みなさんは「モラハラ」ってご存知ですか?
まだ一般的に浸透していないかもしれないので、まずモラハラについて説明しますが、モラハラとは「モラルハラスメント」の事を略して「モラハラ」と言います。
定義としては、モラル(※正式にはモラール〈精神の〉)ハラスメント(いじめ・嫌がらせ・苦しめる事)と言う意味があり、訳すると、生活においての態度や言動による嫌がらせの事です。
具体的に例を挙げるとすれば、友人同士や恋人同士の間で、一方が汚い言葉で責めたり、無視をする事などです。
こう聞くと案外身近にある事がわかると思います。
そんな身近に潜んでいるモラハラは、決して誇れる行為とは言えません。
今回はそんなモラハラについてのお話です。
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モラルハラスメントとは
上記でも説明した通り、モラハラとは、言葉や態度による嫌がらせの事です。
要するにいじめです。
一般的には恋人や夫婦間に見られますが、男女の関係だけではなく、職場でも学校でもどこにでもあり得る事で、同性や友人同士の間にもモラハラは起こります。
学生のいじめの種類の1つに、「特定の人を無視する」事がありますよね。
恐らく20~30代の人であれば、ほとんどの人が体験している、もしくはされているのを見たことがあると思います。
いじめと一口に言っても、殴る蹴るなどの直接的な暴力から、無視したり、デブやチビなど言葉による暴力もあります。
友人同士や知り合いであれば「いじめ」と言われ。
恋人や夫婦であれば、「DV(ドメスティック・バイオレンス)」と呼ばれています。
モラハラはよく聞くようにはなりましたが、今でもよくわかっていない人も多くいるでしょう。
しかし、ご覧のように意外と身近で、自分がされた経験がある、したことがあると言う人も少なくないでしょう。
モラハラの具体的な例
次に、具体的にどのような事例があるのかを見ていきましょう。
ケース1:自分や好きな人以外邪魔だと考える人
嫌われる人の特徴の1つに必ず上がってくる、「店員に横暴な態度をとる人」です。
あなたがデートでショッピングをしている時に、かわいい服を見付け、これどう?などと話しているとします。
その時、お店の人が「良ければ試着もできますよ」とか「色違いの物もあります」と声をかけてきますよね。
それに対し、店員に向かって「うるさい」「邪魔だ」など暴言を吐いたり、「チッと聞こえるように舌打ちをする」など言葉や態度で嫌な気持ちにさせる人がいます。
このような人は、今は仲良くできているので問題ないかもしれませんが、今後何かのきっかけで、あなたが気に入らない行動や態度を取った時に、あなたに対してこのような態度や言葉を向ける可能性が高いです。
ケース2:仕事をさせたがらない人
出産後、子供もある程度大きくなってきて、子供を保育園などに預け、奥さんも働きたいと考える事もあります。
しかし、それを許さない旦那さんなども少なくありません。
お互いに考え方があって、意見が食い違う事ももちろん夫婦とは言えあるでしょう。
この場合、意見が食い違うどころか、頭ごなしに否定します。
「お前は家事をしろ」「働くのはダメだ」と否定し、その話になったら「無視する」「あからさまに機嫌が悪くなる」など自分の意見を曲げず、一歩も譲りません。
人それぞれ考え方はあるとは思いますが、本当に仕事をしない方が良い理由は話しません。
「お前は社会に出るのは向いていない」「誰が子供の面倒を見るんだ」などともっともらしい事を言いますが、向いているか向いていないかはやってみないとわかりませんし、出産前はそうであっても、出産後は違うかもしれません。
子どもの面倒を見るのも、必ず女性がする決まりはありません。
夫婦で協力する事であり、奥さんがしなければならない事ではありません。
昔は、女性がバリバリ働ける場所が少なかった事もあり、女性が子供の世話や家事をして、男性が外で仕事をして収入を得る事が当たり前だっただけです。
このような人は、本当に思っている事を自分でも理解していないのか、言わないのかはわかりませんが、本当は別の理由で奥さんを家から出したくないのです。
つまり束縛していると言う事で、精神的な苦痛を与えているので、こちらもモラハラのよくあるケースです。
ケース3:責任を押し付ける人
例えば、パソコンで大事な資料作成を家でしている時に、気を遣わず話しかけて怒られるのは納得だと思います。
モラハラのケースでは「掃除機をかけている音がうるさいせいで進まない」「テレビの音がうるさい」「近くにいると気が散る」など程度はあるものの、仕方ない事を、お前のせいでと人のせいにしてくる人がいます。
上記の例はまだ優しいもので、奥さんが弁当を作って持たせているのを「お前が弁当なんか作るから会社に遅れた」とか「お前の弁当のせいで上司に怒られた」など理不尽な事で怒られるケースもあります。
中には自分で間違えたくせに、「お前が指摘しないから間違えたじゃないか」と責める人もいます。
ここまでひどい人は、すぐにわかると思うので被害も少なくて済みますが、最初は軽い責任転嫁から始まります。
考え事をしているのを知らず、話しかけたら怒られるなど、こちらに非がある事から始まり、次第にエスカレートしていき精神的に追い詰めていくのです。
どのような事かはもうお分かりいただけたかと思いますので、次にモラハラをする人の特徴をお話していきたいと思います。
モラハラをする人の特徴
最初は良い人
辛い過去などで同情を誘う
嘘つき
自分を正当化して責任転嫁する
独占欲が強い
思い通りにならないと機嫌が悪くなる
より密室に近い時に態度や言葉が悪くなる
言う事がコロコロと変わる
プライドが極端に高い
自分が1番になりたがる
他人の考えや価値観を理解しようとしない
他人の成功談や幸せを妬み見下す
自分より下だと思う人には偉そうな態度をとる
謝らない
自分の価値観や考えを他人に押し付ける
間違いを指摘されたり反対する意見に対し怒りをあらわにする
知り合いなどはいるが友人と呼べるような人が少ない
勝ち・負けにこだわる
思い込みが激しい
直接的な暴力は振るわない(言葉や態度で威圧する)
以上のような特徴があります。
このような人が周りにいれば注意が必要です。
まとめ
相手に直接的な暴力は振るいませんが、言葉や態度で威圧し、自分が全て正しいと思っていて、間違いを指摘されたり批判を受けると以上に怒ります。自分の考えを人に押し付け、その考えから外れると強く非難します。
また、独占欲が強く、恋人などのパートナーを束縛し、自分の思い通りにならないと不機嫌になります。
自分が1番じゃないと嫌がり、人の幸せや成功談に対し批判して妬みケチをつけて見下します。そして、言う事に一貫性がなく、しょっちゅう言っている事が変わり、よくウソをつき、自分の都合の悪い事はすぐ忘れます。
白黒つけたがり、異常に勝ち負けにこだわり、勝たなければ不機嫌になります。
以上のような人がモラハラをする人の特徴となっています。
最初は良い人のように振る舞うので、ある程度仲良くならないと気が付かないと思いますが、徐々に嘘が多いなとか、言ってることがコロコロ変わるななど異変を感じると思います。
ですが、ある程度わかった時にはすでに遅いかもしれません。
もし男女の間柄で、気になる人や好きな人がモラハラしないか見分けたいとお考えでしたら1ついい方法があります。
モラハラをするタイプの簡単な見分け方
その方法とは、母親に対する態度や言葉遣いを見れば一発で見分ける事ができます。
母親は、1番身近な異性で1番付き合いの長い異性なので、もし付き合ったり結婚をするなど、長い付き合いになる事を考えているなら、1番参考になるのが母親との関係です。(女性の場合父親に対する態度)
男女はこれですぐにわかりますが、同性の場合はどうでしょう。
これは、その人の後輩や友人との付き合い方や、他人に対する批判が多い人など、周りに対する接し方や考え方を見ればすぐにわかります。
これだけで判断すことはできますが、これだけに頼るのではなく、他の要素も踏まえて考えるようにしてください。
ずる賢いタイプの人は、それを踏まえて行動します。
人前では絶対に尻尾を出さないなど、徹底するタイプも少なくないので、その人のしぐさや表情などを細かく観察して、しぐさと表情が一致しないなど細かい動作も踏まえて判断するのが1番の回避法です。
ちなみに笑うときに顔の半分が笑っていない人などが危険な可能性がありますが、単に人見知りでどんな表情をしていいのか慣れていない人もいますので、自分がそう思ったからと言って、他人を巻き込んでまで「あの人は危ない」などと言うのは風評被害となりますので、十分注意するか、他人を巻き込まないようにしてください。
でないと、あなたが「モラハラ」をしている事になりますから。
なおモラハラについては以上ですが、他にも深刻な社会問題であるハラスメントは多数存在します。そんなハラスメント問題をまとめたのがこちら一体いくつあるの?かなり増えた「ハラスメント」のまとめにあるので良ければついでにどうぞ。
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