よく「〇〇さんって仕事がデキるよね」とか、「本当〇〇さん仕事がデキるから安心」など仕事がデキるって言葉をよく耳にします。
仕事がデキる人は男性からも尊敬され、女性からもモテてとってもすごい人なんだなとは思いますが、実際仕事がデキるっていったい何なのか説明できる人はいますか?
結構抽象的な言葉なのに対し、この言葉が持つ力はとても強いもののように感じます。
こんな抽象的な言葉を鵜呑みにし、あの人はすごい、あの人に任せれば安心と言われても正直腑に落ちないと言う人は少なくないのではないでしょうか。
でもご安心ください。今回はそんな仕事がデキるってどんなことなのかを説明し、あなたもデキる人の仲間入りを果たすための方法をお話していきたいと思います。
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仕事がデキるの基準とは
みんなして仕事がデキるデキると言いますが、結局どういうことよ?
と思う人は案外いて、これを見ているあなたもそう思っていることかと思います。
まず最初にお話するのは、仕事がデキることと、仕事に熱心なこととは別、だと言うことです。
仕事がデキる人とは、要領の良い人のことを指します。
やってるふり、そつなくこなす、おいしい所を持っていく、など実は言う程めちゃめちゃすごい人ってあまり多くはありません。
人は出会って数秒でその人の印象を作り上げ、滅多なことではその印象を崩すことは無いとされています。
これが心理学で言う「ハロー効果」と言うものです。
要するに第一印象はなかなか崩れないよ、と言うことです。
このハロー効果と性ごとがデキる人も密接に関係しており、実はあなた方があの人はデキる、あの人はすごい、と思っている人も冷静に見てみるとあなたとその人はそこまで大きな違いはないのです。
よく、仕事には熱心で頑張り屋さんだけど、結果がついてこなくて、気持ちは認めるけど仕事はデキないと言われる人っていますよね。
その人も実は心理学で言うハロー効果の逆、「ホーンズ効果」によって最初にデキないと言うレッテルを張られ、そこから仮にデキるとされている人と同じことをしてもその人との差は埋まることはありません。
これが人間の先入観の恐ろしさです。
つまり、仕事がデキる人って、実はただ単に第一印象である程度決まっていて、そこにそこそこの能力が加わることで「〇〇さんはデキる」となるのです。
そうなると、その人自身も「俺ってデキるかも」と思うようになっていき、自分に自信を持つようになっていきます。その結果よりデキる人はデキるようになり、デキない人はよりデキない人へとなっていくわけです。
じゃあ仕事がデキない人はいつまでたっても浮かばれないの?
ここだけ聞くと、じゃあデキないレッテルを張られてしまうと一生そのままなの?と不安に思う人もいることでしょう。
しかし、そんなあなたも逆転のチャンスはたくさん転がっているものです。
例えば、あなたは入社すぐ大きな失敗をしてしまい、そこからデキない人だとレッテルを張られたとします。
これではいくら仕事を一生懸命頑張っても、なかなか評価されずに苦しむことかと思います。
確かにただ頑張るだけではそのまま浮かばれずに終えてしまいます。
しかし、あるテクニックを使えばあなたにもスポットライトを当たることができます。
その方法は、同じ土俵に立たないと言うことです。
大きなミスを犯してしまった人にはなかなか大きな仕事は回ってきません。
なのでそこはいったん捨てて起き、別の面でデキると言うことをアピールしていきましょう。
例えば、小さな気遣いをするようにしましょう。
書類をまとめるのにも、ただリスト形式にし、並べるだけだとあまり読みやすいとは言えません。
リスト化に加え、見出しを付け、特に重要な所には下線を引くなど、目を通す人の立場になって書類をまとめるなどすると、あなたの評価も上がっていきます。なぜならそのまとめた書類に目を通すのは上司だからです。
結局会社や組織で評価を決めるのは上司です。
その上司にわかりやすくアピールする事がまずはデキる人になるための1歩です。
そして次に、あなたと関わる全ての人を褒めましょう。
どんな人でも褒められて嫌な気はしません。
大げさに褒めるのではなく、指摘されたり注意されたときなどに、「自分では気づかなかった」「すごいですね」と言えば相手は得意げになるはず。
そうして少しずつ教えたい気持ちをくすぐることで、上司などはあなたに教えてあげようとする事でしょう。
そうすればあなたは、「デキない人」から「出来の悪いやつだけどかわいいやつ」になることができます。
次にするのは、自分が頑張っているところを見せることです。
日本人はなぜか隠れて努力することを美談としていますが、それでもいいのですが、それをするのはデキる人がするからよく思えるのだと言うことを忘れてはなりません。
元々評価の低い人が陰で努力しても、誰も見ません。
しかもあなたが努力している間もその他の人も努力は少なからずしています。
つまりやったか、やってないかが重要なのではなく、やったことを見せれているか見せれていないかが重要なのです。
例えばスポーツ選手で、なかなか日を浴びることはなかった人が、努力して頑張った結果、いい成績を残せ、一躍注目の的となったとします。その選手は浮かばれないながらもあきらめず努力したと称賛され、それに共感した人たちはますます応援したくなることでしょう。
しかし、スポーツの世界で努力をしていない人なんて恐らく1人もいないのではないでしょうか。
その人だけが浮かばれない生活を送っていたわけでもなく、努力もみんなしていることなのです。
仕事も同じことが言えます。
みんなすべからず努力はしていて、その中の一部の人だけが認められているのです。
もちろん数字で結果を残す事も重要なポイントですが、さらに必要なのが先ほど説明した印象です。
印象が悪ければどんなに良い結果を残しても、あまり称える人はいないでしょう。
しかし。印象の良い人が頑張って結果を残せばどう思いますか?
つまり、仕事ができないとお悩みの方がすべきことは、仕事を一生懸命頑張ることはもちろん、良い印象を作るための努力が重要なことなのです。
最初の方に話した、仕事がデキると言われているほとんどの人が実は言う程だ、と言ったのもそのためです。確かにデキるにはデキる、しかしずば抜けて突出している人はその会社に残らずに、ほぼ間違いなく起業するかヘッドハンティングされるでしょう。
簡単に言うと、本当にすごい人があなたの目の前にいるのであれば、あなた自身もそれなりの能力はあると言うことです。
水準って言葉がありますよね。
水準は高すぎても低すぎても、近くにある水かさの影響を受けてしまいます。
高すぎれば周りの水準が低いと言うことになり、足を引っ張られてしまいます。
低すぎると周りの高さに合わせきれずにストレスとなってしまいます。
つまり高すぎれば、その場にいるのがムダだと感じるようになり、別の自分の水準にあった場所を求めるようになり、低すぎればもっと低めの場所を求めるようになります。
その場に居続けている時点で、同じぐらいの水準を持っていると言うことがお分かりいただけたのではないでしょうか。
あなたに必要なこととは、ただあなたの方を向いてくれる人を増やすことが必要なのです。
それには自分の土俵に誘い込むこと。
それができれば自ずと道が開け、あなたの印象が変わっていくことでしょう。
そこから先は結果を少しでも出す事です。
大きくではなくても少しでも結果を出せばそこからはデキる人の仲間入りです。
まとめ
少し長くなってしまいましたが、今回の話をまとめると。
デキる人と言うのは実は第一印象が良かった人の場合が多く、能力自体はそんなに大差ない。
デキる人になるには、自分の土俵に誘い込む必要がある。
何か注意されたときや、指摘を受けたときに、教えてくれたことに感謝し、それを気付けなかった自分に対してその人がすごいと思うことを伝えます。
褒められて嫌な気をする人は少ないので、それを続けていれば次第にあなたをかわいがる先輩などができるようになります。
そうして先輩の言うことを聞き、自分の意見も主張するなどしていくと、あなたの印象は「こいつ思ってたよりデキるな」と変わっていきます。
すると良くしてくれる先輩や上司が他の人にも影響を与え始め、よりたくさんの人に認められていきます。
後は何か少しでも結果を残せれば完全にあなたはデキる人と言う印象に変わります。
重要なのは、仕事に対する努力や熱意ではありません。
最も重要なのは、人間関係です。
人の印象こそが人の評価を左右し、デキるデキないの基準へとすり替わります。
中には本当に飛びぬけてすごい人もいますが、そう言った人は自分で起業するなりヘッドハンティングで転職するなり、その場所からいなくなります。
つまり、あなたの目の前にいるデキる人と言われている人は、実はそれほど変わりないのです。
ただ印象がいいだけで、あなたと大きな違いはありません。
それがわかればあなたがすることは1つです。
自分の印象をよくする方法を考え、それを実践する事です。
長くなってしまいましたが、今回のお話はこれで以上です。
少しは参考になりましたでしょうか。
もし参考になったのなら嬉しく思います。
長々とここまで読んでいただきありがとうございました。
それではまた。
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