長所と短所は紙一重

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コラム
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自分の短所はいくつも思いつくのに、自分の長所はあまり思いつかない人って結構多いですよね。

私もそうなんですが、良いところよりも悪いところは目につきやすいもので、なかなか長所を見つけるのは難しかったりします。

ですが長所って実は良く目につきやすい短所と紙一重なものである場合が少なくありません。

例えば、ズボラな人は雑で面倒くさがりなところを短所だと思いがちですが、裏を返せばのんびりしていてせかせかしていないおおらかな気持ちを持っているとも言えます。

また、宵越しの金は持たねえと言うような江戸っ子気質な人は、お金の管理がズボラではありますがその分太っ腹でひとから慕われる親分肌だったりします。

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一見短所だと思えるものも、裏を返せば長所でもある場合は案外多いです。

性格が暗いことが短所だと思っている人は、冷静で落ち着いているとも言えますし、ネガティブな人は慎重な性格で細かいところまで考えられるタイプだとも言えます。

しかし、これは逆に長所は短所でもあると言うことでもあります。

例えば周りに気配りができる人は、裏を返せば周りを常に気にしていて気を張りすぎて神経過敏になりがちですし、細かくてみみっちくなってしまうこともあります。

他にも優しいと言うことは、流されやすく優柔不断になりがちでもあって一概に優しいことが長所であるとは言えないのです。

これだけ聞くとまるで長所なんてなくて全部短所だと言っているように聞こえるかもしれませんが、逆に言えば短所なんてものはなくてすべては長所であるとも言えるんですね。

私はこれで何が言いたいのかと言うと、みなさんが思う自分の短所は単なる悪いところではなく同時に良いところでもあると言うことを改めて認識してほしいのです。

人は自分の悪いところを直そうとばかりしますが、その悪いところを直すことで良いところもなくしてしまうことにもなります。

一概に悪いところを直せばいいと言うわけではないのです。

確かに遅刻癖は直さなければ社会人としてやっていけないので直した方が良い短所です。

しかし、遅刻を完璧に直すことで今まで時間にゆとりをもって考えていたのが、とてもシビアに考えるようになってしまい常に時間に追われているような感覚になってしまうかもしれません。

さらに、今までは人の時間に対してもおおらかだった考えが、遅刻癖を直すことで他人のことにまで厳しくなってしまうかもしれません。

人間の能力は1つ悪いところを直せば、1つ良いところが減るようなものだと思います。

ですから直すべきところとそのままにしておくべきところを見極めていく必要があるのではないかと思います。

長所も短所も同じ1つの事柄で、裏と表の違いでしかないと思います。

もし自分には長所なんかないと思っている人がいるなら自分の短所に目を向けてみて、その短所の表と裏を考えてみると新たな一面が見えてくるかもしれませんね。

それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。

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