うつ病が気合いだ根性だと言われるのは精神病という呼び方だからなのかもしれない

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コラム
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今ツイッターで、うつ病は心の風邪ではなく心の肉離れだと言えば気合いだ根性だと言う人にも伝わるんじゃないかというツイートが話題になっています。

以前から私もうつ病に限らず精神病という呼び方に問題があるんじゃないかなと考えていました。

というのも「精神」ってとても曖昧でなおかつ「気合い」や「根性」も精神論であるために、精神病=気合いや根性が足りていないという考えに至るのではないかと思うんですね。

そもそも精神って何なんでしょうか?

精神とは心のことで、人の感情や気持ちなど外的な部分ではなく内的な部分のことですよね。

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内的と言っても体の内側にある内臓などとは違って、形があるものではなく私たちの思考の部分で形のないもののことを精神とか心と言います。

もっと具体的に考えると精神や心というのは胸のあたりにあるイメージがありますが、実際には人は心臓で考えたり感じたりしているわけではなくて、人が何かを考えたり感じたりするのは頭の部分です。

つまり精神や心というのは「脳」であると私は考えます。

実際にうつ病や統合失調症などの精神病は脳の機能障害によって起こる不調のことで、心の風邪と言えばそうなのかもしれませんがもっとわかりやすく言うとツイッターで話題になっている脳の肉離れのような状態と言えるのではないかと思います。

例えば同じ脳の機能障害でも脳梗塞などで麻痺が残ってしまった人のことを気合が足りないとか根性が足りないとは言わないですし、生まれながらにして知的障害を持つ人に気合とか根性が足りないからできないんだとは言いませんよね?

どちらも脳に何らかの障害があることが原因だったとしても、これは障害であるということからそういったイメージは持たれません。

うつ病などは生まれ持ったものではないですし今まで健康だった人がうつになったと言われてもあまり実感が持てず、ただ単に元気がなくなっただけだと思ってしまうのも無理もないことなのかもしれません。

でもこれって呼び方を変えれば一般の捉え方も変わると思うんですよ。

心の病とか精神病とか、どちらも大病であることは何となくわかるでしょうし辛いことだということはわかると思います。

しかしそれだとどこかで精神論に感じてしまいやすいように思うのです。

なので私は過去の記事でもお話したことがありますが、精神病のことを脳の病気と言うべきなのではないかと思っています。

日本人は特に精神論が好きな人が多いように思いますので精神病という呼び方を変えてしまった方がいいのではないかと思います。

精神病の人に対して腫れ物を触るかのような扱いをするのも良くないと思いますが、間違った解釈をして気合いとか根性とか精神論で片づけようとするのも良くないですから呼び方を変える変えないは別としても世間一般にもきちんとどういった病気なのかを伝えていった方が良いのかもしれませんね。

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