちゃあやふやな情報で申し訳ないんですが、この情報は誰か詳しい人に解説してもらうとして、私が言いたいのはお酒の席での常識とされているラベルを上向きにして注ぐというマナーは正直必要ないと思います。
そんなところに気を使うならもう少しお店側に気を使うとか、隣の席の人達に気を使うなど、別に気を使うべきところはたくさんあるんじゃないかなって思います。
とはいえこれで気分を害する人がいるならそれはもうマナーと言えるのでただ単に私が非常識なだけなのかもしれませんが。
世の中にはいろんな考えの人がいますが今あるマナーや常識って、何が由来で発祥となっているのが何なのかを調べてみると案外しょうもないことなのかもしれませんね。
それではまた。
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