なんか医学界が「奇形」と言う言葉が差別的でその本人や家族を傷つける恐れがあるとして、別の言葉にしようとしているらしいんですが、みなさんは奇形ってなんなのかご存知ですか？
例えば「単眼症」って言って妖怪の一つ目小僧のような目が１つしかない病気が実際にあったり、童話のこぶとりじいさんのように大きなこぶが顔にできる人がいたり、人間なのに尻尾のようなものが生える人や、鬼のように角のようなものが頭にできる人など、体に何らかの異常がある人のことを「奇形」と言います。
単眼症などは目が１つになるだけではなく、脳の形状にも異常が見られ、そのほとんどが死産か出産直後に死んでしまう非常にまれな奇病です。
心臓の弱い方は見ないことをおすすめしますが、単眼症で検索すれば画像を見ることができます。
こう言った奇形の多くは形だけではなく他にも障害を持つ場合も少なくなく、生まれる前か生まれた直後に死んでしまうことからあまり世の中に知られることは多くありません。
多くの妖怪や空想の生物などの中にはこう言った奇形ではないかと思われるものも多く、上記に挙げた一つ目小僧やサイクロプス、鬼とか天狗などももしかしたら奇形の類ではないかと思われます。
そんな普通に生きていれば見ることも聞くこともないであろう奇形の中には、普通に暮らしている人もいます。
sponsord link
例えば体中にこぶができる奇病を患っていると言う人がいて、その方は３０歳ごろから急にこぶが大きくなりはじめ、体中にこぶができたと言います。
元々は何もなかった人が、ある時急に発症してしまう場合もあるんですね。
それから意外と知られていないのが「多指症」と言う字のまんま指が通常よりも多い奇形があるのですが、これは意外と多いタイプの奇形です。
私は沖縄に住んでいるんですが、沖縄は狭い地域なので他の都道府県に比べて血が濃ゆいと言われています。
血が濃ゆいと奇形が生まれやすくなると言うのはみなさんもご存知かと思いますが、沖縄では知らないだけで結婚相手が実は遠い親戚にあたる血筋だったと言うことも珍しくはありません。
そのため奇形が生まれる確率も多少多いようなんですが、私の周りにも実は奇形児として生まれたと言う人は意外といます。
その多くが多指症と言うやつで、生まれた時に指が６本あったとか、そう言う人もいるのです。
ただ単眼症と違って多指症は生後間もなく死んでしまうと言うことはなく、現代では生まれてすぐに切ってしまうので多指症だったかなんて本人ですら知らないこともあります。
ちなみにあの豊臣秀吉も多指症だったと言われていて、親指が２つあったのではないかと言われています。
またインドかどこかでギネスに載ってる人もいるのであまり気にしてない人も多いのかもしれませんね。
他にもありますが、このように奇形って意外と身近にあることで珍しいと言う程のことでもありません。
個人的には奇形と言う言葉がどうのこうの決めることよりも、普通とか異常などの認識を変えることの方が難しいことではありますが、より重要なのではないかと思います。
人は普通じゃないことを悪と考える節がありますからね。
奇形と言う言葉だろうと他に新しい呼び名を決めたとしても、人の心が変わらぬ限り偏見や差別はなくなりません。
差別やいじめって結局自分が信じられないから拒絶しているだけに過ぎないことなので、信じられるようにならなければまずなることは無いと思います。
信じる信じないは私にはどうしようもありませんが、ただ１つ言えるのは奇形が珍しいことでもなんでもなく、今もどこかで生まれているものだと言うことです。
ただ知らないだけであなたの友人や恋人ももしかしたら生まれた時は奇形として生まれていたのかもしれませんよ。
奇形とか普通とかそんなことは重要ではないのです。
ただ自分がどう思うのか、それだけしかないのですから。
sponsord link
コメント