この記事を書いている今、ちょうど雨が降っています。
雨って、暗い気持ちになったり何かと嫌がられます。
しかしその一方で、雨がなければ生活はできません。
農業を営む人は、雨がなければ作物が育たず困ります。
雨が降らないと野菜などの食料が不足し、生活に影響があります。
それに、雨が降らなければダムの水が減り、生活に必要な水が不足してしまいます。
嫌われがちな雨ですが、私たちの生活にはなくてはならないものであることは皆さんもご存知かと思います。
確かに晴れの日は爽やかな気分ではつらつとした気分で活動的に行動することができますが、常に活動的だといずれ疲れてしまいます。
そのためにも雨は安らぎを与える心の休暇だと言えるのです。
今回はそんな心を静めてくれる雨にまつわる言葉を集めたので、ご紹介したいと思います。
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雨の言葉
雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい。 それが自由というものだ。
ゲーテ
日本は同調圧力が強く、会社の上司・グループ内のリーダーなど、その仲間内で影響力や権力のある者の言葉や考えが善であり、正しいことであると押し付ける風潮があります。
それがあくまでその会社内だけ、仲間内だけの話であればそこまで大きな問題ではないのですが、仕事以外でもプライベートなど必要以上に干渉する場合も少なくありません。
しかし、雨が嫌だと言う人もいれば、雨が好きだと言う人もいるはずです。
どちらが正しくて、どちらが間違いであると言うことではないはず。
雨の日にあえて外に出かける人も、雨の日に外出する予定を変更する人もいる。
それが「自由」と言うものではないでしょうか。
雨の中、傘をささずに踊るのも、雨の楽しみの1つなのではないでしょうか。
雨を感じられる人間もいるし、 ただ濡れるだけの奴らもいる
ボブ・マーリー
雨に限らず、今不足することなくご飯が食べられることをありがたいと考える人もいれば、何も感じずにいる人もいます。
健康であることを感じることができる人がいる反面、何も感じない人もいます。
そして、それが幸せであることを感じられる人もいれば、不幸を感じる人もいるのです。
目の前にあるものに良いと言う人、悪いと言う人。
それに気付く人、気付かない人。
雨1つとっても、恵みの雨と捉える人と気分を害するものと捉える人がいるのです。
晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。 楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ。
吉川英治
本来はこういうことなのではないでしょうか。
どちらもメリット・デメリットがあります。
晴れの日は晴れの良さがあり、雨の日は雨の良さがある。
好きなことをして楽しみ、嫌いなことをも楽しむ。
どちらも良いところ、悪いところがあります。
いくら好きなことでも、悪いところを探せば少しはありますし、悪いことでも良いところは必ずあります。
問題なのは、それを楽しむ心。
どちらも素晴らしいと思える心だと私は思います。
晴れた日は晴れた日を愛し、雨の日は雨の日を愛する。
どちらかではなく、どちらも愛すること。
それが幸福であることなのかもしれません。
雨は一人だけに降り注ぐわけではない。
ロングフェロー
雨が一人だけに降ることはないのは誰でもわかると思いますが、何か悪いことがあると、人は自分だけに降っているかのように感じます。
不幸な人は、自分だけが不幸ではないと口では言っても、自分だけに不幸が降り注いでいるように感じます。
いざ自分の身に降り注いだとき、人は自分だけがそうであるように感じるのです。
今現在そうお考えの人にこんなことを言ってもあまり響かないとは思いますが、自分に降り注いでいた雨が止んだとき、その雨が自分だけに降っていたのではなく、周りにも雨は降っていたんだと気がつくでしょう。
雨は一人だけに降り注ぐわけではない。
この言葉も、きっと雨が止んだときに気がつくことができるでしょう。
晴れた日と雨の日があって ひとつの花が咲くように 悲しみも苦しみもあって 私が私になってゆく
星野富弘
最後はこの言葉。
もはや説明不要ですね。
晴れの日も、雨の日も、どちらもなければ花は咲きません。
喜びも、悲しみも、苦しみを乗り越えて人は生きています。
そうしていろんなことがあるからこそ、あなたはあなたになるのです。
何にもない人生なら、生きている実感も薄くなってしまいます。
辛くて悲しいことがあるから、楽しくて喜びのある人生となるのです。
人生楽があれば苦もあるさ。
今あなたの周りで雨が降っているのなら、今は心も体も休ませて、晴れた時にまた動き始めればいいのです。
そうして、あなたがあなたとなっていくのではないでしょうか。
それでは今回はこれにて。
ではまた。
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