大人になってからと子どものころの時間の感覚が違うのはなぜか

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人生
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ある程度生きていると1度は「過去に戻れたとしたらいつ戻りたい?」と言う話になったことがあると思います。

ある人は小学生のころに戻りたい、ある人は中学生、ある人は高校生と多くの場合学生のころに戻りたいと考える人が多い様に感じますが、その理由のほとんどが、「学生のころのようにただ遊んだり、深く考えず過ごしたい」と言うようなことを考えるのではないでしょうか。

確かに子どものころって体感的に時間の進み方が大人になってからよりも今思えばゆっくりで、たっぷり時間があったように思います。

永遠にこのままでいられるかのような感覚で、あと数年もすれば大人の仲間入りだと言うのに、たった4~5年の月日がとても長く感じた様な記憶がありますよね。

一方大人になってからは何かと時間が過ぎるのが早く、仕事や趣味、何をしていてもとにかく時間が足りないような感覚で、いつも明日を考えているような生活を送っている人は多いのではないでしょうか?

学生のころも明日を考えていなかったわけではないと思うのですが、大人になるにつれ明日どころか数カ月、数年、老後のことまで考えいつも焦りを感じている人も少なくないと思います。

確かに時間が足りない様に感じるのはわかりますが、過去に戻れたらやりたいことって今はできないことなのでしょうか?

何も考えず遊ぶことも、先を考えて勉強をすることも、そのほとんどは今もすることはできることが多いと思いませんか?

もし過去に戻れたらと言う話は、会話のネタには最適ですが本当にそう思うのであれば、今からでも遅くはないのではないでしょうか。

大人になると何かと時間がなくなるのはわかります。
私もそれは強く感じています。

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しかし、今と過去を比較して過去の方がよかったと思うのなら、過去のように生きればいいのだと私は思います。

ただそれには様々な障害が立ちふさがります。
その最たる例がお金です。

子どものころは両親の援助があって、生活することができるのに対し大人になると、自分で生活しなければなりません。

現実的に難しいこともたくさんありますよね。

ただ時間だけをどうにかしたいと思うのであれば、1つおすすめできる方法があります。

それは電車などの公共機関を利用しないことやタイムスケジュールを組まない、もしくはかなり余裕を持って行動すると言うことです。

子どものころと大人になってからの大きな違いの1つに、大人になると会社の出勤時間や出勤時に乗る電車の時間、休憩時間や退社時間、分刻みとまでは言わなくても、1日をフルに活用していると言うことが挙げられます。

学校も時間は区切られているのですが、学校の場合自分が何かしなくても勝手に授業が進んでいきます。

それに対し会社は自分で考えて行動しなければただ時間が過ぎていくだけで、ぼーっとしているヒマはありません。

この余裕のなさが大人の時間を奪っているのです。

ですから時間にゆとりが欲しいと思うなら、そこを意識してみるといくらか時間にゆとりが生まれます。

大人は充実していないと思われがちですが、やることが多いからこそ時間が過ぎていくのが早く感じているのです。

自分では充実していないと思っているかもしれませんが、他人から見るとそれは充実しているように見えるのです。

大人になると、時間が早く過ぎていくため空いた時間を効率的に活用しようとする人は多いですが、その効率化こそが時間を早く感じさせている原因になっていると私は考えます。

楽しいことをすると時間が過ぎるのが早く感じますよね。 あれは何かに熱中しているからです。

逆につまらないときは時間が進むのが遅いですよね。 それはつまらないことからぼーっとしているからなのです。

つまり、過去の充実感を得ようと予定を詰め込むことが返ってより時間を早く感じさせていることになっているのです。

よく思い出してみてください。

あなたの戻りたい過去はそんなに毎日スケジュールが埋まっていましたか?

ヒマだから遊びに行くとか、ヒマだからマンガを読むとか、ヒマだから何となく集まるとか、予定があるからどこかに行くのではなく、ヒマだから何かをしていたのではないでしょうか。

みんながそうであるとは言えませんが、学生のころって何となく友達と集まっている時間が多かったと思います。

なのに昔の方が充実していたように感じるのは、「あれをしたいからそれをする」のではなく「それがあるからこれをする」と言う感じだったのではないでしょうか。

抽象的すぎて伝わらないかもしれないので例を挙げると、「カラオケに行きたいから今度の休みに行こう」ではなく「ヒマだからカラオケでも行くか」と言うような違いだったのではないでしょうか。

大人は目的に対して駒を勧めますが、子どものころは駒を動かしたいから目的を作る。

この違いが大人と子どもの充実感の違いなのかもしれませんね。

これはあくまで個人的な見解に過ぎませんが、みなさんはどう思われますか?

大人と子どもの時間の感覚ってたったこれだけの違いにすぎないのかもしれないなと思う大人7年目の春でした。

それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。

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