絶対にやり抜くという意思は大事だけどちょっと危険

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コラム
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人間は強い言葉に惹かれるところがあると思うんですよ。

例えばワンピースの「海賊王に俺はなる!」とか、ナルトの「絶対に火影になるんだってばよ!」など、強い言葉で絶対こうなるって宣言することで自分の士気を高めるのと同時に周りにいる人たちの士気も高めていくような力強い言葉は聞いてて気持ちが良いですし、何となくやる気に満ち溢れていく気がします。

「できれば海賊王になりたいです」というよりも「海賊王に俺はなる!」って言った方が言う本人もなんだかなれる気がしてきますし、聞いてる方も応援したくなる気持ちが強くなりますよね?

こういうふうに絶対とか必ずなどと言う強い言葉には強い力があります。

そのため、人は強い言葉に惹かれる側面を持ちます。

今回はマンガのキャラクターのセリフを用いて説明しましたが、他にも「好き」っていうよりも「愛している」って言った方がより強い気持ちを感じますし、「好きだと思います」と言うよりも「好きです」って言った方が良いですよね。

これに関してはニュアンス的に当たり前だと思われるかもしれませんが、「俺について来い」って言うのと「ついて来て欲しい」って言うのとでは前者の方がついていきたくなりますね。

こんな感じで、強い言葉には強い魅力があります。

ですが、強い言葉が良いかっていうとそうでもない場合もあります。

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最初に例えた「海賊王に俺はなる!」ですが、こう言うことで自分を奮い立たせて自分で自分のケツを叩いて進んでいくことができる反面、「海賊王になる」と言うことに固執してしまい、海賊王に対して自分の中でスムーズに近づいていけているのか、自分にその資格はあるのかなどと考えてしまうようになると途端に劣等感に変わってしまいます。

また、海賊王になると発言したことによって途中で辞めてはいけないんじゃないかと言う一種の強迫観念のようなものに囚われてしまう恐れがあります。

こういった強い言葉で自分を奮い立たせることをアファメーションと言ったりするのですが。アファメーションをすることにもデメリットがあるのですね。

元々気が弱い人や気が小さい人が無理してアファメーションを行っていくことで、逆に自分で自分を追い込んでしまう可能性もあるのです。

ですから一概に強い言葉を使うことが良いというものでもないと思います。

だからと言って、私もそうですが基本的に言い切らないような物言いの人はそれだけで不信感を買うことにもつながります。

ネットではそうして言い切らない部分が気になるのか、揚げ足取りみたいなことをしてくる人も少なくありません。

こういう方は言い切っても言い切らなくてもいちゃもんつけてくるのであんまり気にしない方が良いのですが、ネットだと否定的な意見が目に見えるので気にするなと言われても気になりますよね。

最近は特にネットが身近な社会の一部となっていますから、余計に言い切ることがデメリットになる場合も出てきます。

どちらが良いかと言われると難しいところではありますが、絶対とか必ずと言うような強い言葉はドーピングみたいなものだと考えると良いのかもしれません。

ドーピングもその一時だけ力をあげて、その後に反動が来たりすることがありますが、強い言葉も自分を奮い立たせることや周りの士気を高めるという効果が得られる反面、それに近付けていない場合に反動としてダメージを負ってしまうことになることもあります。

強い言葉にも弱い言葉にもメリットとデメリットはありますので、その効果を踏まえたうえで使っていくと良いのかもしれませんね。

それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。

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