タロットに慣れてきて小アルカナも使ってみるとつまづくポイントがあります。
こんなときってどう読んでいいのかわからなくなってしまうことありますよね?
こういうときはまずカードの強弱を意識してみるといいかもしれません。
特に大アルカナと小アルカナの強弱は意外と見落としがちなポイントです。
という風に読めます。
リーディングに困ったときはアルカナに注目
タロットにはそれぞれ強弱があります。
小アルカナよりも大アルカナ、そして数字が大きくなるほど強いものとなります。
- 大アルカナでは0~21
- 小アルカナでは1~10+ペイジ~キングまで
なので数字が小さいものよりも大きなものの方がより大きく広いものとなります。
リーディングのコツは流れを見つけること
例えば恋愛で相手の気持ちをケルト十字で展開したとします。
- 顕在性に「ソードの6」
- 潜在性に「カップの4」
- 障害に「ワンドの7」
- 未来に「愚者」
こんな感じで出たとしたら
全体的になんだか暗い感じだし、悩んでいるみたいだしやっぱりダメかも…
と思うかもしれませんね。
気持ちを表す「顕在性」や「潜在性」に好意が表れていないと気がないんだって思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここで強弱を意識してみてみると、未来に愚者が出ているので未来に強い流れが向いていると考えられます。
流れをみつけるためにはタロットの強弱に注目してみるとわかりやすいです。
もしも障害に大アルカナのカードが出ていたのなら、障害が強くはたらいていると読めます。
環境に大アルカナが出ているなら環境が強くはたらいていると読めます。
大アルカナは強いカードですので、そこに注目してみると全体を把握しやすいです。
小アルカナの強弱
大・小の強弱はわかりやすいですが、小アルカナのなかでの強弱はイメージしづらいかもしれませんね。
小アルカナの場合はトランプをイメージされると良いと思います。
トランプは「ハート・ダイヤ・スペード・クラブ」の4つの種類と「1~10の数字にJ・Q・Kの絵札」といった構成になってますよね?
タロットは「ワンド・カップ・ソード・ペンタクル」の4種類に「1~10の数字」と「ペイジ・ナイト・クイーン・キング」のコートカードがあります。
小アルカナの強弱は大きい数字がどこに出ているかに注目します。
過去・現在・未来のなかで、どこに大きな数字が表れているか。
また、同じスート(ワンド・カップなどの種類のこと)のカードが複数出ているときに、大きな数字が出ているのはどこか。
強弱=意味の強さではない
ここで注意点として「強弱は意味の強さ」ということではありません。
例えば似たカードでワンドの2とワンドの3があります。
どちらも未来を見据え、より広く発展していこうとするカードですが、単純にワンドの2よりもワンドの3の方が発展するということではないんですね。
イメージとしては、
少し小高い場所へと進んで「さてここからどう進もうか」と遠くを見渡します。
さらに進み冒険にもなれてきて「これからは海を渡ろうか山を越えようか」と、もっと広い視野で進む方向を見渡す。
こんな感じのストーリーをイメージします。
ワンドの2は少し狭く、より具体的な目線で次のステップを見ていて。
ワンドの3は広い視野で見えない向こう側を意識して進もうとしている。
小アルカナの強弱はカードの意味の強弱というよりも、あくまでここがポイントだという目印みたいなものとして考えておきましょう。
慣れないうちは小アルカナを強く読みすぎることをやりがちです。
あくまで小アルカナだということは覚えておいてください。
タロットカードは流れを意識すると読みやすい
今回のポイントとしては「流れ」を意識することを覚えていただければと思います。
大アルカナと小アルカナでの強弱や、小アルカナ内での強弱など、どちらもリーディングの起点や要点を意識しやすくなるための方法です。
ただ並べてパッと見て全部わかる人もいるかもしれないですが、ほとんどの場合要点をいくつか見つけて読み解いていくことが多いです。
- 「あ、ここに大アルカナが出ているな」
- 「今回カップが多いからここを起点にしてみよう」
- 「こっちでは2だったのが未来の方では7になっているな」
という風にみると
大アルカナが複数出ている場合も大アルカナの数字が大きいものを起点としてみてみましょう。
カードの強弱で流れをつかんでいけば、ケルト十字やヘキサグラムなどの複雑なスプレッドでも読み解いていけるようになりますのでぜひやってみてください。
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