先日人気歌手である浜崎あゆみさんが久しぶりにその姿をテレビの歌番組に見せていました。
その映像を見た人がツイッターなどに「誰あのおばさん」「1人ババアいるんだけど」などのツイートを多くの人がつぶやき、翌日のネットニュースなどにまで取り上げられる事となりました。
確かにしばらく見ない間に老けたなとは思いました。
世間では老けた事、つまり年齢を感じさせる事を「劣化」と言い揶揄する事が多いですが、歳を取る事、老ける事が劣化とされ悪い事のような風潮がありますが、本当にそうでしょうか。
今回はそんな「劣化」老ける事についてお話したいと思います。
sponsord link
歳をとる事は劣化なのか
私個人としては老ける事に関して年相応であれば別に問題はないと思っています。
しかし、世間では年相応でも老ける事に対し嫌悪感をあらわにします。
特に最近はそれが顕著に表れていると感じます。
例えば、「美魔女」と言う言葉をみなさんは聞いたことがありますでしょうか?
「美魔女」と言うのは、40代以降の一昔前は「おばさん」と呼ばれる世代の女性が20~30代のような若々しさを取りも出し、美しさをキープしている人の事を「美魔女」と呼びます。
確かに美魔女と呼ばれる女性たちは美意識が高く、美しい人が多くいます。
それと同時に美意識が高すぎて私からすると引いてしまう事もあります。
考えてみてください、自分の親世代の方がやたらと美意識が高く男に媚びたような服装やメイクなどをしているのです。
美魔女から学ぶ心理
その心理にはどんな思いがあるのでしょう。
美しくいる事で、女として扱ってもらえます。反対に、年相応だとしても劣化すると女として扱ってもらえないどころか、人としても扱ってもらえない事もあります。
「ババア」「おばさん」などと言われ、傷つけられることもあるでしょう。
確かにその気持ちもわかるような気がします。別に色目を使っているわけではなくただ劣化したと思われてしまったら、今回の浜崎あゆみさんのようにあれだけの人気を誇った歌姫が、手のひらを返したように叩かれ罵倒されるのですから。
心理的に言えば「ハロー効果」と言われるのですが、人は初対面の時の数秒でその人の印象が決まると言われています。
その第一印象は、その人の印象を大きく作り上げ、よっぽどのことがない限り覆りません。
美人やカッコいい人が、少しぐらい失敗してもあまり責められないのはそのような効果があるからです。
反対にブサイクだとしたらどうでしょう。
「ハロー効果」の逆は「ホーンズ効果」と言い、ブサイクや第一印象が悪くなってしまうと、悪い印象がついてしまい何をしても過少に評価されてしまうのです。
そうです、人間は平等を謳いながら心理的には平等な考え方をしていないのです。
美魔女はそう言った効果を得る事ができ、美しさを保っていれば人生を豊かにする事ができるでしょう。
第一印象は見た目が重要だが顔はそれほど重要ではない
元々ブサイクな私には無理だ、と考える人も少なくないかもしれませんが、私は見た目とは言いましたが、「顔」とは言ってません。
女性であれば、「髪型」「メイク」「服装」「言葉遣い」「匂い」「スタイル」など磨く所はたくさんあります。
男性も、「髪型」「服装」を変えるだけでかなり印象が変わります。
みなさんがカッコいい、かわいいと思う芸能人を冷静に見てください。
中には顔はそんなにいいわけではないと言う人はたくさんいます。
芸能人は本人がおしゃれでなくとも、スタイリストがオシャレにしてくれます。
メイクもしてくれますし髪もセットしてくれます。
顔はそれほど重要ではありません。
見た目で重要なのは顔よりも大きな、体です。
タイルの善し悪しでかなり印象が変わります。
そしてその体を包む服装です。
いくら顔がカッコよくてもスタイルが良くても服装がダサければ一気にブサイクになります。
みなさんが学生のころ周りにもいたと思いますが、ブサイクだと言われていた人が大人になってあか抜けて美人・イケメンになっていたと言う人は1人はいるのではないでしょうか。
その多くが体形や服装、髪型など顔以外のパーツが悪かった事でそう見えていたのです。
探せばたくさんいます、顔がカッコいいわけでもないのにカッコいいと騒がれている人。
大してかわいくもないのにかわいいともてはやされている人。
それらは「顔」よりもスタイル、髪型、服装、立ち居振る舞いなどいろんな角度から見てみると、そのいずれかが素晴らしいから人気があるのです。
顔は整形するかメイクかなど限られていて簡単な事ではありませんが、それ以外は真似するだけでもだいぶ変わります。
最初は自分がカッコいいと思う人やキレイだと思う人のまねをして、パクればいいのです。
ただし、身近な人の真似をするのは争いごとに発展するかもしれませんのでおすすめしません。
パクるのはその辺を歩いている知らない人や、芸能人などパクっても問題にならない人にしましょう。
おわりに
最初の話からだいぶそれてしまいましたが、浜崎あゆみさんが叩かれているのは、しばらくメディアから姿を消していて、久しぶりに出たら大きく変わっていたから「ホーンズ効果」が働いてしまい、新たな第一印象が生まれたのではないでしょうか。
これからは何をしても叩かれ、仮に若々しさを取り戻しても、歌が上手になっても叩かれ続ける事でしょう。
それほど第一印象を覆す事はエネルギーが必要で、難しい事なのです。
ですがそれを覆そうとしなければ一生覆す事はできません。
もしあなたが第一印象を変えたいと思うのなら、周りが何と言おうと曲げない鉄の意志が必要です。
その道のりは険しいかもしれませんが、途中で挫折するのも最初からトライしないのも自分次第です。
しないのも辞めるのもあなたが決める事ですが、もしそうするなら、それは「叩かれたい」「いじめられたい」など現状を認めてそれでいいと考えると言う事です。
つまり、自らそうしてくれと言っているようなものだと言う事です。
と言う事は、あきらめてしまった人は叩かれても文句は言えません。
それがいいか、それは嫌かを考えて行動を決める事です。
いずれにせよ何かを変える意思がなければ現状は変わりません。
最初から見た目を変えるのは気が引けるなと思うなら、気が引けない簡単な事から変えていけばいいと思います。
小さな事でも変えていけば、それがきっかけで何かが自分の中で変わります。
その何かがきっかけで、以前気が引けていた事を変えてみようかと思う意思が生まれます。
そうして気がつけば大きく変わっていて、第一印象はもちろん、周りの人、周りの景色、自分が大きく変わった分、周りも大きく変わります。
小さな事すら変えられない人は、何も変えたくないのです。
今の現状も全て変えたいと思っていないのです。
ただ不満を言いたいだけ、悲劇の主人公を演じたいだけで本当は変わりたいと思っていません。
あなたはどうですか?
悲劇の主人公を演じたいだけでしょうか。
それとも本当に変わりたいと思っているのでしょうか。
本当に変わりたいのなら、まず最初はしょうもない事でもいいので変えてみる事から始めてはいかがでしょうか。
それでは今回はこれで以上です。
ご質問等あればお問合せかコメント欄からお気軽にどうぞ。
sonord link
コメント