あの手この手で人を騙しお金を儲ける詐欺ですが、最近はまた新しい手法が増えてきているらしいのでお話したいと思います。
その手法というのは、ちょっと前からちらほらネットで見かけるようになったオレオレ詐欺に引っかかったふりをして、警察とおとり調査をするというものを逆手にとったやり方です。
通常おとり捜査をする際には、まず被害者のお宅にオレオレ詐欺の電話がかかってきて、それに気が付いた被害者の方が騙されたふりをして一旦電話を切って警察に電話をし、警察に事情を説明した上で警察と協力して被害者がおとりになるというものがあります。
しかし、最近はこの手法を逆手にとった詐欺グループもあるそうです。
その方法が、まず詐欺の電話が来るという所までは一緒なのですが、その後すぐに警察と名乗る者から電話があるそうです。
sponsord link
ちょっと落ち着いて考えればわかると思うのですが、実際に詐欺の電話が来て精神的に不安な気持ちになりますし、騙されたくない気持ちや正義感などから警察に電話をしようとする考えが頭をよぎることもあると思います。
そこに間髪入れずに警察と名乗る者から電話があり、おとり捜査を依頼したいなんて言われたらすっかり安心してしまい、自分が騙されていることに気が付かないことでしょう。
そして警察と名乗る者から騙されたふりをしておとりとなってくださいなんて言われたらすっかり安心して疑う気持ちがどっかにいってしまうのです。
そしておとりになって敢えてお金を振り込んで下さいとか、お金をおろして渡してくださいなんて言えば被害者の方は騙されていることに全く気が付かないまま詐欺にあってしまうというのが最近増えてきているんだとか。
こうやって文字にしてみると不審に思うところはたくさんあると思います。
しかし、実際に自分の身にそのようなことがあれば人間冷静さを失ってしまい、そんな状態の時に絶対的な安心感を感じさせる警察からの電話があるとすっかり騙されてしまうのだと思います。
とても被害者の心理をよく熟知していて、コントロールした無駄に賢いやり方だと思います。
むしろそんだけ賢いのになぜ詐欺をしなければならないのかが不思議です。
詐欺に限らず犯罪者は身分が低い者や貧しい人などが犯罪に手を染めるケースが多くあります。
その理由は、貧しい人は満足に学ぶことができなかったり、身分によって仕事が満足に選べなかったりするからでもあります。
例えば日本で言うと日本は学歴社会で高卒の優秀な人材よりも、無能な大卒の方が評価が高く給料なども上になりがちです。
そのため地頭がいくら良くても学歴がなければ所詮高卒・中卒の底辺とみなされてしまいます。
詐欺グループの方を擁護するわけではありませんが、そういった背景があって犯罪に手を染めるようになった人もいるのかもしれません。
とはいえ詐欺は犯罪ですし、罪を犯せば罰を受けなければなりません。
ですが、そもそも騙されないようにすることが大事で、被害者を減らすためにもこういった巧妙な手口を看破して冷静に落ち着いて対処していくことが大事となります。
警察から電話がかかってくるなんてことはよほどのことがなければまずないので、警察だからといって簡単に信用せずにまずは話そこそこで電話を切って改めてお近くの警察署に電話、もしくは赴いて相談してみるようにご注意ください。
実際にこの手口は増えてきているのかもしれませんが、恐らくこうしてネット上に出回ってきているのは詐欺グループの方も周知していることかと思いますので、これだけではなくいろんなケースを想定して気を付けていただければと思います。
それではまた。
sponsord link
コメント