有給という精度

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コラム
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正社員の方はもちろんアルバイトやパートにも長期間働いている人は有給休暇をとることができるようになっていると思います。

有給っていいですよね。

休みでありながらもその分の給料もある程度保証されていて、有給をとることは得ばかりです。

そんな有給ですが、世の中そんな甘いものではありません。

大企業やしっかりとした企業などはそんなことないのかもしれませんが、一部の企業では有給制度はあっても実質ないのと同じようなところもあります。

例えば有給をとるためには上司に申請を出す必要があると思うのですが、一部の企業では上司に申請を出すと嫌味を言われます。

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有給は基本的に平日など普段働いている日にとるものとなるのでいつもより1人少ない状態で働くこととなります。

そのためお前が休むことで他の人達の仕事が増えると言われたりします。

それと日本には努力は美しいという風潮があります。

実際努力することは良いことだと思うのですが、なんか努力の解釈が違うと言いますか苦労することが良いみたいな意味になってるところがあります。

有給は本来働いている日に休みを入れる制度なので、普段働く日に休む=働かない=努力していない=ダメな奴みたいな感じになっちゃうんですよね。

これは有給だけの話ではなくて、風邪など病気で休んだ場合にもこうなることもあります。

病気や事故などはいくら自分で気を付けていてもなるときはなります。

ですが、日本にある曲がった努力の風潮だと風邪や事故でけがをしていても出社するぐらいの気概を見せることが美しいみたいなところがあります。

こういうのって本当は上司とか先輩など上の人が正さなければならないことだと思うんです。

ですが、むしろ上の人達がそうするのが美しいと思っちゃっているのでこんなことを言う人は異端で無能だと言われかねません。

もちろん日本全体がこういった考え方をしているわけではありませんが、心のどこかで休んだり忙しくしていないのはダメみたいな考えが根付いているように感じます。

かくいう私もそうで、空き時間には何かしてなきゃいけないんじゃないかって変な焦燥感に駆られてソワソワしてしまうことがあります。

ブログなどもそうなんですが、たまに更新が空いたりするとなんだかサボってるみたいでソワソワして自分がダメな奴なんじゃないかって思ってくるんですよね。

少し話がそれましたが他にも有給がとりづらい理由があって、企業や職種によっては人手が足りていないところもあると思います。

そんな職場で有給制度があっても、働いている人は自ら進んで有給をとりづらいですよね。

みんな忙しい中自分だけ休むなんてなんだかズルい感じがして言い出しづらい雰囲気ができてしまうと思うんです。

こんな状況でも有給は与えられた権利なのですからとっても良いのです。

それはわかっていてもいざ有給を申請するときは気軽にはできません。

私は昔有給を1度も使わずに辞めたことがあります。

その理由が人手不足でギリギリの中有給を取るのが申し訳なく感じたからです。

多分私みたいな人は少なくないのではないかと思います。

これならいっそ有給なんて制度を取りやめるか、もしくは有給という制度を意地でも続けていくならいちいち文句いったりとりやすい雰囲気を作れよって思ってしまいます。

ただの感想なのですがなんかいろいろとおかしいなって思ってしまいますね。

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