島で死にかけた話

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日記
この記事は約3分で読めます。

人間誰しも1度は死にかけた、もしくは死ぬ思いをした経験がある説と言うのをテレビでやっていたので私も死にかけたときの話をしようと思います。

あれは十数年前。
まだ学生だったころの話です。

当時仲の良かった友人数人でキャンプをしに行こうと言う話になり、私たちはある島に行きました。

島と言っても車で行けるような島だったので、あんまり島っぽくはなかったのですが、せっかく島に行くのだから釣りとかいろいろ探検してみようということになり、とりあえず島を探検することにしました。

その島はとても小さく、歩いて一周することも余裕なぐらいの狭さ。

島の入り口から適当に歩いて集落の方に向かうと神社っぽいところや学校があったりして、暑い真夏の炎天下の中探検を続けていました。

すると集落の方に出たのでテントの方に戻る部隊と先に進む部隊に別れ、私は先に進む部隊として集落を抜けていきました。

集落を抜けるとそこには海が広がっており、思ったよりも早く島を突き抜けてしまったので、折角だから海沿いを歩きながら戻ることになりました。

最初は砂浜だった道も段々岩場になっていき、躊躇したもののせっかくだからと岩場から元の場所に戻ることにした私たちはまるでサルのように岩場をスイスイ歩き続けていると、ついに岩場どころかちょっとした崖のような足場になってしまったのです。

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しかし、ここで引き返すのも男が廃る。

意を決してそのまま岩場から行こうということになり岩から岩へとカモシカのように飛びながら歩き続け、感覚的にはキャンプ地から半分ぐらいの地点まで進むと、さらに険しい道のりが待ち構えていました。

ですがもうここで引き返すわけにはいきません。

なぜならすでに結構歩いているので疲れていたのです!

体力的に元来た道を戻るのもしんどいレベルだった私たちは進むことを選び、道なき道をひたすら進んでいたのですが、ここでまさかのアクシデントが発生。

なんと、海が満ち始めてきていたのです。

今まで進んできた岩場は干潮だったために警戒に進むことができていたのですが、干潮から満潮に切り替わり足場となる岩が海に沈みかけていました。

歩く体力もままならないのに、まさか泳いでいくわけにはいきません。

しかし休んでいるヒマもなく生き残るためにはただひたすら進むしかありませんでした。

疲れから無口になり、とにかくそれぞれ一歩一歩気を付けながら歩み続け、ちょうどでっぱり部分の岩場を超えた先についにキャンプ地が!

キャンプ地が見えたところからは岩場もなくなり舗装された道路へと続いていたので難なく戻っていった私たちは無事島から生還することができました。

あのとき私はこう思いました。

海って怖い。と。

それからと言うもの私は海で遊ぶことはあまりしなくなりました。

それ以前は釣りに行ったり泳ぎに行ったり割と海好きな方だったんですが、海のいや、自然の恐ろしさを感じてからはほとんど海で泳いでいません。

今思うとあれが転機になっていたんだなぁとしみじみ思います。

話だけ聞いてもなんにも怖くないかもしれませんが、あの満潮が進みじわじわと追い詰められていく感覚は恐怖でしかなかったです。

みなさんも海で遊ぶときは十分注意するようおすすめします。

流石にこんなアホな遊び方をする人はいないと思いますが、海なめてたら命を失うことになるかもしれませんよ。

それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。

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