野球賭博などの非合法の賭け事が違法な理由

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コラム
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最近メジャーリーガーのダルビッシュ選手の弟が野球賭博をしている容疑者として逮捕されました。野球に限らずの本の国技である相撲やサッカー、麻雀や裏カジノなど賭け事はたくさん存在していますが、なぜそれらが違法なのかはあまりよく知らないと言う人も少なくないのではないでしょうか。今回は賭博関連がなぜ違法でわざわざ大きく報道するのか、その理由についてお話したいと思います。

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賭博が大々的に報道される理由

今回は野球賭博を中心に話を進めていきますが、その他の賭博に関してもほとんど同じなので脳内保管していただければ幸いです。

まず賭博をする時は大きく分けて2種類のケースがあります。
1つは身内や仲間内でするちょっとした賭け事。
もう1つはテレビや新聞などのメディアで取り上げられる、暴力団などが絡んでいるケースです。

身内同士でする賭け事は、いちいち全部を取り締まってられるほど時間やお金をかけてられないと言うのと、一般人が賭ける額なんてたかが知れています。例えば甲子園でどこの高校が優勝するか賭けたとして、せいぜい1口1万円ほどで、人数もそう多くはありません。

いわばじゃんけんでジュースを負けた人が奢る事の延長線上にあるもので、ジュースやご飯をご馳走するには時間をお互いに合わせる必要があったり、人数が多くなるとややこしくなります。

勝ち負けがわかりやすくするためにお金をかけていると言うのが身内同士での賭け事です。
だからと言って賭け事は賭け事なので違法ではありますが、その理由は後程。

次に、暴力団関係が絡む大きな賭博についてですが、こちらはみなさんご想像の通り暴力団の資金源となるため大きく報道し、警察も厳しく規制します。ここまではみなさん知って言うとは思いますが、ではなぜ暴力団や身内でも賭博が違法とされているのでしょうか。

その理由の1つが賭博には「税金」がかかりません。
国がどのようにして運営しているのかと言うと、税金を集め、それを様々な事に運用して国を運営しています。

わかりやすく説明すると、国とは株式会社のようなもので、株を発行し、買ってもらう事で資金を得ます。

その株にあたるのが税金で、会社が株を売る事で得た資金を元手に、力を入れたい部署、部門に資金をつぎ込み開発するように、国は税金で道路や国民の生活に関わる電気、ガス、水道などのインフラが行き届くようにしたり、国民が住みやすい国にするため警察、消防などの治安維持や安全に過ごせるようにするため、また他国から攻められた際に国を守るために自衛隊などの軍が必要です。

しかしこういったものは一個人がするものではありませんので、国として運営するために税金として集めたお金を使います。つまり、暴力団云々の前に、税金が発生しない賭博が蔓延ってしまうと国を運営するための資金を得る事ができません。

そのため賭博が違法とされるのです。
また、賭博はその性質上働く意思を奪いかねません。
働かない人が増えれば国はその分貧しくなっていきます。
そのためより税金として得られる資金が減る事につながるのです。

それを助長するのが野球賭博などの賭け事であり、暴力団に関わっていると聞けば国民も危険だと認識します。
大義名分として暴力団などを取り締まっている側面があり、同じく大々的に報道されるのもそう言った意図があるのではないでしょうか。

他にも理由はあると思いますが、賭博が違法でなぜ大々的に報道されるかの理由は以上のような理由があると言えるでしょう。
それでは今回はこれで以上です。
ではまた。

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