こんにちは、みなさんはディズニー映画アナと雪の女王はご覧になりましたでしょうか。
私はまだ見ていないので、どのような内容のお話なのかあまりよく知りませんが、昨年は松たか子さんやMayJさんの歌う同曲が大ヒットし、映画を見ていない私のような人でも今日は耳にタコができるほど聞きました。
そんなアナと雪の女王が世間にうけ、ありのままの自分と言うフレーズが好かれ、ありのままに生きようと考える人が増えたように感じます。
しかし、これは良い傾向だけではありません。
今回はありのまま生きる事の誤解や勘違いについてお話したいと思います。
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ありのままの自分を誤解している
この記事を読んでいる方の中にも、ありのままの自分を出す事やそうして生きる事に憧れを感じる人は少なくないと思います。良い様にしか書いてないブログや記事だけで判断するのは少しお待ちください。
ありのままの自分とは、本来の自分をさらけ出し、自分に嘘をついて生きるのをやめようと言う動きの事ですが、これを誤解して自分の都合のいい様に解釈し、人に迷惑をかける人が少し増えてきているように感じます。
例えば、自分がしたくない事をしたくないと発言し、それを拒否すると言った人や、自分の気持ちに嘘をつきたくないからと言い、誰かに対して嫌な言葉をかけたりする事などが一部で問題視されています。
こういった人はありのままの自分でいたいからと、聞こえのいいフレーズに酔いしれ、自分の行いを正当化しているだけの単なるエゴイストと言えます。
このように、ありのままと言うフレーズにはある種の魔力を秘めた言葉だと私は思います。
この言葉を使えば、上記のような単なる自分のエゴや都合のいい解釈でも周りを言いくるめてしまうおそれがあります。
昔の日本で言うと、「ええじゃないか」と言う運動が活発に起きていたようです、「ええじゃないか」と数人の団体が騒ぎ立てながら抗議をするのが始まりのようですが、次第にエスカレートしていき、例えば八百屋へ行き野菜を万引きして、店主が止めようとすると「ええじゃないか」と騒ぎそのまま万引きをすると言う事が明治時代頃に行われていたそうです。
これと似たような空気感を私は「ありのまま」に感じます。
しかし、私はありのままに生きる事に関して否定的に考えているのではありません。
むしろ肯定的に考えており、他人に気を使いすぎて自分を抑え込む事や、自分が劣っていると思い縮こまるのは自分にも他人にも良い影響を与えません。
本当のありのままの自分のあり方
私が思うありのままの生き方とは、自分に嘘をつかず、他人に余計な気を使わない事だと思います。
具体的に言うと、人間は多数派を好む傾向があります。
多数派こそが正義だと思い、自分では少数派の意見が正しいと思っていてもその考えを消し、多数派に流されてしまう事があります。
流されるのがいけない事ではなく、流されて自分の本当の考えを捻じ曲げる事によって、あなたの心の中では現実とのギャップに苦しみます。
つまりストレスとなり、私たちの心を苦しめます。
余計な気を使わないと言うのは、私たちは人にこうは思われたくないと言う思いがあります。
そのため、本当に好きなものを好きと言えなかったり、それを他人に譲ったりして、後から後悔する事になります。
このような時に、ありのままの生き方では必要以上に気を使わない事が大切です。
例えば、あなたがアニメが好きだったとします。
でも周りの友人はアニメとかキモイと言っていて、あなたにどう思うかと尋ねてきたら、自分もキモイと思うと一般的には言いがちなのですが、ありのままの生き方だと、どう思うか尋ねられたとしたら、好きと答えるとあなたは批判を受ける事になりますね。
それだといくらありのままに生きたからと言って、上手な生き方ではありません。
そう言った時は、好きとストレートに言うのではなく、嫌いじゃないよとか、否定はしないスタンスでおればよいのです。
このように、ありのままとは自分に芯があるような生き方です。 それを誤解しがちなのが、あくまで芯は自分に通すものです。 それを他人にまで通そうとするのはエゴです。
あなたがこれが好きだからと言って、友人にもこうしろと強要するのは違いますよね。
それと同じで、あなたが好きじゃないと言うのを、他人に好きじゃないと強く行ってしまうのは自分の芯を他人にも刺している状況と言えます。
ありのままに生きる事はとても素晴らしい事です。
しかし、一歩間違えてしまうとそれはただのエゴイストになってしまいます。
もしそうしてしまえば、あなたの周りにはあなたの思想に傾倒している者か、同じエゴイストの集まりとなります。
傍から見ればそれは危ないカルト教団やおかしな集団だと周りから認知される事でしょう。
そうなりたい方は逆に、そのような生き方をおすすめします。
そうでないのなら、ありのままを自分の都合と誤解しないように気を付けてください。
それでは今回はここまでです。
また次回お楽しみに。
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