自宅でできて、効果も高い運動と言えばフィットネスバイク。
体力的にそんなにきつくもないし、筋力もさほど必要とせず、老若男女問わずにトレーニングができて、なおかつダイエット効果も高い運動なので大変人気が高いトレーニングマシンです。
1日30分~1時間ぐらいでも結構いい汗かけて楽しく運動することができます。
しかし、我が家のフィットネスバイクはたったの1ヵ月で故障して返品することになってしまいました。
理由はペダル付近から鳴るカタッカタッという異音と、音と同時にペダルに伝わる軽い衝撃。
もしかすると、え?たったそれだけ?と思う方もいるかもしれません。
ではなんでこれだけのことで返品したのか、実際使ってみてどうだったか、そしてフィットネスバイクを購入する際に気を付けたいことなどについてお話していきます。
ペダル部分から異音
ネットで検索するとこういったトラブルは珍しくないみたいで、初期不良だけではなくメンテナンスで改善する場合もあるようです。
私の場合はメンテナンスをしてもダメだったので返品しましたが、異音の原因は大きくわけると2か所あります。
治せる可能性があるのは外側です。
内部の問題は分解しないとわかりませんし、分解すると保証がきかなくなってしまうこともありますのでむやみに触らない方が無難。
内部で異音が発生しているようなら、素直にメーカーに問い合わせるかまだ返品期間内であれば購入した店舗などで返品・交換したほうが良いと思います。
ペダルやネジを締めなおすと改善するかも
原因が外側にある場合はネジの緩みを直すことで改善する場合があるようです。
どんなにきつく締めても長期間使っているとネジは緩くなってきますので、1カ月に1回ぐらいは定期的にメンテナンスすることをおすすめします。
異音を我慢すれば使える?
正直我慢すれば使えないこともないと思います。
ただ、結構音が響くので近所や同居人に迷惑にならないかという不安も。。。
他人に迷惑がかからない環境だとしても、ペダルを漕ぐたびにカタッカタッと音がなるのは結構気になるものでストレスを感じました。
ケガなど安全上の問題はなさそうでしたが、フィットネスバイクは折り畳み式のものでも15キロ以上あり、万が一使用中にペダルが外れたりすると危険なので無理に使わない方が良いと思います。
異音を感じたらお問合せしよう
なにかしら不具合があるならメーカーにお問合せしましょう。
私の場合はアマゾンでATIVAFITというメーカーのものを購入しましたが、ATIVAFITは日本代理店がないようでメーカーにメールで問い合わせする必要がありました。
英語ができる人はいいですが、海外のメーカーなので英語がわからない人だと結構めんどうくさいです。
日本語サポートは大事
メーカーによってはお問合せのハードルが高い場合があります。
もし購入するなら日本語サポートがあるメーカーの方が良いと思います。
今回は返品だったのでアマゾンのサポートにお問合せをするだけで済みましたが、保証があっても問い合わせができなければ大変なので、日本語サポートの有無にはお気を付けください。
フィットネスバイクの使用感
ではフィットネスバイクの使用感はどうだったのか。
このことをお話する前に、まずフィットネスバイクの種類による違いを説明したいと思います。
フィットネスバイクは4種類あります。
トレーニング目的ならスピンバイク、運動不足解消ならアップライトタイプか折り畳みタイプ、筋力に自信がない人やリハビリなどにはリカベントタイプ、とそれぞれ適した使い方があります。
理由は折り畳みができて置き場所に困らないことと、値段が安いこと、運動不足解消やダイエット目的だったことから折り畳みを選びました。
負荷方式は4種類
また、負荷方式にも種類があってそれぞれ特性が違います。
ほとんどの方は負荷方式で何を選ぶか決めることはないと思いますが、フィットネスバイクのタイプごとに負荷方式がおのずと決まっているような形となっています。
それぞれの特徴を簡単にまとめるとこんな感じです。
値段が安くライト層向けのベルト式
静音性が高く集合住宅でも安心なマグネット式
長時間・高負荷に対応したマグネット式の上位互換電磁式
スポーツ選手も使うハードなトレーニング向け摩擦式
折り畳みタイプの場合はマグネット式か電磁式を主に採用されていることが多く、ほとんどはマグネット式のものとなっています。
マグネット式は連続使用時間が30分、電磁式は60分。
負荷の段階は電磁式の方が重くすることが可能ということで、静音性とトレーニング効果を兼ね備えた自宅用トレーニングマシンとしては最適な負荷方式だと思います。
使用時間は60分のものがおすすめ
フィットネスバイクはダイエットにも筋力トレーニングにも使えますが、多くの方はダイエット目的だと思いますので連続使用時間が60分のものをおすすめします。
ダイエットには有酸素運動が有効です。
有酸素運動は20分を超えたあたりから脂肪の燃焼効率が上がるとされています。
運動開始から15~20分の間は、主に糖分が運動のエネルギーとして使われます。
脂肪が多く燃焼するのはその後なので、最低でも15分以上は継続して運動しましょう。
北海道標津町:トレーニングの基本(有酸素運動編)
やってみるとわかるのですが、フィットネスバイクで最もしんどいのは10分~20分ぐらいまでです。
20分をこえるときつさはあまり感じなくなって、特に意識せずとも30分以上漕ぎ続けることができると思います。
連続使用時間は30分だとちょっと物足りないし、30分使ったらしばらく本体を冷ます必要があるのでやる気がそがれてしまうんですね。
仮に30分までしかやらないとしても、大は小を兼ねるということで60分使用可能なものをおすすめします。
必ず20分以上運動しなくちゃいけないの?
よく誤解されがちなのは、20分以上というのは脂肪燃焼効率が上がるよってことで、20分未満だと脂肪が燃焼しないというわけではありません。
また、20分間まとめてやらずとも「10分→休憩→10分」という風に分けてやっても効果はあるそうです。
アメリカスポーツ医学会の基準として「週3~5回、20~60分の大筋群(大胸筋、広背筋、大腿四頭筋などの大きな筋肉)を使ったダイナミックな運動」が奨励されているそうです。これをだいたいの量にならすと「1日30分程度の運動としての身体活動を毎日」となります。これはまとめてということではなく、分割して行ってもいいのだそうです。つまり1日に10分の運動を3回でも健康維持ができるわけです。
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人によっては隙間時間にちょこちょこやった方が続けやすい人もいると思います。
ぶっ通しで30分以上運動するのはしんどいですし、しんどいとやりたくなくなって運動を習慣化することができなくなってしまいます。
最初から気合を入れて無理をするより、もうちょいできるなと思えるぐらいの気軽さで、合計時間が1日30分ぐらいになるよう調節して運動するのも良さそうです。
継続のコツはながら運動
自転車は周りの景色も楽しみながら運動することができますが、フィットネスバイクは室内で同じ場所にとどまり続けて運動するので景色が変わり映えせず飽きがきやすいです。
正直体力的なしんどさより飽きの方が強いと思います。
フィットネスバイクはスマホやタブレットなどを置けるスタンドが付いていることが多く、運動中にスマホやタブレットで動画を観ながら運動することができるのです。
その他の運動だと、トレーニング中はなかなかそれ以外のことはできないので、ながら運動はフィットネスバイクの利点のひとつだと思います。
時間を効率よく使えるので、ちょっと忙しくて運動する時間が~となりづらく、無理なく運動を続けられるのでおすすめです。
フィットネスバイクがおすすめな人
以下の項目に当てはまる人はフィットネスバイクに合ってると思います。
ダイエットが目的の人だとあまり外で運動するのは気が引ける方もいらっしゃることかと思います。
それにコロナのこともあって、ジムなどに通うのは気が向かない人も多いのではないでしょうか。
私もなんか外でジョギングとかをするのは恥ずかしくて、ジムに通うのも気が向かないし、個人的にできる運動はなにかないのかと思い見つけたのがフィットネスバイクでした。
たまたま不良品にあたって返品することになってしまいましたが、運動はきつくて大変だという意識が変わって、返金されたらまた新しく買いなおしたい、あるいは他にもトレーニング器具を買いたいと思うようになりました。
ちなみに折り畳みタイプは15,000円ぐらいで購入できるので意外とリーズナブルです。
もしフィットネスバイクやってみようかなと迷っていたら、これを機にぜひ挑戦してみてください。
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